
広島県呉市
広島県呉市の地域の人と
つながろう!
広島県呉市ってどんなところ?
豊町には約1,700人(2019年12月末現在)が住んでおり、大長・御手洗・久比・沖友の4つの集落により形成されています。この島には、柑橘類が実る段々畑と波が穏やかな瀬戸内海がすぐ近くにあります。私たちの事務所は、久比にあります。基幹産業はみかん栽培で、「大長みかん」が有名です。国産レモンの発祥地でもあり、栽培の歴史は100年以上です。久比に住む方の多くは、みかんやレモンを栽培する農家さんたちです。
その久比から車で東に10分ほど走ると御手洗地区に到着します。江戸時代に「風待ち・潮待ち」の港町として形成された御手洗地区は、昭和初期に至るまで、瀬戸内海交通の中継港として栄えました。江戸時代から昭和初期に建てられた伝統的な形式をとどめる民家が数多く残っており、1994年に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。
さらに、大崎下島の北には、面積0.78km²ほどの小さな有人島「三角島」があります。久比港から小型フェリーに乗船し、約10分ほどで到着します。島の就業者のほとんどは、柑橘栽培と造船業に従事しており、観光や宿泊施設はありませんが、日帰りでの魚釣りが目的で訪れる人が多くいます。
呉市街地から陸路での行き方は、下蒲刈島、上蒲刈島、豊島の島々を渡ると久比のある大崎下島にたどり着きます。車で約1時間ほどの場所で、これら主要四島を「安芸灘地域」と呼びます。この瀬戸内海に浮かぶ島々を、庭園をわたる飛石にたとえ「安芸灘とびしま海道」とも呼ばれ、多くのサイクリストが集まり、海沿いの開放的な風景や古い町並みを思う存分楽しんでいます。
大崎下島は、瀬戸内海の豊かな自然を全身で味わうことのできる島です。
朝は小鳥のさえずりが響き、夜は満点の星空がみえ、秋から冬にかけて様々な柑橘の実が色づきます。
一方で、かつては黄金の島として名を馳せた大崎下島は、1970年台に、柑橘の大量生産が全国各地で起こった影響で、衰退の一途を辿ります。
若者は農家を継がずに本土へと渡っていった結果、今では高齢化率70%、空き家率40%になってしまいました。
ここまで読むとネガティブに聞こえるかもしれませんが、見方を変えると、物々交換の習慣や立派な日本の木造建築など、1970年台以前の暮らしがここには残っているとも言えます。
都市化のしがらみに囚われず、新たなライフスタイルを探究していくためには、久比は最高の地域であると確信しています。
音戸は、呉市の離島、倉橋島にあります。島は2つの音戸大橋でつながり、呉駅から車で約20分の距離。音戸イロリバHOUSEのある一角は、古民家が並ぶ古い通りで、ここ数年で、古民家カフェや雑貨屋、ギャラリー、ドライフラワーのショップが出店し、新しい動きが出ています。
かつて瀬戸内海航路が盛んな江戸時代は、風待ちの港として栄えていました。平安時代には平清盛が音戸の瀬戸を開削したという伝説もあり、歴史的なエリアです。立地としては、ハブとしての機能が高く、様々な場所へのアクセスに便利。江田島方面、広島市内、竹原市方面、西条方面など、日帰り観光が楽しめます。