協力隊OB紹介vol.3<後半>:杉村さん「自然豊かな環境で子育てを」
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こんにちは!長門市まちの編集者いとうです。

移住をする際の選択肢の一つとして、地域おこし協力隊がありますが、地域おこし協力隊退任後、どのように暮らしを営んでいったらいいのか気になる方も多いのではないでしょうか?

長門市地域おこし協力隊OB紹介の3人目は、2018年から3年間、長門市地域おこし協力隊として日置(へき)地区の地域活性をミッションに活動していた杉村さんです。

東京に住んでいた当時、自然豊かな環境で子育てをしたいと夫婦で話し合い、まずは基盤作りをかねて日置地区担当の地域おこし協力隊で2018年に長門に移住されました。

長門市内の中でも自然が豊かな地域である日置地区。日置地区に住んでみたら、自然豊かな環境で理想通りの子育て環境だったと、協力隊退任後も、デザイン事務所を営みながら日置地区での暮らしを楽しんでいらっしゃいます。

杉村さんのインタビュー記事は<前半>と<後半>に分けてお届けします。
<前半>は移住の経緯、長門市の地域おこし協力隊を選んだ理由、協力隊時代の活動内容
<後半>は地域おこし協力隊退任後の暮らし、今後の夢や目標
についてお話しをしていただきました。

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協力隊退任後は、どのような仕事や暮らしをしていますか?

 協力隊退任後は、移住当初の予定通り、デザイン事務所を開いて古民家改装の内装デザインなど、主に住空間のデザインを軸に仕事をしています。東京にいた頃に請け負っていた仕事を今でも引き続きやっていますが、今はそれにプラスして地元の方からの設計の依頼なども増えています。やはり地元の仕事が増えていくのは嬉しいですね。

 今、自分たちが住んでいる住居は、協力隊退任後に古民家を購入して、柱だけを残してフルリノベーションをしました。設計・解体は自分たちでやって、改装工事は業者さんにお願いをしました。改装工事は自分たちでやると手間も時間もかかるうえに、結局うまくいかないことも多いので最初からプロにお任せしました。壁と天井の塗装は予算がオーバーしたので自分たちで2週間かけて頑張って塗りました。良い思い出になりましたが、結構大変だったので、予算がオーバーしなければプロに頼みたかったですね。(笑)

 古民家改修はどこまでやるかによりますが、新築を建てるよりも安く仕上げることは可能だと思います。自分たちの理想の間取りに変更することも可能だったりするので、住空間のデザインをする身としても、いいハコに出会えるなら新築よりも古民家を購入して改装して住むのをお勧めします。

古民家をフルリノベーション

古民家をフルリノベーション

古民家を改装デザインした自宅。「長尾重武賞」を受賞

古民家を改装デザインした自宅。「長尾重武賞」を受賞

長門市での暮らしで好きなところ、大変だなと思うところはありますか?

 この暮らしで好きなのはやはり自然豊かな点です。今住んでいる家は、日置地区の中心部に近く、生活するのに必要なお店が近くに集まっているので暮らしやすいです。保育園も近くにあって歩いていける距離にあるのもいいなと思っています。今の家の周りは車の往来が少ないので、子どもも家の周りでのびのびと走り回ることができていて、思い描いていたような子育てができています。

 日置地区のみなさんはのんびり穏やかで優しく、自分たちには合っているなと思っています。このあたりは子どもも少ないからみんなが自分の孫のように娘のことを可愛がってくれるのもありがたいですね。

 大変だなと思う点は、私たちは長門市外へ外出する機会も多いので、空港や新幹線までのアクセスが1時間半かかるのが大変だなとは思っています。ただ、都市部に比べてアクセスが不便ではあるものの、自然豊かな環境で暮らしたいという思いの方が強いのでその辺りは割り切って暮らしています。

 自然豊かな環境で子育てをしていきたいという思いを持って長門市に移住したので、引き続き、子どもがのびのびと暮らせるこの環境で暮らしていきたいと思っています。仕事の面では、今は内装のデザイン事務所ですが、2年後くらいを目標に設計事務所に移行していく予定で、空き家とか既存の建物の改修事業をやっていきたいです。協力隊時代から始めた苔の生産・販売事業も進めていきたいです。地域の方々とみんなで一緒に楽しみながらやりたいと思っています。

移住や協力隊に応募を検討している方へメッセージ

 なぜ移住したいのか?理想とする暮らしをまずはイメージしてみてください。私たち家族は都市部ではなく、地方の自然豊かな環境で子育てをしたいという想いが強く、その想いを叶えることができそうだと思ったのがここ長門市でした。協力隊として活動できるのはたった3年間です。退任後の自分のビジョンや仕事を見据えた上で協力隊の職務内容を選んでいくのが大事だと思います。
 
 あとは、その街で暮らしていくイメージを少しでもいいから掴んでから移住したほうが、もし何かうまくいかないことが起こったとしても乗り越えていきやすいのではないかと思います。別に仕事だけではなくて、例えば、お店を開きたいとか、サーフィンがしたいとか、きれいな海の前に住みたいとか、そういうことでいいと思います。

 長門市は自然が豊かな場所が好きな方にはもってこいの地域だと思います。協力隊制度だとバックアップもしっかりあるので、自然が好きな方にはぜひ移住を検討してほしいですね。

文)長門市地域おこし協力隊いとうみか
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長門市
いとうみかが紹介する長門市ってこんなところ!

長門市は、人口が約3万人、本州最北西部に位置する、温暖な気候と海や山などの豊かな自然環境に恵まれたまちです。日本海に面する海岸は、全域が北長門海岸国定公園に指定されていて、きれいな海がどこまでも広がります。自然が豊かで、食もおいしく、人も温かい。ブランド地鶏「長州黒かしわ」の“やきとり”が有名です。また、市内に5つの温泉郷があり、温泉も楽しめます。
 「みんなちがって、みんないい」童謡詩人 金子みすゞさんの故郷でもあります。

まちの雰囲気はこんな感じ→https://www.youtube.com/watch?v=C0wA46Infxk
長門市定住支援サイトはこちら→https://www.nagatoteiju.com/

いとうみか
長門市地域おこし協力隊「まちの編集者」
山口県長門市在住。 現在は、長門市の魅力を発信していく地域おこし協力隊「まちの編集者」として活動しています。
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