- SMOUT
- プロジェクトをさがす
- 農業と福祉の連携(農福連携)で奄美大島の島内循環型農業を一緒に目指しましょう!
奄美大島に移住し起業した障害者就労支援施設。障害を持った方々と一緒に取り組む農福連携で、農家手伝いで得たフルーツや自家栽培ハーブをジェラートやハーブティーに加工し販売しています。その過程で出る加工残渣や余剰作物を有効利用する為に精油や芳香蒸留水の製造を思い立ち、数か月後に減圧低温蒸留器を導入することになりました。そして蒸留後の残渣は堆肥化し畑に返せば島内循環型農業の出来上がり!ともう一歩で”島に良いこと”が現実となります。
奄美大島はほとんどの物資輸送がフェリーに依存しており、農業資材や肥料も例外ではありません。これらの仕組みができれば輸送に使うエネルギーもお金も節約でき、環境にやさしく持続可能な産業となると期待しています。
このプロジェクトを実現させるためには一緒に取り組んでくれる仲間が必要です。
自然豊かな奄美大島で農福連携を楽しんでくれる仲間との出会いに期待します。
島の食は意外とエコじゃなかった。。
島の農業は農薬や化学肥料を用いる慣行農業がメインで、有機栽培はまだまだこれからです(私たちも完全に有機栽培に移行できているわけではありません)。そして農業従事者は60歳以上が約7割、産業としても約1割という状況で、今後さらに高齢化・離農者増に拍車がかかると予想されています。
食料自給率は著しく低く、夏の台風や冬の北風でフェリーが数日欠航するとスーパーの生鮮食料品の棚はカラになり、島内生産力の脆弱さに不安を感じるほどです。
フェリーが止まれば何も手に入らないということは、それだけ輸送にエネルギーを使っているということ。そして燃料代が高騰すれば食品だけでなく農業資材の価格が高くなります。『島内で作物が作れれば解消できる課題なのに、島の食は意外とエコじゃないなぁ』と、自分の運営している福祉施設あまみんでもなにか取り組むことができないかと考えるようになりました。
そんなことを言いつつ、私たちの作るジェラートやハーブティーの加工残渣や余剰作物も活用されることなく捨ててしまっており、『自分もエコじゃないじゃん』という想いから『きちんと向き合って取り組いでいこう。出来ちゃったら面白そうだし』と思えてきました。
ジェラートにするためのパッションフルーツ加工で出る残渣
奄美大島での農福連携を、より深めてみたい方と出会いたい。
私たちが島内循環型農業を完成させるためには、有機栽培や農家手伝い、ハーブティー製造販売、ジェラート製造販売、蒸留での精油と芳香蒸留水の製造販売、堆肥化といった複数の業務を一つの事業所で行う必要があります。現状ではそれぞれのチームにスタッフと障害を持った方々(利用者さんと呼んでいます)が関わり業務を行っていますが、これらは連続した流れであるため全体をみる役割も必要です。
・・・と内容が固くなりましたが、利用者さんといろんな業務を楽しみながら、環境にやさしい仕組みづくりをしてやろう!農福連携をより深めてみたいぞ!という方と出会えればと思っています。
有機栽培バタフライピーの収穫は利用者さんたちと手摘みで。。
南西諸島の島々から素材を集めたカップジェラートは18種類。
奄美大島に移住して農福連携に関わってくれる方募集!
農福連携での島内循環型農業のプロジェクトですが、日常的な業務としては障害を持った方と一緒に農作業・ハーブティー・ジェラート製造販売のいずれかをベースに、今後導入する減圧低温蒸留器による精油と芳香蒸留水の商品開発などに携わることになります。
初年度は有期雇用で、その後無期雇用への転換もあり。
月~金8:30~17:30のうち7~8時間
時給950~1200円(土曜出勤は時給200~300円UP)
ジェラテリアでは作りたてを提供しています。
収穫したバタフライピーはハーブティーに加工します。
にユーザー登録して もっと活用しよう!無料
- 地域をフォローできるようになり、地域の最新情報がメールで届く
- あなたのプロフィールを見た地域の人からスカウトが届く
- 気になった地域の人に直接チャットすることができる
2年前に世界自然遺産に登録された奄美大島。島の人口約6万人、弊社のある龍郷町は約6,000人の小さな町です。東京・大阪・福岡・鹿児島から直行便が飛んでいるため空路でのアクセスが良く、温暖な気候と緩やかな雰囲気を求めて観光客が訪れます。
私は沖縄からの移住者ですが、なぜ移住したかというと華やかな観光地となった沖縄と比べて、奄美の持つゆったりとした雰囲気が好きになったからでした。移住に際して『買い物不便じゃない?』とか『島ちっちゃすぎない?』とか言われましたが、ほぼ問題ありません。ライフスタイルにもよりますが、内地に比べて使うお金が少ないのでバリバリ稼ぐ派の人はごく少数派で、自然が好きな方は楽しく暮らしていけます。
埼玉県出身。琉球大学農学部卒業後、沖縄でシーカヤックガイドとして多くの島々に渡る。
28歳で信州大学医学部保健学科に入学、32歳で作業療法士となる。沖縄の精神科病院で病棟OT、精神デイケア、精神科訪問看護および退院前訪問に従事。
40歳で奄美大島に移住、精神科訪問看護ステーションにて1年勤務。
その後あまみん(就労継続支援B型)を起業し、現在7年目。
趣味はサーフィンやシーカヤック、漁協の準組合員として素潜り漁も好き(だが最近は忙しくて行けてない)。