【山形県小国町】暮らしを味わいながら地域で活躍する料理人を目指すマルチワーカーを募集!
募集終了

山形県の南西部にある小国町。人口約7000人の小さな町で地元の人を中心に愛され、30年以上続いている飲食店があります。それが"味処藤よし"です。藤よしでは地元の食材である"たかきび"を使用した「たかきびうどん」を提供しています。他には気軽に食べられるお刺身と天ぷらを使った定食や丼物、特別な日に食べる法事・宴会の懐石料理までシーンに合わせた料理を提供しています。藤よしは地域の人にとって特別なひとときを彩る美味しい料理を味わえる無くてはならないお店なのです。
実は一度は火事で消失してしまった藤よしですが、復活を支えてくれたのは地域の方を含め、藤よしの味を愛してくれていたファンの方々。今もなお、支えてくれている人たちに恩返しをしたい、ファンとして通ってくれているお客様の為にも藤よしの味を残していきたい、自分がお店の経営から料理まで全て教えられるうちに引き継いでくれる人を見つけたいという店主の方の願いから、このプロジェクトが発足しました。

今回はお店の直接雇用ではなく、あえてマルチワーカー(正職員)として採用する方を一名募集します。採用された方は、藤よしで料理人としての腕を磨きながらも、農業やサービス業など興味に合わせて地域内の他の職場でも働くマルチワークをしていただきます。

マルチワークとは・・・?
複数の仕事を季節・時間ごとに組み合わせる近年注目されている働き方です。業種もさまざまで自分に合った働き方や地域での暮らしを実現することができます。

●当組合(おぐにマルチワーク事業協同組合)について
小国町でマルチワーカーを受け入れる事業者が集う事業組合です。2021年11月マルチワーカーの派遣をスタート!現在は6名のワーカーが活躍中!
受け入れ先事業者は農業、畜産、サービス・温泉宿泊業、製造業、かご細工、森林を活用したエネルギー事業など、山に囲まれた小国町ならではの仕事が豊富に揃っています!

詳しくは公式HPをチェック↓
https://ogumaru.jp/about

なぜマルチワーカーとして募集するのか、そのメリットとは?
気になる詳細は以降に記載しております。ざっくり私たちの考えとしてはマルチワークを通して小国町のことをよく知ってもらい、普通に料理人として働くのではなく、料理人として地域に貢献する意義を見出してほしいと考えています。そして四季によって色んな顔をみせてくれる小国町での暮らしの豊かさも存分に味わってほしいです。
小国町での暮らしを楽しみながらマルチワーカーとして色んなことに挑戦し、藤よしでこれからの小国町での料理人としての道を切り開いていく前向きな方との出会いを期待しています!

☆応募する前にもっと詳しくプロジェクについて知りたい方必見!
オンライン個別説明会を行っております!
申し込みはこちら↓ 
https://ogumaru.jp/setsumeikai

☑️当ページに表示されている「興味ある」ボタンも合わせて押していただきますと、現地ツアー開催の情報を含め最新情報のお届けがしやすくなります。

「料理の仕事を覚えながら、人間性も大きくなっていくっちゅうことを教わった」

藤よしの店主である、佐藤博芳(さとうひろよし)さんは小国町出身。高校卒業後、ご縁のあった長野県・志賀高原のホテルの調理場で働き始めます。これが料理人人生のはじまりでした。師範の方の勧めで長野の次は東京での修行がはじまります。
「一つ覚えるとまた次のものを覚えたくなってくるんです。それで、寝るのも惜しんで頑張るわけですよ。そうすると上の方もちゃんと見ていてくれて、仕事で必ず返ってくるんですよ」
博芳さんは東京のいろんな料理屋で修行する中で料理の面白さに目覚め、本格的に料理人を志そうと決意します。小さい頃、母親が食堂を営み料理する背中をみてきて「料理ってみんなを幸せにするんだ」と子どもながらに感じたことをずっと覚えており、今度は自身がそれを体現する立場として、より一層努力し腕に磨きをかけます。そして十数年修行したのち、30歳で自分のお店を持つという目標を叶えるために再び小国町に戻ります。
そして初めて奥さんと一緒に自分のお店としてオープンしたのが"藤よし"です。

ー建てたお店が5年前に火事で消失ー

お店の担い手を探そうと考えるようになったのは、5年前に起こったお店での火事がきっかけ。このとき博芳さんは60代半ばでした。お店を消失し、ここで区切りをつける選択肢もあった中、再び別の場所で藤よしを続けることにしました。それは数えきれない程のお店のファンの応援や協力があったからこそ。火事をきっかけに、お世話になった小国の人たちに恩返ししたい、お客様に愛され30年以上続いているこの店を残していきたい気持ちがより一層強くなりました。担い手がなかなか見つからないまま、今年で60代最後を迎える博芳さん。元気に働けている今のタイミングだからこそ、教えられることをすべて教えて次に繋げていきたいという強い思いから、このプロジェクトが始まったのです。

藤よしの天ぷら御膳

藤よしの天ぷら御膳

たかきびうどん(小国町産のたかきびを使用)

たかきびうどん(小国町産のたかきびを使用)

穏やかで笑顔を絶やさない、前をいっつも見てるような人に来てほしい

どんな方に来てほしいか店主の博芳さんにお聞きしました。

お店を引き継ぐとなると、何だか重たく感じてしまうかもしれません。でもちゃんと思いがあって自分のお店を持つことに興味がある方であれば、未経験者でも一から教えます。味や接客、経営まで料理人人生で培ったノウハウをすべて惜しみなく伝えるつもりでいます。マルチワーカーとして働きお店を引き継げるような段階に近づくまでは、基本的には今までのお店の雰囲気を維持したまま、藤よしの和食の味の習得に励んでもらえたらと考えています。やっていくうちに他に自分でやってみたいことも出てくるでしょう。今の体制を今後ずっと同じにしないといけないとは考えていません。でも今のこの体制だからこそファンもいて、お店を続けられている訳なので全く一から新しいことをやるのは正直難しいと思います。今までのやり方をベースに一つずつ他の要素を足していくという考えで自分の味を出していくのが一番お店の運営を軌道に乗せやすい方法だと考えています。
今回一名の募集を考えていますが、夫婦で飲食店を営んでみたいという方も応募は可能です。一度ご相談ください。
藤よしが今まで大切にしてきた「お客様を迎え入れる姿勢」を引き継いでくれる方がいれば何よりです。

藤よしの外観

藤よしの外観

内装の雰囲気

内装の雰囲気

地域での暮らしを味わいながら、料理人を目指す

お店の担い手となれるような料理人を目指す直接の雇用ではなく、なぜあえてマルチワーカーとして雇用するのか。そこには小国町のことを深く知り、暮らしの豊かさも存分に味わってほしいという願いがあるからです。
マルチワーカーだからこそ、さまざまな職場での人との出会いや経験は人一倍多く得られます。それが藤よしでの料理人としてやっていく上での人脈やアイディアに繋がったり、もっと大きな枠組みでこの地域で料理人として働くとはどういうことなのか深く自分に落とし込めるきっかけに繋がると考えています。

また当組合では働き方に加えて、ワーカーが望む暮らしの面でのサポートも手厚く行います。
・希望に沿った住居の紹介
・雪国での暮らし方のレクチャー
・車を持っていない人向けに安く手に入れられるよう手配
・余暇の過ごし方の相談(小国町のイベントや移住者コミュニティの紹介)
・スキルアップのための資格補助金を一部支給
・仕事以外でも小国町でやってみたいことの相談

などなど!

丁寧にヒアリングをした上で、適した人を紹介したりサポートまでちゃんと行います。暮らしにまで寄り添えるのが、他にはない当組合の強みです。

あくまで一例ですが、理想のワーク・ライフスタイルを考える上での参考になればと思います。

<働き方>
小国町で食材の生産の過程から携わってみたい
(例)週5日勤務の場合
週に3日は藤よし(料理屋)で働く、残りの2日は組合の農家さんの元で農業(米作り・たかきび等)に携わる

<暮らし>
・マタギの文化がある小国町で猟を学び、実際に猟にかかわる
・つる細工作家さんから自然のものを活かしたつる細工を学ぶ
・スキーや登山を楽しむ(百名山に選ばれた飯豊山がすぐ傍にあります!)

他にはイベントでのカレーやコーヒーの出店、お笑いライブ出演などを通して地域の方との交流を深めているマルチワーカーもいます✨
小国町ではやりたいことだけでなく、すでに持っている趣味や特技を存分に活かせる環境も整っています。

昔は料理の道といえばそれ一本だけに集中して取り組むという考え方が当たり前だったかもしれません。今回の募集は藤よしの担い手となれるように料理の腕を一生懸命磨くことは前提となりますが、マルチワーカーとして働いていただく期間は、さまざまな経験を通して感性を思いっきり磨いてほしいです。小国町で料理人として地域に貢献するこれからの道を切り開くための準備期間だと思ってあまり重たく捉えず、楽しみながら突き進んでいってほしいです。
当組合も藤よしも一丸となって伴走しますので、ぜひ前向きな応募を楽しみにしています。

【働く条件】
前提としてはマルチワーカーとして、山形県小国町で暮らしながら藤よしの担い手となる料理人を目指すことに興味がある人です。引き継ぐまでどういった形でマルチワーカーとして過ごしたいのかは各々の希望があると思います。仕事内容や勤務日程等は店主や当組合の事務局との話し合いの上で決めていきます。ある程度希望に沿って柔軟に対応しますのでご不安な点があればお気軽にご相談ください。

【募集人数】1名

【選考の流れ】
1.「おぐマル説明会」に参加する(オンライン・現地 )

おぐマル説明会は、山形県小国町の基本的な情報や移住された方の暮らし方、働き方など参加者及び主催者双方がお互いの気持ちややりたいことなどを聞くだけで終わらずコミュニケーションできる場となります。気軽に参加できる無料のオンライン説明会から、滞在型の現地説明会など、気持ちに整理がつくところまで何回でもご参加ください。(一回でも可)

事前の個別相談も含めた説明会はこちらから→https://ogumaru.jp/setsumeikai

2.マルチワーク体験(現地ツアー等)

3.面談・面接(オンラインorオフライン)

選考後採用された方は仕事内容や時間、収入、住居の希望をヒアリングしながら働き方・働き先を決めていきます。
移住支援金等もご紹介!

4.移住・マルチワーク開始(現地)

【必須条件】
・普通運転免許を持っていること
・厚生年金へ加入できる方
・マルチワーカーとして藤よしで働ける方
・学生でない方

また9月と11月には現地ツアーも企画しておりますので、別途ご案内いたします!

☑️当ページに表示されている「興味ある」ボタンを押していただきますと、ツアーの最新情報をすぐお届けできますのでぜひよろしくお願いいたします。

イベントにてスパイスカレーを提供♪

イベントにてスパイスカレーを提供♪

つる細工作家さんの元でつる細工に挑戦!!

つる細工作家さんの元でつる細工に挑戦!!

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小国町
おぐにマルチワーク事業協同組合が紹介する小国町ってこんなところ!

小国町は、山形県の西南端にあり、新潟県との県境に位置し、両県の県庁所在地である山形市と新潟市のほぼ中間地点(それぞれ約80キロメートル)にあります。

冬は何mもの雪が積もる豪雪地帯ですが、雪国の助け合いの精神があり人と人との距離も近い人情味のある町です。雪解け水によってキレイな水と作物が豊富にあり、美味しいお酒づくりにも活かされています。春は山菜採りや熊祭りといった季節行事、夏は川で魚突きをしたり山を登ったり。秋は紅葉や芋煮を始めとする鍋を楽しみ、冬はスノーモービルやスキー、雪が積もったダムの上でワカサギ釣りなど…。四季がはっきりしているからこそ、その時々の遊びや仕事がある、飽きることのない町です!

おぐにマルチワーク事業協同組合
おぐにマルチワーク事業協同組合

山形県小国町で「マルチワーク」という働き方を推進する、おぐにマルチワーク事業協同組合(通称:おぐマル)公式アカウントです。

おぐマルについてもっと知る→https://ogumaru.jp/

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