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より豊かな社会の橋渡し!「教える」から「一緒に学ぶ」へ、二人で踏み出した大きな一歩
12月4日から始まる長浜ローカルアクセラレーションプログラム(N-LAP)。
イメージを膨らませるために、前回は子育て世帯の女性に話を聞きましたが、今回は大学卒業とともに移住して、起業したお二人にトークしてもらいました。
教育実習修了後に教師とは違った道を歩んだ二人。
『教育×イノベーション』。難しいテーマもお二人なら一歩一歩進んでいけると思いました。
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登場人物紹介
中井さん
大阪府出身。2022年3月に京都の大学を卒業。
中高数学教員免許/小学校教員免許を取得。
澤さん
京都府育ち。2022年3月に京都の大学を卒業。
小学校教員免許/特別支援学校教員免許を取得。
在学中に2人で社会貢献コミュニティ『andstep』を設立。
大学卒業と同時にともに長浜に移住。
N-LAPのプロジェクトはこちら
https://smout.jp/plans/9451
『子育て×起業』のインタビューはこちら
https://smout.jp/plans/9703
教員とは違う教育のカタチ
──お二人とも教員免許をお持ちとのことですが、最初から起業を考えていたんですか?
中井さん:全然そんなことなかったです(笑)。3回生の9月に教育実習があって、そこでふと「自分はまだ人にモノを教えるほどの経験がない」と思ったんです。
それで経験を積むために就職しようと思い、11月には合同説明会にも出席しました。
でも今度は組織に向いていないと痛感して。
じゃあ自分がしたいことを探して、やってみよう、と。
それがSDGsでした。世に出始めたころから、この理念はこれからとても重要になると思いました。それ以上に面白いと感じたんです。
誰に言われるでもなく、自費で購入したバッジを配り、講習会を開いたりしていましたね。
澤さん:小さいころから合唱団に入っていて、将来は声楽家を目指していたんですが、色々な事情で断念しました。
でも、音楽が好きな気持ちは変わりませんでした。なので、子どもたちに音楽を教えたいと思って、教職免許取得のために大学進学したんです。
進学してから、音楽とは違う職種を体験することは教員になってからも大切だと考えて、営業職のインターンに就きました。
それと並行して、各大学の学生が混成した、教育イベントのサークルに参加しました。結構大きなサークルだったんですが、副代表になったんです。
これがインターン先の目にも留まって。ソーシャルビジネスの立ち上げに、インターンの立場なのに主軸として関わることができました。これはとてもいい経験になりました。
──すごい行動力ですね!お二人とも同じ大学に通われていたんですか?
中井さん:澤さんとは違う大学だったんですが、教育イベントでの活躍を見て知りました。
僕も社会貢献をもっと身近で、カジュアルなものとしてとらえられる活動がしたいと考えていたんです。
でも、社会貢献といっても、そんなに大それたことにしてしまうと、どこか偽善的だととらえられることもあります。
本当にささいなこと、例えば「コンビニの店員さんに笑顔でお礼を言う」として。その店員さんはバイトであったとしても嬉しくなると思うんです。それがやる気につながって、売り上げが上がるかもしれない。それが税金として納められて、教育や福祉に回る。
ささいなことでも社会貢献につながると考えています。
澤さん:そこは私もすごく共感しました。それで、そういった身近な社会貢献を広めたいと考えて、色んな活動を中井さんとしていく中で、自分たちの強みは「教育」だって気づいたんです。
そうして二人が4回生の2021年5月5日にandstepを立ち上げました。
※関西では大学生になると○年生ではなく○回生と言います。
澤さん 笑顔が素敵
中井さん 笑顔が素敵
共感から始まった長浜での生活
──もう何度も聞かれていると思いますが、そこからどうして長浜で起業することになったんですか?長浜に親戚や頼れる友人がいたとか?
中井さん:いえ、全然ないです(笑)。教育イベントを滋賀県の南部ではよく開催していたのですが、北部にはほとんど来たこともありませんでした。
きっかけは今もお世話になっている「イケダ光音堂」の池田さんとの出会いでした。
大阪でおもしろいことをしている二人がいると耳にしていただいて、会いに来てくださったんです。そのときに「長浜に来てくれたらバックアップするよ」とおっしゃって。
──まさかそれだけで長浜に移住されたんですか!?
中井さん:その時も「行きます!」と即答したんですが、ノリで応えたと思われたんでしょうね。本当に行ったら「ホントに来たの!?」と驚かれました(笑)。
二人とも長浜に来たこと自体が初めてで。電車の終点なので名前は聞いたことある、程度の知識でしたね(笑)。
でも、池田さんが僕たちの理念に共感してくれたことが本当に嬉しくて。
──初めての長浜の印象はどうでしたか?
澤さん:実際来てみたら、子どもにとってなんて魅力的な場所なんだろうと思いました。
自然が豊かな地方でありながら、観光をベースとした都会的な部分もあり、歴史の深い地域でもあり。
教育の資源がふんだんにあると思いました。
※『「イケダ光音堂」の池田さん』
音楽・英語教室を始めとして、プログラミング、スポーツ、保育施設・放課後児童クラブ運営など幅広い分野で子育て支援に取り組んでおられます。
市内の若手経営者有志により一般社団法人「みらいの学び研究所」を設立し、ICT教育を中心とした新しい地域学習の基盤づくりも実施中。
みらいの学び研究所のFacebookはこちら
https://www.facebook.com/miraken2020/
毎週土曜には体験教室「ステップラボ」を実施
SDGsを身近にできる「まちのコイン」のエリアコーディネーターとしても活躍中
これからのステップ
──長浜での新生活が始まって半年が経ちましたが、お二人の夢を聞かせてください。
中井さん:僕たちはオルタナティブスクールを作りたいんです。すべての子どもたちにとっての新しい選択肢を作りたい。この考えに、池田さんも共感してくださいました。
andstepのイベントを通して地域の方々と交流すると、皆さん子どもと関わることが大好きだと感じます。
子どもたちの明るい挨拶があるだけで、地域が活性化するんです。
──オルタナティブスクールってどういう場なんですか?
中井さん:オルタナティブスクールは、不登校の子どもたちだけのものではありません。学校は通っているけど、なんとなく窮屈だと感じている子、知能が高すぎて学校に行く意味を感じられない子など、その子にしかわからない辛さを抱えるすべての子どもを対象とします。
もっと世界は広くて、興味深いものがたくさんあることを知れる場にしたいです。
そして、その興味深いものを教える講師として地元の方に協力してもらいたいんです。
──教える経験がない市民でも講師になれるんでしょうか?
澤さん:私たちも長浜に来て間もないころ、駅前にある「えきまちテラス長浜」の「小さな水族館」を管理している方の話を聞きました。滋賀県には海はないのに、どうして「小さな水族館」を運営しているのか。そこに込められた想いやストーリーを聞くと興味や共感がすごく湧いてきます。
自分には些細な事でも、人にとってはものすごい学びにつながるんです。
中井さん:長浜という歴史深い地域に住んでいる方に歴史を教えてもらってもいいし、伝統ある祭りを気軽にざっくばらんに勉強できる場があってもいい。
子どもたちに自分の「好き」を見つけられる力を身に着けてもらいたいです。
──あらためてお二人のこれからを聞かせてください。
中井さん:3年以内にオルタナティブスクールを開所したいです!
澤さん:長浜に来たのは池田さんとの出会いがきっかけでしたが、様々な方と出会い、たくさんの魅力ある方と仕事をする機会に恵まれました。
二人:人と人とのつながりを大切にして、子どもたちにたくさんの世界を見せたいです。
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お二人ともありがとうございました。
中井さんから力強い宣言をいただきました。
前回の子育て中のお二人へのインタビューにも出てきたキーワード「共有・共感」「宣言」がandstepのお二人からも出てきたことがすごく興味深いです。
そんなお二人も12月4日からのN-LAPに参加予定です。andstepのお二人と話がしてみたい。一緒にプロジェクトを進めてみたい方も是非ご参加ください。
N-LAPはチャレンジ中の方も、これからチャレンジする方も大歓迎です!
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2023年1月から体験型フリースクール「ステップスクール」を開講されました!
HPも一新されたので是非合わせてご覧ください!
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滋賀県内で有数の観光地である長浜。
羽柴秀吉が初めての城持ち大名となって開いた城下町で、戦国の三英傑が駆け抜けた足跡が数多く残る戦国ロマンあふれるまちです。
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もしお好みの物件が見つからなかった場合はこちらもご覧ください。
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