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- 地域のバーチャル美術館 ~エンジニアやクリエイターと芸術で地元を盛り上げよう~
今では日本でも「電子国家」として有名になったエストニアという東欧の小国のタリン工科大学に通っていました。ヨーロッパは芸術が街に溶け込んでいたり、人々も文化や芸術に関する教養が深く、それを大切にしているように感じ取れました。在学中はEU圏内の美術館のほとんどで学割が効いたので、ルーブル美術館をはじめとする多くの美術館に通っていたので、日本にいた頃よりも芸術に触れる機会が多かったと思います。
修士論文もベストセラー文学作品の分析について執筆したり、小型人工衛星の研究開発をするなど、自分の生活の中に芸術が流れ込んでくる機会が増え、このエストニアでの体験が後のVR/AR美術館に繋がっていきました。その中で、知人の紹介でコロナ禍で個展が開催できなくなった画家さんとともに、VR/ARの知識を学習しつつ、VR上で簡易的な美術館の作成にトライしました。
芸術と日常、地域が溶け合う空間を創る
エストニアから帰国後は、仕事の関係で香川県にしばらく在住しておりました。
そこでの生活を通し、地方創生×アートの領域には大きな可能性が眠っていると確信しました。具体的には地方の美術館のバーチャル化や、地元の歴史や文化を体験してもらうために街をバーチャル上で再現をし、その地にゆかりある偉人のアバターに案内してもらう、各地域の美術館をシームレスに繋ぐプラットフォームなど、場所にとらわれない機会を提供したいと思います。また単にリアルの美術館をバーチャルで上再現するだけではなく、バーチャル上でこそ可能な演出を行うつもりです。
アートに関する地域おこし協力隊を行う地域も多く、尖った特産物があまりなく、盛り上がりにかける地域をテクノロジーで盛り上げていきたいと思います。
実際、エストニアは人口130万人しかいない小国で、雪国ゆえに資源もないという状況下だったからこそ、テクノロジーに特化した発展をしました。それゆえに、テクノロジーでクリエーターと一緒に盛り上げていきたいです。
例えば、香川県高松市の場合は、地元の有名建造物や街を濃縮したバーチャル高松のようなものを作成することで、その中でバーチャル美術館や地元アーティストの芸術作品の展示mふるさと納税に関する返納品や地元の特産物などを売買したり、PRしたりすることができます。
オンラインだから、どこにいてもバーチャル観光することができます。実際に、可愛らしい二頭身の空海のキャラクターみたいなもの(地元を代表する偉人やキャラクター)に案内してもらったりすることで、より体験がインタラクティブかつ記憶に残るエンターテイメントになります。
アート作品を地方で作っているが、それに触れる機会が少ないアーティストや美術館に足を運んでくれる人が少ないという問題をよく聞きます。
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