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なわのわ
地域の人
なわのわでは2020年から、「つくるくる」projectをスタートし、その拠点としてのネオ公民館づくりに取り組んでいます。
建築、工芸、手芸、クリエイティブ(デザイン、動画、冊子)、仕事などさまざまな「つくる」があるなか、「つくり方がわからない」と「つくる場所・ツールがない」という課題があります。その解決として「ワークショップの企画・運営」「つくるを実践するための場所・ツール」の提供をしています。
これからは、作業スペースの整備や屋外プールの活用などの施設の整備や、シェア工房・カフェ・シェアオフィスを作ることを予定しており、その場所づくりを通して、あつまり、つながり、やってみることを広げたいと考えています。
鳥取県の大山町の名和地区にある”なわほ”(旧名和保育所)を拠点として、「あつまる」「つながる」「やってみる」の3つがゆるやかに循環する場づくりに取り組んでいます。
■なわのわとは
地域の一人ひとりのつぶやきに耳を傾けながら、小さく動き出せる事業づくりを行っています。その、つぶやきを拾うためのきっかけとして、定期的に拠点のなわほを開いたり、さまざまな企画に取り組んでいます。
■地域自主組織という特徴
なわのわは町からの補助金をもとに活動しており、大山町の行政と連携をしながら活動をしているため、「半分行政・半分民間」という性質をもった任意団体です。なので、新しい事業作りを展開しながらも、地域とそこに住む人に合わせた活動も行っています。
■名和地区のネオ公民館のような役割
なわのわの拠点である「なわほ」は、旧名和保育所を拠点としており、気軽に人々が足を運べる場所です。自分の興味や関心にもとづいて本を読んだり、学んだりすることができるのに加えて、話したり、コーヒーを飲んだり、働いたり、作業をしたりすることもできる「ネオ公民館」のようなイメージの場所だといえます。
■定着イベント・過去イベント
なわのわでは、なわほを開放する「オープンデイ」や、デジタル機器の相談会「スマホのわ」、地域の方となわほを掃除する「そーじのわ」、コーヒーなどを飲みながら雑談をする「おちゃのわ」などの定例でのイベントを行っています。
そのほかにもこれまで、仮面や詩やコーヒーや動画づくりのワークショップなどのつくることや学ぶことのできるイベントを行ってきています。
■大事にしていること(Tips)
なわのわでは、「まちづくり」という大きな言葉から考えるのではなく、まずは自分の身近な人の「やりたい」「困っている」に目を向けることを大切にしています。
また、背中を押すという役割だけではなく、自分たちの学びたいこと・やってみたいことをプレイヤーとして進めていくことも大事にしています。
そうすることで、企画をして動かす人の気持ちもわかり、何かを始めたい人の気持ちに寄り添ったサポートができると考えています。
約1万5千人ほどが暮らす、鳥取大山町。さらに、旧小学校区で10地区に分けられるなかの名和地区。人口約1200人のエリアで、2019年4月に設立し、旧名和保育所をリノベーションし、新たなかたちの公民館づくりを進めています。