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- 【岡山県勝央町】「地域に飛び出す学芸員」募集~歴史を掘り起こし、地域ブランド・資料コーナーへ~ ※学芸員資格は不要です
【岡山県勝央町】「地域に飛び出す学芸員」募集~歴史を掘り起こし、地域ブランド・資料コーナーへ~ ※学芸員資格は不要です
●桃太郎より金太郎のまち!? 勝央町に眠る歴史・文化を発掘
岡山県といえば、「桃太郎」伝説誕生の地。そんな岡山県で「桃太郎」より「金太郎」を推すのが、県北東部の山あいにある勝央町です。
昔話「金太郎」のモデルと伝わる坂田金時は、平安時代に実在した武将。静岡県の足柄山で生まれ、源頼光との出会いをきっかけに四天王のひとりとなり、手柄をたてていきます。57歳の冬、九州討伐の道中に立ち寄った勝央町で、重い熱病にかかり亡くなりました。勝央町平地区には坂田金時の魂が眠る社「栗柄(くりから)神社」が残ります。
金太郎ゆかりの地であるほか、油をかけてお祈りする油地蔵、金色に輝く屋根が特徴的な旧勝田郡役所庁舎など、勝央町には貴重な歴史が多くあります。
歴史・文化を発掘し、地域ブランドや資料コーナーで伝え広める、いわば「地域に飛び出す学芸員」を勝央町地域おこし協力隊として募集します。
※学芸員の資格は不要です。
「勝ブランド」でストーリーを伝えたい
勝央町の中心地、「勝田郡勝央町勝間田」は「勝」の字が重なる縁起のいい地名。「勝ち」にこだわった地域ブランドが「勝ブランド」です。勝ブランド商品「勝栗」を手掛けている阿黒さんは、勝ブランドのストーリーを整えることの大切さについて、経験談をまじえてこう話します。
「私は勝央町の北部で岡山甘栗を栽培しています。「勝栗」はもともと「搗栗」と書く、干した栗。正月のお祝いや、冬に焼いておやつとして食べたり、黒豆といっしょに炊いたり。岡山県北の郷土の味です。
うちの商品を知って、東京の方から『搗栗をつくられてるんですか』と問い合わせがありました。聞けば、十年以上前に亡くなった津山市出身の旦那さんが『かちぐり、かちぐり』と話していて、どんなものなのか気になっていたのだとか。お届けすると『こんなものだったんですね。縁起がいいから大学受験をひかえた孫にもあげたい』とおっしゃって。
食文化や、祭り、習わし。昔からあるなんてことないものが、時代が進んでどんどん見えなくなっているように思います。商品の背景を整えることは、歴史・文化を伝え、残していく手段のひとつになるかもしれません」。
「私たちが知らないことも多いので、調べてくれる人がいると嬉しいですね」と話すのは中西さん。搗栗のほか、金太郎の物語など、勝央町には掘り起こすと見えてくる歴史・文化が数多く眠っているはずなのです。
勝央町地域おこし協力隊OBの佐桑さんは、3年の任期を終え、WEBデザインを中心とした合同会社TEGOU(テゴウ)」を設立、地元高校の教育コーディネーターへも着任し、地域の魅力発信を行っています。勝ブランドの立ち上げから関わってきました。「しょうおう志援協会は人材育成やビジネスマッチングを得意とする団体です。昔の歴史を丁寧に掘り起こすことで、チームとして、勝ブランドや教育などいろいろなことに繋げて発信できると思います」と話します。
勝ブランド商品の一部
勝ブランドに取り組む関係者の皆さん
歴史を軸に、人とお金の地域循環を生み出していきませんか
勝央町の歴史・文化を発掘し、「勝ブランド」を軸にそのストーリーが伝わると、より勝央町に関心を持つファンが育っていくでしょう。ファンの「訪れてみたい」を叶える集いの場があると、関係人口が増えていきそうです。そういった場づくりもまた、地域おこし協力隊になって実現してほしいことのひとつです。
勝央町の歴史がわかる資料コーナーの場所については、出雲街道勝間田宿の旧脇本陣の敷地に建つ旧勝田郡役所庁舎(現在改修中で、令和5年度(2023年度)には改修が終わる予定)や、勝央こころざしシェアスペースなどのアイデアが出ています。勝ブランドを知った人が勝央町のファンになる→実際に資料コーナーを訪れてますます勝央町のことが好きになる→訪れたことを機に観光したくなる。そんな循環を目指しています。
(左上から時計回りに)栗柄神社、金太郎像、勝間田神社、油地蔵
令和5年度には改修が終わり、有効活用される見込みの旧勝田郡役所
地域おこし協力隊(地域に飛び出す学芸員)の募集は終了しました
興味を持っていただいた皆様、ありがとうございました。
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勝央町は岡山県の北東部に位置し、面積約54平方キロメートルというコンパクトな町です。中国山脈の主峰・那岐山をのぞむ自然豊かな町で、中心地「勝間田」は、かつて出雲往来でにぎわった美作7宿のひとつとして知られています。
一般社団法人しょうおう志援協会は勝央町・美作市・津山市に在住で会社経営者、会社員、公務員など、さまざまな立場の28人が所属し、勝央町の地域活性化に取り組む団体です。
「人口約11,000人というコンパクトな規模感なので、結果が出やすく、活動した実感がもちやすいです。『あの人に会いたい』と思ったら、だれかに聞いたらすぐ会えるというのがまた、結果の出やすさに繋がっているかもしれません」(同会長の本行さん)
福利厚生がしっかりしているという理由から、勝央町で暮らして美作市・津山市に通勤するという人も多いです。スーパーなどの商業施設や教育環境が整い、高速道路が通る交通の要所である点もポイントです。
○応募はこちらから
・勝央町移住定住支援特設サイト
http://teiju.town.shoo.lg.jp/cooperation/
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