築50年の古民家を修繕、ときどきDIY。費用や補助金ぶっちゃけます。

十数年前、初めて黒潮町を訪れた時に見た海に私は一目ぼれしました。
それから約6年間の観光期間を経て黒潮町への移住を決めました。
移住して初めて借りた家は山側で静かな集落の小さな借家。ご近所や所有者さんにも恵まれ、古くてコンパクトな家だったが、一人には十分で素人DIYを楽しみながら暮らしていました。
移住当初は1人だったので全く問題なかったのですが、月日が流れ気が付けば10年が経過、次第に家族が増え、さすがに3K脱衣所、洗面所ナシ!に4人+猫2匹はギューギューで。。。部屋は子どものおもちゃに埋もれ。。。

子どもも成長し、自分の部屋が必要な時期になり、いよいよ決断の時。黒潮町内に築50年の古い空き家を見つけ、この古民家をリノベーションして移り住む事にしました。
素人の私たちですが、自分たちで出来る所はDIYで。
難しいところはプロに頼み、色々な住宅補助金をフルに活用し、果たしてどこまで直せて費用はどれくらいかかったか、ここでお伝えしていきます!

お家の状況は。。。残留物もたくさん残る。

築50年の家。空き家期間が10年と長かったが、管理はきちんとされていたようで状態は良い家でした。(自己判断)歪みや雨漏り、シロアリなどは見当たりません。
しかし、やはり50年。水回りは問題が多く、浴室は脱衣所との間に壁はなく、どこからお風呂?って感じ。。。窓はないけど、外に出る扉はあるという農家スタイルのお風呂。キッチンシンク周りは木製でガタガタ、配管に水漏れ。。。トイレは昭和レトロで簡易水洗(ぼっとん便所)小便器もありました。ここは素人では難しいかぁ。。。
水回りは諦めて全てプロにお願いする事にしました。

まずは残留物の処分からスタート。
費用を抑えるため業者に頼まず、自分たちで仕分け。
リサイクルできる物。処分する物。人に譲る物。売れる物。
結果、処分費は多少かかりましたが、売れる物も結構あったのでプラスマイナスゼロ。時間はかかりましたが費用は、かかっていません。

次に、どんな風に直していくか家族会議。だいたいは同じ考えでしたが、細かいズレを話し合いで固めていきます。自分たちで出来る所、プロに頼む所も確認し、解体と補助金の申請などを進めます。

浴室と脱衣所の間に壁はナシ。二層式洗濯機が2台と残留物多め。。。

浴室と脱衣所の間に壁はナシ。二層式洗濯機が2台と残留物多め。。。

10年空き家とは思えない今も人が住んでいそうな生活感。このまま住めそうな程、食器や家電が残っていました。

10年空き家とは思えない今も人が住んでいそうな生活感。このまま住めそうな程、食器や家電が残っていました。

お金のこと。

ここでは私たちが使わせてもらった様々な補助金をご紹介します。

①木造住宅耐震改修工事費補助事業(昭和56年5月以前に建てた家が対象)※黒潮町独自
耐震設計★30万円
耐震改修工事★125万円

②浄化槽設置整備事業費補助金(トイレ水洗化)※黒潮町独自
うちの場合は★43.7万円 
【補助制度33.2万円~54.8万円】 

③黒潮町空き家住宅改修費等補助金 ※黒潮町独自
うちの場合は★70万円
【限度額50万円または70万円】

④ブロック塀等対策推進補助事業(地震等で倒壊の恐れがある塀が対象)※黒潮町独自
★30万円

⑤こどもみらい住宅支援事業、バリアフリー改修補助金、設備設置補助金 ※国
★18万円
【各補助制度上限2万円~60万円】

※補助対象は住宅の内容により異なります!(金額も内容により変動します)

な、なんと!!300万円以上の補助金が使えました!ありがたい~
申請に必要な書類作成、写真撮影。その他にも検査とか、報告書作成など色々大変でしたが、業者さんも力になってくれてどうにかなりましたーーー!!!本当に助かりました!!!
水回りのシステムの費用はこれで補えそうです。ホッ。

大きく変更したのは、6畳DKと隣の6畳の洋室の壁を抜き、12畳のLDKに。
浴室はユニットバスを入れ脱衣場を作りました。トイレは水洗化し、小便器を撤去、スペースを広げ、押入たっだスペースに洗面所新設。

庭には大きな岩(築山)があり、手入れされず大きくなりすぎた庭木がジャングル化し日当たりを悪くしていましたが、それも撤去。亀裂が入り危険だったブロック塀も解体、撤去しました。

Before間取り【4DK+S】

Before間取り【4DK+S】

After間取り【3LDK+S】

After間取り【3LDK+S】

お金のこと②。

昭和56年以前に建てた古い建物は大きな地震で倒壊の恐れがあるため、耐震工事をし、建物を強化する必要があります。黒潮町では設計と工事費で最大155万円の補助が出ます。
我が家はMAXの補助をいただき工事出来ました。
その他にキッチンシンク、トイレ、お風呂、洗面台などの解体撤去。畳や庭の築山、庭木の撤去は全て自分たちでやりました。ここは体力仕事で本当に大変でしたが、費用押さえたくて頑張りました。
新調したキッチンシンク、ユニットバス、トイレ、洗面台の本体に約203万円。設置にかかる費用、水道工事、電気工事費に約150万円。
庭のブロック塀撤去に30万円。
お風呂の基礎コンクリート、和室をフローリングに変更した材木費と壁紙クロスに約30万円。
ここまでで、利用した補助金との差額が251.3万円。とりあえず、約251万円かかりましたが、住めるようにはなりました~♪

さープロに依頼した大きな工事は終わり。
しかし、まだまだ気になる所はたくさんあります~。
網戸や襖は穴あきボロボロ、扉がない部屋があったり、土壁もカビだらけ、塗りなおしたいなぁ。。。
庭も色々楽しみながら作っていきたいし~あとはどこまでこだわって、時間と費用をかけれるか???
素人DIYの様子は経過レポートでお知らせしますね~♪

この解体、撤去と伐採がとにかく大変でした。ほんとによく頑張りました!!

この解体、撤去と伐採がとにかく大変でした。ほんとによく頑張りました!!

費用詳細

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黒潮町
黒潮町 企画調整室が紹介する黒潮町ってこんなところ!

高知県西南に位置し、長い海岸線と緑の山々、自然ゆたかなまち・黒潮町。
気候は、年間平均気温17度、降雨量2800mm前後。海と山が映える快晴の空、時には激しく降り注ぐ恵みの雨、虹。”南国”らしいお天気が多いですが、年に数回は雪が降るなど、四季の巡りも楽しめます。
その自然や気候を生かした農業、漁業が盛んなので、お米、野菜、きのこ、果物、カツオ、しらすなど、四季を通して美味しい食材がすぐ近くにあります。さらにサトウキビから作る黒砂糖、太陽と風の力で作る天日塩、豊富な酢みかん、水産会社が作る魚醤、たくさんの味噌名人と天然の基本調味用「さしすせそ」が町でそろうなど、食のゆたかさは自慢です。
そんな、目の前にあるモノ・コトが作品(大切なもの)という考え方で、「あるものを生かす」「暮らしを楽しむ」ことが得意な人、「こうだったらいいな」をカタチにする人がたくさんいます。みんなに共通するのは、「ここが好き」という気持ち。
町民に愛されるまち・黒潮町では、2023年より新しいテーマを掲げています。
「空想(もうそう)をカタチにする町」  
素直な空想から、「え?」とみんなが驚く妄想まで。
あなたの「こうだったらいいな」も、この町でカタチにしてみませんか?
まちを愛する町民の暮らしを紹介しています↓
WEBマガジンうみべのくらし
https://umibenokurashi.jp/
黒潮町公式HP
https://www.town.kuroshio.lg.jp

黒潮町への移住・定住に関する総合窓口として、webを中心とした情報提供や、電話・メール・オンラインなど、多様な形態でご相談をお受けします。

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