GIGAスクール構想に揺れる!南の島の学校を支えるICT支援員「DX先生」募集
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働く・住む
公開日:2021/11/16
終了日:2022/01/04

GIGAスクール構想に揺れる!南の島の学校を支えるICT支援員「DX先生」募集

九州南西部、奄美群島のひとつ、リーフ(サンゴ礁)で囲まれ、春には花が咲き誇る沖永良部(おきのえらぶ)島。そんなのどかな島の小・中学校に、大きな変化が起きています。

文部科学省が取り組む、全国の児童・生徒に1人1台のコンピューターと高速ネットワークを整備する「GIGAスクール構想」。「Global and Innovation Gateway forAll(全ての児童・生徒のための世界につながる革新的な扉)」という壮大な名前からも大きな期待が込められる一方で、課題も山積みです。

授業は今まで通りある中で、児童たちのアカウント管理、ネットワークトラブル対応、タブレット自体の使い方…やることばかりが増えていき、先生も生徒も大忙し!そこで和泊町では、島の教育現場のICTによる進化を支える「DX先生」(ICT支援員)を募集します!

DX:デジタルトランスフォーメーション。デジタル技術による変革。

タブレットは活かしたいが教育現場は忙しい

和泊小学校に行くと、運動場で順々にハードルを跳ぶ体操服姿の児童たちの姿。よく見るとその手にはタブレット(Chromebook)が握られています。

「タブレットで、ハードルを跳ぶ姿をお互いに動画で撮って確認させています。自分の動きはなかなか見られないので、こうしてすぐに確認できる即時性はいいですね」

そう話すのは同校の森田先生。体育以外にも、屋内の授業ではクラウド上で児童の意見を集約したりスペース上の制限がないのでたくさん書ける。図画工作で資料が必要なときには、各々のタブレットで調べられるので時短と主体性につながる。

このようにメリット尽くしに感じるGIGAスクール構想。しかし、約600台という数のタブレットが現場に与えるものはそれだけではありません。同校の情報教育担当の宮田先生は、「いいものだけど活かし切れていない部分も多い」と課題を話します。

「教員がタブレットの扱いを学ぶ研修時間が十分に取られていない中、今まで通り授業はあり時間の余裕がない状況です。アカウント管理や、ネットワークや端末のトラブル対応も少なくない。そもそも、低学年はまだローマ字を学んでいないのでキーボードも打てない状態です」

一方で、「離島だからこそICTの可能性は高い」と期待も込めます。

「私はここに転勤して2年目ですが、おきのえらぶ島はすごく魅力的な場所です。もし私が他県にいたらこの学校と交流したい。島の子どもたちにとっても、国内外問わずオンラインで交流できることは、離島にいながらグローバル感覚を培うチャンスだと思っています」

和泊小学校は町内で一番生徒数の多い小学校ですが、ほかの小学校3校と中学校2校もまた似た課題を抱えています。今回募集する「DX先生」(ICT支援員)は町内6校の、アカウント管理や端末関連トラブル対応、そしてタブレットやウェブカメラなどICT機器を活かした新時代の授業を先生とともに考えることがミッションです。

タブレットで同級生のハードル走を撮影する児童

タブレットで同級生のハードル走を撮影する児童

ICT学習で沖縄県の今帰仁(なきじん)小学校とオンラインでつないだ給食時間

ICT学習で沖縄県の今帰仁(なきじん)小学校とオンラインでつないだ給食時間

スキルよりも教育への姿勢や熱意が大切

どんな人と出会いたいか、宮田先生と森田先生に伺いました。

宮田先生「理想は、ICTスキルに長け教員を目指している人です。ICT支援員は教員ではありませんが、子どもたちの目には私たちと同じ『先生』に映ります。たとえば、挨拶をするとか、子どもが悪いことをしていればきちんと声を掛けるとか、そうした姿勢は大切です」

森田先生「『(タブレットの)便利な機能だから使おう』と言って、子どもたちの学習目標が達成されなければ本末転倒です。学習指導要領をある程度把握して、『目標を達成する上でどう使えるか』と考えられる方に来てほしいです」

また、先生のスキルもさまざま。タブレットやICT機器の運用方法を共有するためのコミュニケーション力が求められます。その上で、教育への関心が相互理解の鍵になるとのこと。

まとめるとこのような内容です。

・教員を目指していたり、教育に関心のある方。
・子どもに寄り添い成長をともに喜ぶことができる方
・自ら情報を収集、分析し、企画立案、実践できる方。
・世代など属性を問わず積極的にコミュニケーションのとれる方
・PCやタブレット端末(Chromebook)の高度な操作技術やICTの知識がある方
・島暮らしに興味のある方

タブレットは専用ロッカーに保管されている

タブレットは専用ロッカーに保管されている

和泊小学校の先生たち

和泊小学校の先生たち

応募要件

働く条件は、下記になります。
以下のすべての項目に該当する方が対象となります。

(1)応募時点で条件不利地域(過疎法,山村振興法,離島振興法等の指定地域)を除く都市地域等から生活拠点を和泊町内に移すとともに和泊町に住民票を異動できる方。
(2) 地方公務員法第16条に規定する職員の欠格条項に該当しない方
(3) 原則,20歳以上の方
(4) 心身ともに健康で,誠実に職務を行うことができる方
(5) 普通自動車運転免許を有している方
(6) タブレット端末(Chromebook)の操作やICTの知識が豊富な方
(7) 協調性がありコミュニケーション能力が高い方
(8) 協力隊任期終了後,和泊町に定住する意志のある方

申請関係書類はこちらから↓↓↓↓↓
https://www.town.wadomari.lg.jp/kyouiku/dxsensei.html

和泊町内の学校に導入されているタブレット(Choromebook)

和泊町内の学校に導入されているタブレット(Choromebook)

和泊町は海に囲まれた離島の町

和泊町は海に囲まれた離島の町

イベント・ツアー内容

所要時間:

費用:

定員:1 人

集合場所:

解散場所:

スケジュール

募集締切:令和4年1月4日(火)*郵送必着
第1次選考:書類審査 1月中旬予定
※応募書類をもとに書類選考を行います。選考結果は応募者全員に文書で通知します。
第2次選考:オンライン面接(第1次選考合格者のみ) 2月上旬予定
※第1次選考合格者対象にオンライン面接を行います。
※日時等は第1次選考結果通知の際にお知らせします。
最終選考結果の通知 2月中旬から下旬 着任希望:令和4年4月
※第2次選考後、面接者に選考結果を文書で通知します。
※和泊町への住民票の移動は、必ず任用日以降に行ってください

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和泊町
鹿児島県和泊町企画課が紹介する和泊町ってこんなところ!

奄美群島の中のひとつで、鹿児島市から南へ552km、沖縄から北へ188Kmの北緯27度線上に浮かぶ周囲55.8km、面積93.8km2の隆起サンゴ礁の島沖永良部島に位置する人口6,246人の町です。年間平均気温22度という温暖な気候に恵まれ四季を通じて熱帯、亜熱帯の花々が咲き、エラブユリ、スプレー菊などの栽培も盛んです。
和泊町移住情報サイト http://www.kurasu-wadomari.info/
和泊町公式サイト http://www.town.wadomari.lg.jp/
おきのえらぶ島観光協会サイト http://www.okinoerabujima.info/

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私が住んでいる沖永良部島は、奄美群島の中のひとつで、鹿児島市から南へ552km、沖縄から北へ188Kmの北緯27度線上に浮かぶ周囲55.8km、面積93.8km2の隆起サンゴ礁の島でハブがいません。 人口は、和泊町、知名町の2町合わせて1万2千人あまり。年間平均気温22度という温暖な気候に恵まれ四季を通じて熱帯、亜熱帯の花々が咲き、エラブユリ、スプレー菊などの栽培も盛んです。大小300を超える洞窟があり「洞窟の聖地」と言われ、メディア等で紹介されることが増え、絶景を目指して国内外の旅行者が訪れるようになりました。 ※沖永良部島に興味を持たれた方は「興味ある」ボタンのクリックをお願いします!
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