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地方での副業・兼業が注目されています
2018年の働き方改革以降、都市部企業の副業解禁や、新型コロナウイルスの流行に伴うリモートワークの普及により、「副業・兼業を持つこと」が新たな働き方として注目されています。
一方で、人口減少が大きな課題となっている地方では、移住・定住推進や関係人口の創出が急務であり、副業・兼業を通じた都市部人材の確保がその手段の一つとして期待されています。
こういった背景の中、「地元やふるさとに貢献したい」「本業を続けたまま新しいチャレンジがしたい」「時短・スキマ時間を活用したい」など、単なる収入増とは別軸で、地方での副業・兼業が注目を集めています。
副業の種類や地域・需要によって得られる収入は異なりますが、複数の収入源を確保することで、安定した収入の確保、収入を増やすことが可能です。
地方特有の副業として代表的なものが、シーズナルな仕事(農作業や観光業)です。一般的に都市部よりも地方のほうが時給は低くなる傾向がありますが、観光地や特産品のある地域では繁忙期の時給が高めに設定されることもあります。本業の閑散期や旅行の予定にあわせて副業をねらってみるのもいかがでしょうか。ただし、地域や仕事内容によって時給が変動するので、行く前に地域の求人サイトや労働相談窓口に確認してみましょう。
具体的な例
・北海道の農業:メロンやジャガイモの収穫期などは時給1,000円~1,500円。
・沖縄の観光業:リゾートホテルの繁忙期は時給1,200円~1,800円。
・信州の農業:リンゴの収穫期は時給900円~1,300円。
・京都の観光業:観光ガイドや着物レンタル店の繁忙期は時給1,200円~2,000円。
また、収入面以外にも、
・自分のスキルを地方創生に活かすチャンスがある
・本業とは異なった新しい人脈を広げることができる
・都会では得られない知識や経験を得れる
・起業や転職の前にその地方のことを知ることができる
といった自己実現の追求や幸福度の向上に、地方での副業・兼業という選択肢があるのではないでしょうか。
実際に地域での副業・兼業を探す前に、まずは自分の現状の整理から始めることをおすすめします。
1.ライフスタイルの確認
オンラインにするのか?現地に行くのか?は、非常に重要なポイントです。
本業が対面の仕事であったり、家庭の事情で引っ越しや移動が難しい場合はオンラインでできる副業を探してみましょう。また、場所を選ばず旅するように働きたい人にも向いています。
現地での副業では、地域の人と直接関わりをもつことになるので、人脈を広げたい、地域のコミュニティに参加してみたい人に向いています。
2.スキルと興味の分析
対人スキルや体力に自信がある人は、現地での接客業や農作業に需要があります。人と直接関わることに興味が高いのであれば、現地で働くことを視野にいれてみるのもいかがでしょうか。
オンライン副業では、パソコンをつかった仕事が中心となるため、WEBやSNSに興味があったり、プログラミングやデザインといった専門性の高いスキルがある人に向いています。また、インターネットがつながる環境を確保できることも重要です。
3.目標の設定
副業でどのくらいの収入を得たいのか、副業を通じて何を学びたいかを明確にしましょう。
明確にすることによって、オンラインと対面のどちらがそれを実現しやすいか、どれくらいの時間をかければよいかなど、具体的な計画が立てることができます。
これらのポイントを考慮しながら、地域の特性や自分の生活スタイルに合った副業を見つけることで、無理なく副業を続けてみましょう。
オンラインでできる副業の具体例
・フリーランスのライター、編集者
・Eコマース・ネット販売
・メール対応・データ入力等のリモートアシスト
現地でできる副業の具体例
・観光ガイド
・農業ヘルパー
・飲食店・宿泊施設のスタッフ
地方での副業・兼業のメリットをご紹介してきましたが、もちろん注意点もあります。気持ちよく新しいチャレンジができるようリスクを理解して準備を進めましょう。
事前に把握しておくと良い注意点
・本業として勤務している会社の就業規則に副業・兼業は禁止されていないか
禁止と知らずに始めてしまうと、後にトラブルになってしまう恐れがあります。
・オンラインで働けるのか、出社が必要なのか
例えば交通に時間がかかる場合、本業のスケジュールにも支障が出てしまう可能性もあります。また都市に比べ地方は交通手段が少ないため、自動車や駐車場の確保が必要になる場合があります。またオンラインで働ける場合でも、安定したネット環境の確保が必要となってきます。
・副業・兼業で得たい収入はどのくらいか設定する
年間20万円以下であればする必要はありませんが、収入が増えすぎてしまった場合、確定申告の必要があります。
1. 必要な手続き
・法律の確認:本業の雇用契約で副業が許可されているか確認する。
・税務手続き:副業収入が発生する場合、確定申告が必要になります。税務署や税理士に相談することが有効です。
2. ビジネスの準備
・設備の準備:オンライン副業の場合、パソコンやインターネット環境が必要。対面副業の場合、必要な道具や交通手段を用意する。
・業務の設定:必要なソフトウェアやツールのインストール、必要なスキルの学習。
3. 副業の登録や開業手続き(必要な場合)
・開業届の提出:フリーランスや個人事業主として副業を行う場合、税務署に開業届を提出します。
・その他の許認可:特定の業種では許認可が必要な場合があります(例:飲食業、建設業など)。
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