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脱サラして憧れの花き農家へ。「一番楽しいのは、花を持った向こうに人の笑顔があること」
12月17日(日)に大阪府で開催する就農相談会のPR動画に出演いただいた、澁田園芸の澁田 信英さん、真一さん親子のインタビュー記事を公開します。
宮崎県小林市に「生駒」と呼ばれる、自然豊かで、少し標高の高い地域があります。
そこで、パンジーやビオラ、カーネーション等の苗鉢物を生産・販売する澁田さん親子。
今回、就農したきっかけや苦労したこと、やりがいなどをお聞きしました。
ハウスがある敷地に併設する花屋「風の丘ガーデン」の素敵な花々の写真もぜひご覧ください。
ガーデンをもっと大きくして、いろんな人が楽しめるガーデンにしたい。
インタビューを行ったのは西諸県農業改良普及センターの喜田 圭祐さん(以下、喜田)。
インタビューを受けてくださった澁田 信英さん(以下、信英さん)と真一さん(以下、真一さん)。
(喜田)お名前とお仕事を教えてください。
(信英さん)澁田園芸の澁田信英と言います。
6年前に風の丘ガーデンを作って、今ここで楽しいガーデンも作っています。
(喜田)ありがとうございます。農業を始めたきっかけについて教えてください。
(信英さん)きっかけですね、これは、生まれたときに、私福岡出身で、家が花と米とみかんを作っていたので、小林にきて花を始めようと思いました。
(喜田)小林市に来たきっかけというのは?
(信英さん)ここ(小林市)に私の師匠の松永一さんがいて、そこの育種の勉強がしたくてここに来ました。
(喜田)今まで農業を続けてこられて楽しいことや思い出に残っている出来事はありますか。
(信英さん)一番楽しいのは、花を持った向こうに人の笑顔があることです。
(喜田)逆に苦労したことは。
(信英さん)苦労したことはですね、何もわからないところから一から始めたもので、みんなに教わっていって、土作りとかいろんなことを普及センターとかいろんな人に教えてもらったことですね。
(喜田)これからの目標を教えてください。
(信英さん)これからの目標は、ここのガーデンをもっと大きくして、いろんな人が楽しめるガーデンにしたいと思っています。
(喜田)これから就農を考えている人へ何か伝えたいことはありますか
(信英さん)小林に来て、販売チャンネルを持った人がここに来るとものすごく面白い場所だと思います、小林は。ここ、生駒高原は標高が300メーターくらいあるので、少し涼しいところで農業をすると面白いと思います。
花屋の屋根からガーデンを見渡す信英さんと喜田さん。
ハウス前に作られた庭。たくさんの人に楽しんでほしいと信英さんは話す。
農業は奥が深い。生産や販売、いろんな分野を突き詰めてこそ面白みが増す。
(喜田)お名前とお仕事について教えてください。
(真一さん)澁田 真一です。仕事は花の生産と販売をしています。
(喜田)農業を始めたきっかけを教えてください。
(真一さん)きっかけは、もともとすぐ継いだわけではなくて、もともと大阪や愛知県でIT関係の仕事をしていて、ずっとパソコンとにらめっこの仕事だったんですよ。
もうちょっと人と関わる仕事がしたいなと思って、こっちに帰ってきました。
(喜田)ずっとパソコンと向き合うのが疲れたというか
(真一さん)そうそう。もう出社しておはようございます、退社のお疲れ様でしたしか会話がないくらい。
(喜田)何年くらい働かれていたんですか。
(真一さん)そこで、4,5年。専門学校卒業後からですね。
(喜田)戻ってこられて農業を始められたのが・・・2016年?・・・
(真一さん)2016年?かもしれない(笑)
(喜田)どこかのインタビュー記事で言われていた気がします。
(真一さん)どっかに書いてた?じゃあそうかも(笑)
多分、10年前、、2013年ですね。
(喜田)風の丘ガーデンが2016年?
(真一さん)そうそう!
(喜田)では、戻ってこられて農業を続けられて楽しかったこととか思い出に残っていることは?
(真一さん)楽しかったこと、、最初に帰ってきたときは、IT関係の仕事から農業は体を使う仕事だったので、体力勝負が一番きつかったですね。で、ここハウスを埋め立てて、自分たちで上からハウスを解体してここまで持ってくる作業を一年目にやったのが一番つらかったですね。
ただ、農業って奥が深くて、農業って全部やらないといけないじゃないですか。生産も販売も経理もやらないといけない、全部やらないといけない。それぞれに奥深さがあって、生産部門でもやっぱ土壌のことだったり、花の状態だったり、肥培管理だったり結構枝分かれしていて、いろんな分野にわかれている。それを突き詰めるとやっぱもっともっと奥深くなるし、それが生産部門のひとつだし、他に経理だったり、販売だったり違う分野で勉強していかないといけないというのは面白みではありますけどね。
楽しさとしては、生産部門で良いものを作れたとき、市場の人から認められたとき、販売店の人から「良いものだね」と言われたときは、うれしいですね。
(喜田)鉢苗農家さんは流通までやられているので、そこが本当に大変そうだなと思うし、市場や花屋さんとの付き合いを自分で拡大していかないといけないからすごいなと思います。
(真一さん)そこがやっぱ難しさではあるけど自由度が高いっていう意味で捉えると面白さに繋がっていくのかなと思います。
(喜田)前の仕事がIT関係ということで、戻ってきてからその経験を生かせることがありましたか。
(真一さん)やっぱり、ありますよ。畑違いのところから来たねって言われるけど、ここの仕事をするにあたって、花の生育状況を環境制御システムを取り入れて、カーネーションの開花状況を観測するという、アナログのところをデジタルにしたり、売り上げとかもデータ化して、どれが採算がとれてるのかチェックして、自分の指標にしたりというのは、役に立ってるかなと思います。
(喜田)これからの目標について考えていることはありますか?
(真一さん)そうですね、農家なので、同族経営になりがちですけど、もうちょっとこう生産部門だったり、販売部門、経理部門だったりをこう、強化していって、それぞれに担当がつけれるくらいの強さを持ちたいな。
規模をもっと大きくして。面積的な規模というよりはちょっとこう、生産の狙いを鋭くして、利益を最大化していく形の規模の拡大ですかね。
(喜田)これから就農を考えている人に伝えたいことを教えてください。
(真一さん)むずかしいよね、一番難しい。
(喜田)ご自身が元々別な仕事をされてて、農業を始めたこととかきっかけの話もありましたし・・・
(真一さん)人とのつながりが大事かな
(喜田)人とのつながり?
(真一さん)やっぱ、こう、ぽっと移住してから一人で全部やっていくのは無理があるので、人を頼りながらしていかないと難しいなと思いますね。
自分も帰ってきてから仕事のつながりはなかったけど、同級生のつながりがあったりとか、そういう仕事と関係ないとこでのつながり、コミュニティに属したりすることによって、ちょっとずつそこの地域に溶け込んで、仕事の方もちょっといろんなつながりが出てくると思います。
IT系の仕事から一転。農業の楽しさや奥深さを話す真一さん。
澁田さん家族の笑顔と素敵なガーデンに癒やされました。
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小林市は南国宮崎の山間部に位置する人口44,000人の中途半端な田舎(笑)自然もあれば、買い物エリアもあり、夜はスナック街が灯る、車1台あれば不便しない移住初心者向けの地域です。
行政の活動は活発で、例えば、動画で小林市をPR。移住促進を目的に制作したPRムービー「ンダモシタン小林」では、二度見してしまう仕掛けと「小林のあるある」を詰め込んだ動画で、多くの人たちに小林市を認知していただきました。事業者同士の交流を生むため「コワーキングスペースTENOSSE(テノッセ)」も創設。
地元の人は周辺の市町への行き来も多く、周辺地域の魅力も総じて、日本の文化や自然、歴史を感じることができる場所です。
何かあるようで何もない、何もないようで魅力ある、そんな街だからこそ活気のある人もたくさんいます。
小林市は南九州の中央部に位置し、霧島連山や九州山地の山岳に囲まれ、農畜産業が盛んな人口約42,000人のまちです。
方言の西諸弁は独特ななまりがあり暖かい人柄を感じさせます。
教育機関は、幼稚園・保育園等は27園、小学校12校、中学校9校、高等学校3校あります。
基幹産業は農畜産業で特に肉牛部門では全国和牛共進会で内閣総理大臣賞を獲得するなど小林市産宮崎牛の生産・販売に力を入れています。
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