生産地である地方の価値を高めるとともに、地域の魅力や独自性を発信することで、地域内外から多くのファンを育てることです。そのために、食育を通じて地域の食文化や食材の大切さを伝え、人々の意識を高めます。さらに、地域の魅力を知った人々が集まり、交流を深める場を創出することで、地域内外を問わず、人と人がつながるコミュニティを形成します。この取り組みにより、地域の発展と持続可能な未来を目指したい。

大学卒業後、海外の2校に留学。営業職、飲食業、複数の旅館・ホテル業、外資系ホテルを経て、リトリートホテル支配人を歴任。
地域に根ざし、不効率で泥臭い人間関係の構築や、皆が本来備えている潜在的な生きる知恵や力を引き出すトリガー作りに取り組みたいという思いから、2020年4月より令和4年度の地域活性化起業人として、地域活性化プロジェクトに従事。
令和6年4月に、民泊、貸農園、体験型アクティビティなど、多角的な事業展開を見込んで起業。

私は、これまでの3年間で培った地域ネットワークを活用し、地域資源を効果的に掘り起こし、それを地域外へ発信することに取り組んできました。地域資源の魅力を最大限に引き出し、対外的なPRを行うことで、地域の魅力を広く伝えると同時に新たな価値を創出しています。

また、多様な人々や組織を巻き込む力を発揮し、地域課題に真摯に向き合いながら、他産業との連携による新たな仕組みづくりにも挑戦しています。これにより、地域の持続可能な発展を支える基盤を構築し、地域全体の活性化に貢献しています。

藤井エリアは、紀の川市の中でも特に豊かな自然と人の温かさが感じられる地域です。自転車で20分ほどで一周できる小さな集落ですが、そこには愛情を込めて作られたフルーツや野菜がたくさん育っています。
この地域で特徴的なのは、「おすそわけ」という文化。農家さんたちは収穫した果物や野菜を分け合い、「あの人、元気かな」と気遣いの心を届けます。その優しさに触れることで、きっと都会では味わえない人と人の絆を感じ頂けると思います。