
そばの生産をお手伝いしたら、充実した一日を過ごせた話。
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プロジェクトの募集が終了しました。
2022/12/31経過レポートが追加されました!「弥富小学校でモーニングを食べてきました(12/20更新)」
2021/12/20「なぜ、わざわざ人の手で選別をしているのだろう。」
地元のそば生産組合の方の仕事を見せていただいた。そばの実に混じった草や殻を、一つひとつ手作業で取り除いている。私も一緒に一日手伝った。
私が住んでいる場所は市街地なので、いつもコンビニ弁当で生活をしているが、茹でた蕎麦が売ってあるし、蕎麦の実を見るのも初めてで、生産の行程を考えたこともなかった。
そんなに手間をかけて育てて収穫をしているということを、私は知らなかった。 でも、機械でできることをなぜ手作業でやるのか、私は不思議でならなかった。
取材:萩市地域おこし協力隊 / JO エリア:山口県萩市弥富
「機械だけでは取り切れない。」
生産者の方がこのように話していた。 「機械でも、取りきれない殻が入るので、手でとっている」
人間の目で取り除いた方が正確らしい。そのことは、分からないわけではないが、非常に手間のかかる仕事だと思った。
だけれども、皆で話しながら一緒に活動して、一日を終える。たまに休憩をして、お茶でも飲みながら雑談をして、日が暮れるまでには仕事を終える。
私は普段PCで作業をすることが多くて、電話やコミュニケーションよりはチャットで用を済ませた方が早いし 一日、画面と向き合っていれば仕事になるので、立つこともそんなにない。
だけれど、皆でこうして会話をしながら、体を動かして仕事をして、一日を終えたら、本当に充実感と、人と関わることの楽しさも感じた。
「今日も一日すごく満たされていて幸せだったな」と思いながら仕事から帰って来た。
私は、自由な時間を選択できる時代だからこそ、便利や効率を求めたり、間にあるコミュニケーションをなくしてきたのかもしれない。
過程に時間をかけることは、実はとても大切で、忘れていたことなのではないかということを感じた。
茹でられた蕎麦を食べられるのは、このように生産をしてくれている人がいて、製造をしてくれている人がいて、調理をしてくれている人がいる。
別日には、地域の人と蕎麦打ちを行い、自分で打った10割蕎麦を食べた。 皆で一緒に蕎麦打ちをするのはとても楽しい。自分で打ったそばは、細い部分も、太い部分も混じっていたけれど、それもまた美味しかった。


「手間と時間をかけて日常生活に向き合うこと。」
「手間と時間をかけて日常生活に向き合うこと。」それがていねいな暮らしなのかもしれない。
全て自動化できる時代に、なぜ、あえて手間と時間をかけて、一つのことに向き合うのか。 なぜ、一人でインターネットで仕事ができる時代に、人と関わり、コミュニケーションをしながら生活をしていくのか。
そのようなことを、田舎での暮らしは考えさせてくれる。
これからも、私が感じたリアルな田舎暮らしを発信していけたらと思っています。 ぜひ「興味あり」してもらえたら嬉しいです。共感などしていただけたら、感想を送ってもらえたら嬉しいです。
今回、受け入れをしていただいた弥富そば生産組合の皆さんが育てた蕎麦は 休校中の弥富小学校を利用した「そば処 龍の里やどみ」で食べることができます! (土日祝営業) https://ryuunosato-yadomi.com/#cont04
受け入れ協力: 弥富そば生産組合 / 農業組合法人 弥富5区 / 弥富公民館 元企画:おためし勤務中!!地域の皆さん、お仕事を教えてくれませんか? https://smout.jp/plans/5042


このプロジェクトの経過レポート
このプロジェクトの地域

萩市
人口 4.11万人

JOくんが紹介する萩市ってこんなところ!
JO Mutsumiが紹介する萩市ってこんなところ! 萩市に地域おこし協力隊として移住して1年が過ぎました。私は普段、文化財や公園、駅舎など、街中のざまざまな場所を使ってワーケーションをしたり、田舎に泊まろう企画として、地域の暮らしに密着しながら自分なりの視点から地域の暮らしを発信しています。まだ知らない地域のリアルをこれからも知り、伝えていきたいと考えています。
















