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田中 基次
地域の人
奄美大島の自然を活かした、持続可能な社会づくりに貢献したい。
埼玉県出身。琉球大学農学部卒業後、沖縄でシーカヤックガイドとして多くの島々に渡る。
28歳で信州大学医学部保健学科に入学、32歳で作業療法士となる。沖縄の精神科病院で病棟OT、精神デイケア、精神科訪問看護および退院前訪問に従事。
40歳で奄美大島に移住、精神科訪問看護ステーションにて1年勤務。
その後あまみん(就労継続支援B型)を起業し、現在7年目。
趣味はサーフィンやシーカヤック、漁協の準組合員として素潜り漁も好き(だが最近は忙しくて行けてない)。
世界自然遺産の島、奄美大島にある障害者就労支援施設あまみんは今年で7年目。
近隣農家のお手伝い(農福連携)をし、その労働対価をお金ではなくフルーツでいただき、それをジェラートに加工したり、有機栽培のハーブをハーブティーにして利用者さんの工賃を稼ぐというスタイルで運営しています。
作っているジェラートはフルーツ系は果汁50%、南西諸島の各島々から素材を集め、18種類のカップジェラートを島内外に販売、また敷地内にはジェラテリアもオープンしています。
ハーブティー部門はバタフライピーやローゼル、そのほか多品目のハーブを有機栽培し、今後は果樹にも力を入れてきます。
これらの取り組みは2021ノウフクアワード優秀賞やディスカバー農山漁村の宝アワード2022受賞など、農水省にも評価していただけました。
今後の展開としては余剰作物や食品加工の残渣を無駄にしないよう精油と芳香蒸留水を製造できる減圧低温蒸留器の導入が決まっており、これらの残渣を堆肥化して畑に戻す島内循環型の農業の確立を目指します。
また世界自然遺産の島として、農福連携プラス自然保護にも取り組み、在来海浜植物の栽培を通じてECO-DRR(自然の力で減災する)での利用ができる準備を行っていきます。
このように私たちのベースは障害者福祉でありますが、障害を持った方と一緒に奄美大島をよりよくすることにそのチカラを使っていきたいと考えています。