神奈川県・藤野の歩き方 この人に会いに行こう

神奈川県・藤野の歩き方 この人に会いに行こう

観光名所もいいけど、せっかく地域に足を運ぶなら、その地域の人とつながりを持ちたいもの。ぜひこの人に会っていって!という、神奈川県・藤野エリアの、まちの顔ともいうべき人をご紹介します。

今回執筆を担当したのは、藤野在住ライター・平川まんぼうです!

平川まんぼう

私は、2006年、旧藤野町(相模原市緑区)に移住しました。とにかく、藤野の多様性のあるコミュニティにすっかり魅了されてしまい、現在はまちづくり、暮らしなどを主なテーマに執筆しています。2011年まで地域リトルプレス「フジノぼん」を発行し、地域にまつわるフリーペーパーや観光パンフレットの制作なども手がけているおかげで、顔だけはやたら広いのが自慢です。藤野では「まんぼう」と呼ばれています。私のおすすめする藤野のキーマンをご紹介します!

藤野ってどんなとこ?

神奈川県旧津久井郡藤野町(現相模原市緑区)は人口約9000人。中央道が走り、電車でのアクセスも都心まで1時間ほどという便利な立地ながら、今なお里山の暮らしが息づく中山間地のまちです。30年以上まえから芸術家の移住を推進し、シュタイナー学園やパーマカルチャーセンタージャパンなどの新しいカルチャーも積極的に受け入れてきました。その後、持続可能な社会への移行を目指す市民団体「トランジション藤野」が立ち上がると移住の波はますます加速。現在は、人口の約3割が過去数十年の間に移ってきた移住者だと言われています。それでは、藤野で、会ってほしいすてきな人たちをご紹介します!

中村 賢一さん

中村 賢一さん

元藤野町役場職員でもある賢一さんは「一般社団法人藤野エリアマネジメント」という、藤野エリアの地域環境向上を民間からサポートする団体の代表理事をされています。藤野地域の移住の歴史を聞くならこの人! 生まれも育ちも藤野という生粋の藤野人でもある賢一さんは、役場職員時代にふるさと芸術村構想の立ち上げに関わり、シュタイナー学園の誘致にも尽力されるなど、移住があとを絶たないまち・藤野をつくりあげたキーマンのひとりです。退職後も「ふじのアートビレッジ」や、廃ホテルを活用したアトリエ施設「藤野サンヒルズ」の設立・運営を手がけるなどアクティブに活動し、多くの住民が心底頼りにしています!藤野への移住を検討しているなら、ぜひ会いたい人のひとりです。

一般社団法人藤野エリアマネジメント

森久保 周一さん 和子さん

森久保 周一さん 和子さんkk

カフェレストランShuオーナーご夫妻です。町役場職員だったシュウさんが、退職後、みんなが集える場をつくろうと一念発起してカフェレストランをオープン。ライブやイベント、個展、結婚式などさまざまに活用され、藤野コミュニティの重要拠点のひとつでもあります。何かやりたいと思ったときに、そのスペースがあるというのは結構重要なこと。Shuがなかったら、藤野の横のつながりはここまで濃くならなかったかもしれません。シュウさんは、青田(おおだ)地区の古民家を改修して民泊施設「おおだ山荘」も運営中。藤野&古民家暮らしの体験に、ぜひ!

カフェレストランShu

小山 宮佳江さん

小山 宮佳江さん

藤野観光協会の事務局をしていらっしゃいます。また、NPO法人トランジション・ジャパンという、日本におけるトランジションタウン運動のサポート、ネットワークづくりなどを行なうNPO法人の共同代表でもある宮佳江さん。藤野・篠原地区にある「パーマカルチャーセンタージャパン」の講座を受講したことをきっかけに藤野に移住。藤野観光協会の事務局として地域を知り尽くし、イベントを掛け持ちで回ることはしょっちゅうの超アクティブウーマン! 持続可能な社会への移行を目指す市民運動「トランジション藤野」のコアメンバーでもあります。藤野が広く知られるきっかけになったトランジション・タウン運動から藤野に興味を持った人は、宮佳江さんを訪ねてみると、その成り立ちが見えてくるはず。

宮佳江さんが案内人を務める 「藤野1DAYツアー

池辺 潤一さん

池辺 潤一さん

藤野の地域通貨よろづ屋事務局。建築家。田舎暮らしをするための土地を探していて藤野にたどり着き、トランジション藤野の活動に参加。仕事では、国産材を使った自然住宅の設計を手がけ、町内にも池辺さんが手がけた自然住宅や施設がいっぱいあります。部屋の間仕切りがほとんどないなど、ゆる〜い藤野を象徴するようなユニークでシンプルな設計が人気のひみつ。今や藤野では当たり前のように使われているコミュニケーションツール「地域通貨よろづ屋」の立ち上げメンバーでもあります。地域通貨のことが知りたければ、池辺さんに聞くのがおすすめ!

池辺さんが講師を務めるグリーンズの学校 「コミュニティ経済と地域通貨・仮想通貨、未来のお金を考えるクラス

傍嶋 飛龍さん

傍嶋 飛龍さん

藤野・綱子地区に誕生した廃材エコヴィレッジゆるゆる・村長。万華鏡作家。藤野駅から車で30分、藤野の秘境と呼ばれる綱子地区で、使われていなかった工場を、廃材を使ってリノベーション。ロケットストーブや五右衛門風呂、コンポストトイレや緑化屋根など、エコなシステム満載のエコヴィレッジつくりに挑戦中! ゆるゆる村民や来訪者を巻き込んで工事が進められ、これ本当に廃材!? と誰もが驚く完成度の高さ、アート作品っぷりに、地域内外から注目を集めています。映画上映会や祭りなど、イベントも多数開催中。ちなみに飛龍さんがつくる万華鏡も、幻想的すぎてヤバいです。

廃材エコヴィレッジゆるゆるfacebookページ

大和 真由美さん

大和 真由美さん

暮らしの手仕事~くらして~主宰。手仕事会や暮らしが心地よくなる衣の提案をしている「くらして」。アパレル関係に勤めていた真由美さんが、藤野に移住し、自然素材を使った手づくりの衣服を身にまとうようになった経験から生まれた、衣のコミュニティスペース。手仕事会では、下着や洋服をイチからつくってみたり、藍や綿の栽培、糸紡ぎなど、ゼロから衣服を生み出す体験ができる通年講座があったり。全国から講座参加者が集まりますが、真由美さんのオープンでほんわかした人柄が醸し出す居心地の良さに、地域女子の女子会スペースにもなっております…。

「くらして」facebookページ

この記事を書いた人

Author
Yuki HIrakawa
ストーリーライター/文筆家
リアリティを残し、行間を拾う、ストーリーライター/文筆家。1979年生まれ。
20代前半を音楽インディーズ雑誌の編集長として過ごし、生き方や表現について多くのミュージシャンから影響を受けた。2006年、神奈川県の里山のまち、旧藤野町(相模原市緑区)に移住。その多様性のあるコミュニティにすっかり魅了され、現在はまちづくり、暮らしなどを主なテーマに執筆中。通称「まんぼう」。メンタル的自給自足、目指してます。