様々なメディアで目にする機会が増えた「移住」という選択肢。 なんとなく関心はあるものの、いきなりどこかに移り住むのはハードルが高いし、そもそも地域での暮らしってどういうものなんだろう…？と思うことはありませんか。 そんな方に向けて、さまざまな地域で一定期間現地に滞在し、実際の暮らしを体験できる「お試し移住」というプログラムが用意されています。 観光や旅行で訪れるのではなく、地域の気候や日々の買い物や交通の便、その土地に根付くコミュニティを知ることで、生活をする場所としての理解が深まるのがお試し暮らしのメリット。
地域には、自治体や企業などが所有するお試し滞在ができる住まいや、地元の人たちと交流したり地域の暮らしを体験するツアーなど、さまざまな取り組みがあります。 ぜひお試し移住を通じて自分にぴったりの地域を見つけてみてください。
そうは言っても、実際お試し移住ってどんな感じなんだろう？と思っている方におすすめしたいのが、1月17日（金）より全国公開される映画『サンセット・サンライズ』です。
楡周平さんの原作小説を、宮藤官九郎さんが脚本を手がけ、『正欲』（23）の岸善幸監督が映画化。 主演の菅田将暉さん演じる主人公の会社員 西尾晋作が、東京から南三陸へ移住するところから物語が始まるヒューマンコメディです。
一筋縄ではいかない、都会とは違う距離感の交流に戸惑いながらも、持ち前のポジティブな性格と行動力でいつしか地域に溶け込んでいく主人公の姿から「お試し移住」の様子や、そこからはじまる人間ドラマを見ていただけたらと思います。
・体験ツアーに参加しよう 地域の人との交流を深めたり、その土地の文化や暮らしを知ることができるよう、さまざまな体験ツアーが用意されています。 地元の食材を使った料理教室や地域の人と交流できるイベントをはじめ、空き家見学や仕事体験など、あなたの興味関心に合うものにまずは参加してみましょう。
・生活環境をチェック 普段住んでいる場所とは、医療機関や公共施設をはじめ、日々の買い物や利用できる交通機関など、毎日の生活を支えてくれる環境も異なります。水道光熱費や自家用車が必要かどうかなど、実際に暮らす場合の生活コストの試算もしてみましょう。また、気候の差をチェックすることも大切です。 どんな暮らしができそうか、妄想しながら町を歩けるのも、お試し移住の醍醐味です。
・地元のお店に行ってみよう 都市部に比べ大型の商業施設や娯楽施設が少ない一方、地域には個人で経営している小さいお店が充実しているという特徴も。気になるお店には、思い切って足を踏み入れてみましょう。お店の方との会話を楽しんだり、普段目にしない商品を買い求められるという新しい価値観に出会うきっかけにもなります。
「お試し住宅」とは、移住者を受け入れる自治体や企業などが提供している施設のことで、古民家や自然環境が豊かなロケーションなど種類はさまざまです。 利用には一定の料金がかかるのが一般的ですが、あくまで移住体験を目的としているため、料金は一般的な宿泊施設よりも低く設定される傾向にあり、中には無料で滞在できる施設もあります！ 年齢や家族構成など、一定の条件が設定されていたり、利用期間の上限が設定されている施設もあります。 施設によっては、地元の人たちと交流したり地域の暮らしを体験するツアーなどを併せて行っていることもあります。
ぜひ気になる地域での「お試し移住」を通じて、自分や家族に合った地域を見つけてみてください！
【ストーリー】新型コロナウイルスのパンデミックで世界中がロックダウンに追い込まれた2020年。リモートワークを機に東京の大企業に勤める釣り好きの晋作(菅田将暉)は、4LDK・家賃6万円の神物件に一目惚れ。何より海が近くて大好きな釣りが楽しめる三陸の町で気楽な“お試し移住”をスタート。仕事の合間には海へ通って釣り三昧の日々を過ごすが、東京から来た〈よそ者〉の晋作に、町の人たちは気が気でない。一癖も二癖もある地元民の距離感ゼロの交流にとまどいながらも、持ち前のポジティブな性格と行動力でいつしか溶け込んでいく晋作だったが、その先にはまさかの人生が待っていた—?!
・配給：ワーナー・ブラザース映画 ・コピーライト：Ⓒ楡周平／講談社 Ⓒ2024「サンセット・サンライズ」製作委員会 ・出演：菅田将暉、井上真央、中村雅俊、三宅健、池脇千鶴、竹原ピストル、山本浩司、好井まさお、小日向文世ほか 1月17日(金)全国ロードショー http://sunsetsunrise-movie.jp
