森林に関わる産業は、他の一次産業と同様、近年、集中化・大規模化が進んでいます。集積が進む一部の地域や事業者を除けば、残念ながら、他の多くの地域や事業者は、担い手の高齢化や不足が相まって、徐々に縮小や衰退が進んできています。
萩市も、今、新しい挑戦をすることなく、既存の延長線上に立ち止まり続けると、遠くない将来には、その他多数の一部となっていってしまう現状にあります。
このような背景から、平成30年度から株式会社トビムシの参画を得て、林業の６次産業化による森林資源の利活用を基軸とした地域づくりに取り組んでいます。(株)トビムシは、岡山県西粟倉村や岐阜県飛騨市、福岡県八女市などにおいて、各地の林業の特性、地域住民・森林所有者の要望・状況、近隣の需要者のニーズに応じて、各々の形態での林業に関係する「地域商社」を立ち上げています。また、地域商社設立後は、その経営支援と、地域商社の事業を通じた地域の林業活性化を支援している事業者です。
一昨年度からの取り組みによって、萩市の特性に応じた地域商社の事業骨子として、市内の製材所と連携した新たな販路開拓や商品開発の体制構築、伝統建造物群保存地区を中心としたリノベーション（木材利用）による空き家等の多様な利用促進と、交流人口・関係人口の増加、定住支援という青写真ができてきました。
今年度の地域商社の立ち上げに際して、地域おこし協力隊として、地域商社の「創業メンバー」に参画し、地域商社の事業に参加してくださる方を募集することとなりました。

背景にある林業の長期的な退潮傾向の中において、地域商社の役割は、創造的破壊と言われるイノベーションを目指して、失敗を厭わず、新しい商品や販路に挑戦し続けることにあると考えています。地域商社の立ち上げ当初は、ベンチャー（起業家的）気質の活動や事業運営になりますが、森林や木、木造建築・リノベ、地域づくり、定住促進など、何か一つでも地域商社の2つの事業コンセプトに興味を掻き立てられるものがあれば、あなたの知識や経験、気質、スキルを活かしながら、一緒に真っ白な地図の上で、ゼロからの挑戦に参加できるチャンスです！
とは言え、活動（業務）の中では、森林という公益的機能・価値も有する資源に関わることや、市役所との連携も続くことから、社会的常識を踏まえた思考・行動を心がけて頂くことも必要になります。

■任用形態及び期間
①形態：会計年度任用職員（パートタイム）
②期間：任用日から翌年3月31日まで
※任用期間は、活動に取り組む姿勢・成果等を勘案して年度単位で更新、最長で委嘱日から3年まで延長できます。
■給与等
日額10,360円 （月17日勤務の場合176,120円、毎月変動有）
期末手当（6月、12月）2回規定により支給
■待遇・福利厚生
①住居は、萩市で用意します。
（引越し費用、光熱水費、生活用品等生活する上で必要なものは自己負担）
②社会保険、厚生年金、雇用保険は市が加入します。
③活動に必要な車両、物品等は市が準備します。

詳しくはこちら　http://www.city.hagi.lg.jp/soshiki/111/h22212.html