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- 子育てと起業って相性がいい!地方から気楽に始める、子育て世代の新しい選択肢。
12月4日から始まる長浜ローカルアクセラレーションプログラム(N-LAP)。
気にはなるけど起業ってハードルが高そうで踏ん切りがつかない。
そんな方のために、2021年にN-LAPに参加したお二人の女性にトークしてもらいました。
生粋の長浜っこと移住者と、育ちは違いますが、子育て中でコミュニケーション好き。
話は盛り上がり『子育て×起業』という一見難しそうなテーマにまで及びました。
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登場人物紹介
熊谷さん
大阪府出身。二年半前に長浜に移住。三児の母。
子どもだけの農業体験のアイデアをカタチにするためN-LAPに参加。
「農業体験塾すくすく」として事業化。
山田さん
長浜生まれ長浜育ち。二児の母。
空き家問題をビジネスで解消する「空き家コミューン」の一員としてN-LAPに参加。
チームは現在も活動中。
インタビュー場所
昨年度の最終ピッチの会場で、今年度のキックオフの会場「BIWAKO PICNIC BASE」
https://www.nagahama36.com/picnicbase/
N-LAPのプロジェクトはこちら
https://smout.jp/plans/9451
プログラム参加のきっかけと感じたこと
──昨年は3日間のスタートアップのイベントを開催して、その1か月後にN-LAPを始めました。私たちとしても初めての試みだったのですが、参加されたきっかけってなんですか?
熊谷さん:スタートアップイベントには参加をずっとすすめられていて。長浜で開催されると聞いて「やった!」と思ったんです。でも3日間連続での参加は難しいし、最初はオブザーバーくらいの気持ちで参加しました。そしたら楽しくて。N-LAPでさらに必要な知識が学べるなら、と思って継続参加しました。
山田さん:その時は退職することは決めていたんですが、次の仕事は決まっていませんでした。人との関わりが大事だと思って仕事してきたけど、だんだんその機会が減ってきて。でも、つながりを作りたいけど、何をしたいか、何から始めていいかまではわからない。そのヒントが得られるかと思って参加してみました。そしたら何となく気になっていた、空き家がテーマのチームができたんです。話しているうちにもう少し突き詰めたいと思いました。事業にしたいというよりは、チームのつながりを継続したいという感じでしたね。
──N-LAPに参加してどうでしたか?特に熊谷さんはプログラム途中から違うプロジェクトを中心となって立ち上げられました。
熊谷さん:そうですね(笑)。スタートアップイベントの時からやりたい事業があったんですが、メンターから「やりたいことがあるならやってみたらいいよ。必ず学ぶことがあるから」と言われたんです。驚きましたね。最初に決めたプロジェクトを事業化するためのN-LAPだと思っていたのに、こんなにも許容されるというか、温かみのあるメンタリングが受けられるとは思いませんでした。参加費が無料なのが申し訳なかったです(笑)。
山田さん:いつの間にか運営側のオーガナイザーがチームに入ってくれたんです。すごく熱意もあって対応が柔軟でした。最初は熱い想いや自分の考えがないと参加してはいけないと思っていたんです。でも、他の人が提案したプロジェクトに共感して参加する。それだけで素晴らしい経験になりました。
今後起業するかはわかりませんが、どんな場面でも必ず役立つ時が来ると思えました。レクチャーの講師もメンターも、本来なら講演とか大勢の中の一人として話を聞くようなすごい人たちなのに、名前を呼び合える関係になるなんて、とても贅沢だと思いましたね。
熊谷さん
山田さん
地方で起業するということ
──スタートアップといえば都会、という印象もあると思いますが、地方での起業についてどうお考えですか?
熊谷さん:元々都会ではなくても起業はできると思っていました。結婚してからは、夫が地元(長浜)に帰りたいという思いは共有していたので、地方での起業を意識しました。
地方で起業するならその地域の資源を活かしたい。一つのことを一度で大きく成功するというよりは、何度もチャレンジしてもいいし、いくつでもチャレンジしてもいいと思っていました。そう思う人は地方の方が合っているかもしれません。なんとかなると思えますしね。
私の場合は住んでいるところの保護者や子どもが喜んで欲しいという軸があって、それに農業という地域の資源を掛け合わせたいと考えました。次のプロジェクトは場所にこだわらずに始める予定ですが、その入門としてN-LAPはとてもよかったですね。
山田さん:生まれてから長浜から出たことがなくて。今思うともったいなかったなと(笑)。でもそれが武器になるんじゃないかと思いましたね。N-LAPに参加して長浜のよさがあらためてわかりました。
起業を考えると地域のことを真剣に考えるんです。愛着も生まれますし、地域への想いが強みになると感じました。
──参加前と比べて何か自身の変化はありましたか?
熊谷さん:スタートアップってすごくハードルが高いと思っていました。常人では思いつかないようなアイデアが浮かぶ、限られた人しかできないと。でもフレームワークがしっかりとあって、手順が思ったより大事でした。それを知ると努力すれば何とかなる。協力すれば何とかなると思えるようになりました。
その手順を経験したことで、自分なりのアイデアの芽の出し方がわかりましたね。再現性を高くすることができました。
山田さん:もやっとしていたことが明確になりました。何となく考えていたことや興味を持っていることに、気づいて言語化できました。まだスタートアップの手前ですけど、模倣からでも始めてみることの大事さを感じました。
──N-LAP終了後に熊谷さんはアイデアを事業化して、山田さんはチームとしての活動が続いています。何か秘訣はあるんですか?
熊谷さん:実はチームの人とはN-LAPが終わってから初めて実際に会ったんです(笑)。その時にお互いがやることを宣言しました。周りの人に宣言する、協力者に声をかける。弱気になったときはそれが糧になりました。想いを共有できるところは共有することですね。
山田さん:空き家問題ってすごく複雑で事業化するのにもハードルがすごく高いんです。でもN-LAPを通じてチーム全員が何とかしないといけないと、課題がジブンゴト化されていて、かつ共有されました。それが連帯感を生んでいますね。
熊谷さんの最終ピッチ(10年に一度の大雪でオンライン参加でした)
山田さんのチームはなんと中国からのプレゼンでした
『子育て×起業』の可能性
──お二人とも子育て中での参加でしたが、家族の反応はどうでしたか?
熊谷さん:オンラインで参加できたのは大きかったです。リアルでの開催なら同じ市内でも無理でしたね。夫の協力はありましたし、負担は増えたかもしれませんが、たった1、2時間のことですからね(笑)。それくらい強気に出るときがあってもいいと思います。オンラインで協議していると何をしているか見えるので、義理の母も理解を示してくれました。子どもも「またオンラインかー」と明るく言ってくれています(笑)。2歳の子も言い始めました(笑)。
山田さん:慣れてくると自然になりましたね。オンラインだからできたのは私も同感です。何をしているか家族にも見えるので、みんなが空き家に興味を持ち始めて、「空き家のことが新聞に載っていたよ」とか教えてくれるんです。以前は子どもに見えていたのは「仕事」という言葉でしたが、具体的に何をしているか見せられるのは嬉しいですね。
──子育て世帯に向けて一言お願いします。
二人から:オンラインなら気軽に参加できると思います。自由に好きな時間好きな場所で社会に触れられる機会ができる。それでやりたいことをスモールビジネスにできるかもしれない。同じ気持ちの仲間ができる場所としてN-LAPはとてもいいです。
子育て中ってなんとなく「もやもや」を抱えていると思います。N-LAPに参加したことで、その「もやもや」の正体がわかる気がしました。自分のものでも身近な人のものでもその「もやもや」を解決できるのがいいですけど、「私はこれでもやもやしているんだ」ってことを発信できるのも同じように大事です。
視野がすごく広がります。自分の興味あることや強みや弱みがわかります。副業禁止の人とかずっと同じ会社に勤めているとか、そういう人にも参加して欲しいですね。どの人でも必ず得られるものがあります。プチ留学、プチプロボノ気分で(笑)。
とにかく参加のハードルを下げてもらいたいです。自分の原体験を話してみるだけでもいいです。それが何につながるか、わかりませんから。何かにつながるような、そういった雰囲気がN-LAPにはあると思います。
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お二人ともありがとうございました。
熊谷さんは2023年1月15日にレクチャー「先人に聞く」の講師として、山田さんは運営として今年もN-LAPに関わってくださいます。こんなに嬉しいことはありません!
お二人の話を受けて、N-LAPはすべてオンラインでも参加できるように変更しました。
キックオフの日が予定が合わない、現地には行けないという方でもオンラインで参加可能です!
12月4日にオンラインで参加したい、12月11日以降にオンラインで参加したい方はお気軽にメッセージをください。個人でもチームでも参加可能ですが、途中からの参加の場合はチームでの参加がおすすめです。
子育て中の方もそうでない方も、ご参加をお待ちしています!
「農業体験塾すくすく」のひとコマ
女性起業家のマルシェに行ってきました!
熊谷さんも参加された女性起業家の集う成果発表会&マルシェに行ってきました!
なんでこんな写真かというと、皆さんのエネルギーに圧倒されてすみっこから撮ってしまったためです。
男性とか女性とか区別する時代ではないですが、好きなことをしている女性の輝きとかパワーってすごいですね!
素晴らしい雰囲気で元気がもらえました!
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滋賀県内で有数の観光地である長浜。
羽柴秀吉が初めての城持ち大名となって開いた城下町で、戦国の三英傑が駆け抜けた足跡が数多く残る戦国ロマンあふれるまちです。
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次の文化をつくるために、リモートワークや起業、副業・兼業も促進しています。
そんな長浜市の空き家情報はこちらで公開中。
https://www.nagahama-capital.net/
もしお好みの物件が見つからなかった場合はこちらもご覧ください。
高島市
https://move-takashima.jp/sumai
米原市
https://koisuru-akiya.com/akiyabank/
彦根市
https://www.hikone-akiya.com/
びわ湖の東北部に位置する滋賀県長浜市です。
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