
私が出会った尾鷲「天満浦から見る朝日」
最新情報
プロジェクトの募集が終了しました。
2023/12/31経過レポートが追加されました!「日の出を見てきました!」
2023/10/153方面が山、南北を直線距離で結べば19kmほどのコンパクトなまちでありつつ、海岸線の総距離は100キロを超える、超リアス式海岸のまち尾鷲。 点在する集落はそのほとんどが湾奥に面しているため、海から昇る朝日が見られる場所は、そう多くはありません。 そんな尾鷲市の北部、紀北町と隣接する天狗倉山麓に位置する「天満浦」で海から昇る朝日を撮り続けている方がいます。
「山に囲まれた尾鷲市でも海から登る素晴らしい朝日が見られる。ということを、ぜひ全国の人に知ってほしい。」
今日はそんな尾鷲で生きる松井さんが伝えたいコト。 「尾鷲から見られる朝日」のご紹介をいたします。
よそ者が集まるまち
外からやってきた人が新しい地元の人になっているという、不思議なまち天満浦。
そんな天満浦で、【尾鷲は何よりも人がええ。】と口癖のように話す松井さん。
会うたび笑顔で迎えてくださり、地域の人が楽しめるように、外から来た人が尾鷲に興味を持ってもらえるようにと日々色々な企画を考え大忙しの毎日を過ごしています。
「80も過ぎて、私が知っていることを少しでも伝えていきたい」と郷土料理や文化なども毎日少しずつ継承されています。
そんな松井さんが通うほどに魅了された「尾鷲の朝日」とは
_______朝日を撮り始めたキッカケは?
「朝日を撮り始めたのは3年前。」 「奈良に知り合いが居って、海から出る朝日を見せてやりたいと思ったんさ。」
______1年のうち50〜60日くらい通われていたって本当ですか
「毎日通っているうちに、すっかりハマってしもうたんさ。笑」 「みんな元気をもらうってゆうけどね。ほんとに、まー。」 「なんとも言えない感動やね。毎日感動違うね。」
免許を返納された松井さんは、晴れの日も、曇りの日も、海から朝日が出ない時期でも、 急な坂道を徒歩で下っては、堤防まで写真を撮りに通っていたとか。
「いつも撮る場所で、海から昇る朝日が見られるのは9〜10月、2〜3月頃の4ヶ月間だけ。 夏至の時は須賀利の方の山から太陽が出て、冬至になると行野浦の方から出る。毎日通ったからこそ、わかったこと。」
太陽が東から昇り、西へ沈む。 そんな当たり前な日常でさえも、毎日少しずつ違うことに改めて気付かされた瞬間でした。


「実際に見てみんとわからんわい」
近日中に、朝日の写真展を開催する予定の松井さん。 写真を見に来てほしいわけではなく、何月にどこから、どんな朝日が上がるのかを、伝えるための企画だそうです。
「どれだけ写真で伝えても、口で説明しても実際に見てみんことにはわからん。 ぜひ、一度尾鷲で「海から昇る朝日」を見に来てほしい。」と松井さんは話します。
2月〜3月の朝日は優しくて穏やかな色 9月〜10月の朝日は赤く燃えて力強い色
山を背に海を見ながら、潮風を感じ、鳶の声に耳を澄ます。 じわじわと赤くなる地平線を眺めながら釣り糸を垂らす浦暮らし。
どこか懐かしい街中と、哀愁漂う漁村集落。 一度来たら、また帰ってきたくなる不思議な力を持つまち尾鷲。
このまちに生きるヒト、これから生きていくヒト。 私が出会ったヒト、モノ、コトを、少しずつお伝えしていきたいなと思います。 (※写真は全て松井さんよりご提供いただいております。)


尾鷲市地域おこし協力隊
このプロジェクトの経過レポート
このプロジェクトの地域

尾鷲市
人口 1.40万人

尾鷲市定住移住コンシェルジュが紹介する尾鷲市ってこんなところ!
三重県南部の熊野灘に面し、温暖多雨な気候と黒潮によって古くから漁業、林業で栄えてきた尾鷲市。世界遺産・熊野古道伊勢路が通い、全国有数の降水量を誇る『雨の町』としても有名です。
このプロジェクトの作成者
「尾鷲に新しい人の流れをつくる」をミッションとして、尾鷲市内にある築90年の古民家を活用した事務所『おわせ暮らしサポートセンター』を構えて活動中。尾鷲での定住や、地方での豊かな暮らしを求めて尾鷲への移住を目指す人に向けた、空き家バンク・仕事バンク・移住体験住宅などの多彩な定住移住サポート業務を行っています。