Q,彦根に移住したきっかけはなんですか？

A,「大阪での生活は毎日同じことの繰り返しでした。それに嫌気がさし、新しい刺激が欲しくて、違う環境で何か新しいことを始めたいと思っていたんです。地域おこし協力隊の募集を見つけて、これは新たなスタートにぴったりだと感じました。初めは北海道で働いていましたが、コロナ禍の収束と共に大阪に住む家族のことを考えて、彦根市に移ることにしたのが、移住のきっかけです。」

Q,他にも選択肢がある中、彦根を選んだ理由はなんですか？

A,「一度観光で来たことがあって、すでに知っている場所だったというのは、大きいと思います。もともと大学では史学科に通っており、歴史が好きだったことも関係あると思います。地域おこし協力隊として、彦根の魅力をもっと広めたいと思っています。」

Q,彦根の生活で気に入っていることを教えて下さい。

A,「彦根市民はマイナンバーカードを持っていくと、お城にも、博物館にも、玄宮園にも無料で入れるので、しょっちゅう行っては散歩したり、彦根のことについて勉強したりしています。実は今住んでいる場所から、彦根城が見えるんです。毎日のライトアップをとても楽しみにしています。」

「また、彦根はさまざまな場所へのアクセスが良好で、長浜、米原、福井などへ出かけては地元の地酒を購入して楽しんでいます。先日、七本槍のひやおろしを初めて飲んで、めちゃくちゃおいしかったので、たくさん買わなかったことを後悔しています（笑）。あと月に一度は大阪に帰省していますね。電車は1時間に3本程度しかないため、私はせっかちなので、車で移動することが多いです。」

地域おこし協力隊の主な仕事は、彦根市の魅力を移住希望者に伝え、新たな市民として迎えるためのサポート。更に詳しいお仕事の内容や、彦根市役所のお仕事環境について聞いてみました。

Q,彦根市ではどのような仕事をしていますか？

A,「現在移住コンシェルジュとして勤務しており、移住希望者と面談をして、彦根の魅力や、補助金の種類などについて説明したりしています。県外に出向いて、東京や大阪にある移住フェアに参加して、滋賀県のいいところをおすすめすることもあります。移住を考えている人たちに実際にまちを案内したり、地域の人との交流の場を設けたりすることがあります。これがきっかけで彦根に決めてくれると、すごく嬉しいです。」

Q,これから挑戦したいことはありますか？

A,「SNSや動画を使った情報発信にもっと力を入れたいですね。動画は特に、彦根のリアルな生活を伝えやすいと思っています。それを通じて、もっと多くの人に彦根市の魅力を届け、移住を考えてもらえるようなきっかけを作りたいです。」

Q,最後にこの記事を読む方へのメッセージをお願いします。

A,「彦根暮らしは基本的に快適で、便利な都会と自然豊かな田舎の良いとこ取りをしています。自然がすぐそこにありながら、生活に必要な施設も充実しているため、バランスの取れた環境で暮らすことができます。高い建物とかないし、のびのびと暮らすことができます。また、関西圏に実家があり、適度な距離感で暮らしたい方には特におすすめですね。」

今回は彦根市で移住コンシェルジュとして働く、原田佳美さんのお話をお伺いしました。原田さんの活躍によって、彦根の魅力が沢山の人に伝わると嬉しいですね。次回は、企画課の小菅真志さんにお話をお伺いします。