【体験できます】江戸時代から6代続く老舗農園。独自の試みを続けるみかん農家のお仕事体験募集
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公開日:2021/10/28
終了日:2025/03/31

【体験できます】江戸時代から6代続く老舗農園。独自の試みを続けるみかん農家のお仕事体験募集

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「山という山は、すべてみかん畑」というほどみかん畑が広がる有田川町。町の中央を流れる有田川を挟んで左右に山々が連なる山間地域です。和歌山県を代表するブランド「有田みかん」の産地として知られています。

この地で、江戸時代から代々営んできた農園を受け継ぎ、有田みかん農家の6代目として奮闘しているのが、小澤光範(おざわ みつのり)さんです。

自らの愛称を冠した「みかんのみっちゃん農園」では、約9,000坪の農園を管理。極力農薬を使わず、味にもとことん追求して、約60品種の柑橘類を生産しています。

みかんのみっちゃん農園は、老舗でありながらSNSを活用してみかんの美味しさや魅力を発信するなど、独自の試みでも話題です。小澤さんは、みかんの被り物を身につけ、みかんの非公認ゆるキャラとしても活動しています。

大学では、農業生産について学んだ小澤さん。しかし、当初は家業を継ぐつもりはありませんでした。卒業後は、食品卸会社のマーチャンダイザーとして農産物の買い付けのために全国を飛び回る日々。その中で出会ったある農家さんが、小澤さんの農業に対する意識を変え、就農後のユニークな活動に影響を与えています。

6代も続く伝統的な農家のスタイルと、会社勤めの後にUターン就農した小澤さんだからこそ実現できる新しい農家のスタイル。この両方を兼ね備えた農園はなかなかありません。将来的に本気で就農を目指したい方にとって、学びの多い体験となるはずです。

移住や就農へのきっかけにしてもらいたい。

みかんの収穫時期は、9月半ば頃から冬の間。収穫後は選別などの出荷作業も行います。みかんのみっちゃん農園では、温州みかんだけでも100トン収穫していますので、この時期が一番大忙し。

春には剪定作業、花が咲いてきたら、大きい実を収穫するための摘蕾・摘果作業が収穫前まで続き、その間にも定期的に防除や草刈り、肥料まきを行います。

時期によって作業が異なるため「季節ごとに1〜2ヶ月就労すれば、作業の要所や年間のある程度の流れがわかってくる」と小澤さん。

今回の2泊3日の体験を一歩踏み出すためのきっかけとしてください。徐々に滞在期間を延ばし「ここで生活できる」という目処が立てば、移住や就農への自信につながるでしょう。

どんな人に来てほしいですか?と尋ねると「足腰が強くて、山登りが苦にならない方」と一緒に農園を営む奥様から意外な答えが。みかん畑は想像以上に急斜面に広がっています。作業を行うには、肉体的なタフさも必要。中途半端な気持ちでは務まらないのです。

さらにみかんは、雨が降ると収穫ができません。濡れた状態で収穫をすると腐ってしまうからです。だから作業時間も天気次第。収穫できない日が休日です。「自然とともに働く」ことの楽しさも厳しさもぜひ体験してほしいと思います。

奥深いみかん栽培の世界。二泊三日で体験してみませんか?

ご両親をはじめ身近に農業従事者がいたからこそ、その厳しさも肌で感じていた小澤さん。しかし、SNSを活用して消費者とダイレクトにつながり、直販に挑む農家さんと出会い衝撃を受けます。楽しそうに仕事をする姿も印象的でした。

「SNSを使った工夫で生産や販売まで考える農家なら自分にもできるかもしれない」と新たな可能性を感じ、家業を継ぐことを決意。

基本的に農家の多くは、JA(農協)に販売を任せ、農産物を作ることに特化するのが従来のスタイルです。そこで小澤さんはまず、JAの規格から外れて、販売できないみかんに目をつけます。

規格外といっても味は正規品と同じ。美味しさを知ってもらうために和歌山を初め、大阪や京都、兵庫、時には東京のイベントなどに足を運び、たくさんの方に試食をしてもらいました。すると次第にみかんのみっちゃん農園のみかんを買いたいと言う方が増え、商品開発やメディアへの出演依頼なども舞い込むようになります。

高級食パンの「乃が美」の温州みかんジャムとのコラボをはじめ、全国の有名店に商品を卸すなど、華々しい活動は今や注目の的です。しかし、小澤さんの原点は、あくまでも「有田みかん」ブランドを守り、A級規格品の価値を上げること。「質の高い美味しいみかん」があるからこそ、SNSやゆるキャラを用いた広報活動が生きるのです。

気温が1度上がると生育方法が変わるみかん栽培。毎年同じことを繰り返していても美味しいみかんはできません。自然環境に合わせた柔軟な対応が求められる奥深い世界。その難しさ、面白さを小澤さんの元で感じてみませんか?

イベント・ツアー内容

所要時間:2泊3日

費用:無料(宿泊費補助あり)

最小催行人数:1 人

集合場所:和歌山県有田郡有田川町 643-0144

解散場所:

スケジュール

◎1日目(13:00~17:00)
1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認
2.みっちゃん農園の説明
・会社と作業についての説明
3.仕事のお手伝い
・みかんの収穫・選別(秋〜冬)
・剪定作業・農薬の散布・肥料まき(春、夏)
・摘蕾・摘果作業(春、夏)
※実際の仕事状況・時期によって変更があります。

◎2日目(9:00~17:00)
1.仕事のお手伝い
・みかんの収穫・選別(秋〜冬)
・剪定作業・農薬の散布・肥料まき(春)
・摘蕾・摘果作業(夏)
※実際の仕事状況・時期によって変更があります。

◎3日目(9:00~15:00)
1.仕事のお手伝い
・みかんの収穫・選別(秋〜冬)
・剪定作業・農薬の散布・肥料まき(春)
・摘蕾・摘果作業(夏)
※実際の仕事状況・時期によって変更があります。
2.最後のまとめ
・体験の感想、質疑応答

主催:わかやまキャリアチェンジ応援プロジェクト
プロジェクトの経過レポート
2023/11/06

●参加者からの感想が届きました!

そもそも、農業についての知識を持たずに行った体験でしたが、一から様々なことを丁寧に教えて頂いたり、農業の良いところや悪いところなども赤裸々にお話しして頂いたりと、初めて知ることが多く、とても充実した時間を過ごせました。

2023/08/21

● 参加者からの感想が届きました!

2日間という短い日程ではありましたが、おいしい”みかん”を作るために欠かせない草刈りを体験させていただきありがとうございました。この体験から得たことは2点あります。みかんづくりには気候、日当たりなど土地の特性、土の栄養素の配分、作業の労力…など、美味しいみかんを作るための手間が各生産者さんごとにかけられている点、プライベートも充実していてみかん農家ライフを満喫されている点です。小澤さんとの作業や会話で得た様々な知識、経験談を活かしていき、また一緒に活動したり情報共有させていただけたら幸いです。
食事や衣服、飲料の手配など本当にお気遣いいただきありがとうございました。

2023/07/10

● 参加者からの感想が届きました!

自分が興味のある農業に関するしごと体験をさせていただけて有意義な時間となりました。農家さんの様々な事情などを知ることができ、自分の考えを見直すきっかけとなりました。また初めて和歌山県に行ってみて、気候の違いだったり、地形や地域の違いを肌で感じることができました。次はプライベートでも訪れたいと思ってます。今回はありがとうございました。

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有田川町
わかやまキャリアチェンジ応援プロジェクトが紹介する有田川町ってこんなところ!

・清流 有田川が育む山椒とみかんの郷として有名です。
【吉備地域・金屋地域】
全国的にも有名な「有田みかん」は地域ブランドに登録され、農家の愛情をいっぱいに栽培されています。平地から山の傾斜にかけて、一面にみかん畑が広がっています。

【清水地域】
日本の棚田百選に選ばれた「あらぎ島」があり、その周辺地域は、平成25年「国選定重要文化的景観」に選定され昔ながらの風景を守っています。
清水地域は、山林面積が約80%の山間部であり、その気候と豊かな水を生かし「水稲」や「ぶどう山椒」、「トマト」等栽培しています。
「ぶどう山椒」の発祥地で、日本有数の生産量を誇っています。

わかやまキャリアチェンジ応援プロジェクト
わかやま定住サポートセンター
東京都に住みながら、キャリアコンサルタントとして、和歌山の仕事の情報発信や、職業体験の企画をしています。 和歌山のこと、お仕事のこと、なんでもお気軽にご連絡ください。
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