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山口市の中山間地域・徳地にハマった神戸市在住の大学生と巡る1泊2日。参加者募集!
山口県の県庁所在地である山口市は、とても広い市域を持っていて、エリアごとに異なる課題を抱えています。
今年度で3年目となる「山口市関わりしろ創出モデル事業」では、とくに人口減少が著しい農山村エリアでの地域交流体験プログラムを通して、地域に貢献したい、関わりを持ちたいと考える都市部の人たちが、関係人口となるようなきっかけづくり、土壌づくりに取り組んできました。
この事業の一部として、昨年度、地域の受け入れ側である私たちが企画した体験プログラムに参加してくれた、神戸市出身・在住で観光学を専攻している大学生の嶋津双羽(しまづ そうわ)さんが、今度は企画・運営側に回ってくれる体験ツアーです。
都会っ子の大学生の目に映る山口市の中山間地域の魅力とは。
私たちにとっても新しい発見と若いエネルギーに触れる良い機会となり、楽しく準備を進めています。
ちょうどいい里山 行ってみぃひん? ※山口弁ではありません
私は、(一財)山口観光コンベンション協会徳地支部の副支部長として、ここ2年半ほど、山口市の北東部に位置する山間部・徳地地域(旧佐波郡徳地町)に関わり、都市部から訪れる方へ、この地域の深い魅力を感じてもらえるような体験プログラムを提供しています。
こうした経験から、この徳地地域の良さに共感し、リピーターになってくださる層は、自然とともにある暮らしや食の安全に対して関心の高い30~40代の女性が圧倒的に多いと感じていました。
そうわくんが昨年度の体験プログラムに参加してくれたのは、このプログラムの実施を知った大学のゼミの先生からの勧めがきっかけなのだそうですが、正直なところ、上記の層とは全く異なるそうわくんが徳地地域にハマってくれることを、当初はあまり期待していませんでした。
昨年度の体験プログラムは2泊3日で、地域唯一の高校(今年度末で閉校予定)の「総合的な探究の時間」の探究テーマでもある「放置竹林」と「桜のてんぐ巣病」という地域課題にアプローチしつつ、地域の人たちとの交流を行う内容でした。
いざ始まってみると、そうわくんは地域の人にも明るく積極的に話しかけ、心から楽しんでくれている様子が伝わってきて、受け入れ側の私たちもちょっと意外に感じると同時に、すごく嬉しくなりました。「同年代の友達以外との距離がこんなに近いのは、普段の生活ではありえない。」と興奮気味で話してくれたのが、特に印象に残っています。
そして、2泊3日のプログラムが終わったあとも、近くを訪れる機会に寄ってくれたり、「桜のてんぐ巣病」の剪定治療会に合わせて友達を誘って手伝いに来てくれたりと、大学生にとっては決して近い距離ではないと思うのですが、何度も徳地を訪れてくれました。
そして、今年度の体験プログラムは、都会っ子のそうわくんが、自分の友達にも徳地を知ってほしい!という視点で考えてくれた内容で実施します。
去年の今頃には聞いたこともなかったであろう「桜のてんぐ巣病」についても、そうわくん自身の言葉で伝えてくれるそうです。
そうわくんが付けたタイトルは、「ちょうどいい里山 行ってみぃひん?」
私が付けると「来てみませんか?」になるけれど、そうわくん視点だと「行ってみぃひん?」。なるほど、そうよね。
どうです?
徳地へ、行ってみぃひん?
昨年度の体験プログラムでの記念写真(向かって一番右がそうわくん)
地域の人と一緒に地元食材を使った料理を作って食卓を囲む
日本の田舎に関わってみたい都会っ子。お待ちしてます!
今回の体験プログラムは、そうわくんの提案で、平日は学業やお仕事で時間が取りづらい若い人たちが参加しやすい、土日の1泊2日としています。
ただ、たくさんの人や場所を紹介していみたいなので、スケジュールはギュッと詰め込んであります。そのなかには、徳地地域の課題を含んだものも多いです。
参加者のみなさんには、ご自身なりの視点で、課題に対してどうアプローチできそうか。そんな提案もいただけるとありがたいです。
そうわくんと一緒に考えたこのプログラムを通して、徳地地域に関心を持ってくれる人が増えることを期待しています。
出会いたい人
・関わりのある田舎を見つけたい人
・地域の役に立つことに関心のある人
・世代を超えて、多様な人たちと交流するのが好きな人
・自らの生活や人生を工夫して楽しむことが好きな人
日本古来のサウナ「石風呂」
竹を資源に変える活動を見学
開催日程:2024年12月07日~ 2024年12月08日
所要時間:1泊2日
費用:参加費:7,000円 ※JR防府駅までの往復交通費、食事代(3,000円~5,000円程度)は各自負担
定員:5 人
最小催行人数:1 人
集合場所:JR山陽本線 防府駅
解散場所:JR山陽本線 防府駅
〇1日目
10:20JR防府駅集合→10:40発 堀行き防長バス
超民家やまね(民泊)チェックイン
オリエンテーションと徳地の紹介等
昼食
午後 桜のてんぐ巣病の説明と実地見学
月輪寺薬師堂(石風呂あり)見学
島地商店街見学(近くに石風呂あり)
ロハス島地温泉入浴
夕刻 瓦そばの夕食交流会
〇2日目
早朝~午前 岸見の石風呂 焚き業務の見学&手伝い
妙見社(大イチョウ、お社、石風呂)見学
竹を活用したワークショップ、ポンポラ飯の昼食
午後 地元食材の買い出し
岸見の石風呂入浴体験
地域の人との郷土料理づくりと夕食
振り返りとアンケート
18:48 野尻バス停発⇒19:11 JR防府駅到着 解散
「石風呂」について
本文の中では字数の関係でさらりと流してまった「石風呂」について補足させてください。
「石風呂」とは、石をかまくらのような形に積み上げて、その中で柴木を約2時間燃やし、余熱で温まる熱気浴です。
約830年前、徳地地域は、焼失した東大寺再建のための材木調達地となったのですが、石風呂は、巨木を切り出し運搬するという重労働に従事した人々の慰労のために造ったと伝わっており、いわば日本古来のサウナです。
かつては、徳地地域内に30以上あったそうですが、現在入浴できるのは地域内で一か所のみとなっており、保存会の高齢化等の問題も抱えています。
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本州西端に位置する山口県のまんなかあたり、とても広い市域をもつ山口市です。面積にして、1,000㎢超え。人口は、現在約18万9千人。
北は中国山地の端っこ、南は瀬戸内海に面し、ということはもちろん山の幸海の幸、お米もお野菜もお肉もお魚も。おいしいものを挙げたらキリがないし、山遊び川遊び、マリンスポーツ、雪遊び。アクティビティにも事欠きません。
そして、古くから海と陸の交通の大動脈が通り、かつ東アジアに近いという地理的条件にも恵まれ、古代には先端工業地帯、中世はじめには一大国家プロジェクト・東大寺再建の材料供給基地、中世後期には西国随一の大名大内氏の拠点となり、明治維新においては志士たちの躍動の地となりました。こうした歴史の重なりを感じることのできる場所が、市内にはいくつも残り、山口県立美術館や山口情報芸術センター[YCAM]などの充実した芸術文化施設とともに、文化を身近に感じることのできるまちの雰囲気をかたちづくっています。
山口県出身、山口市在住です。
人生のほとんどを山口市で過ごしていますが、まだまだ知らない場所も人もたくさんで、発見の日々です。世界中から大好きな山口へ、色んな方に来ていただくために奮闘しているところです。
趣味は旅行で、特に東アジアへの渡航経験が多いです。
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