地域おこし協力隊としてミッションに従事している、秘境のインタープリターのやまっちさんとYAMAPひげ隊長が、椎葉の取り組みを師弟対談の形でお届けします！

■椎葉村の自然を活かす方法について
やまっち：ひげ隊長は椎葉村に関わって、もう５年くらいなんでしたよね。椎葉の自然はどうですか？

ひげ隊長：せやな。最初は会社がワーケーション関連で関わってたんやけど、椎葉はええ山と川が両方あるのが気に入った。どちらかひとつならよくあるけど、高いレベルで両立しているのは珍しいな。

やまっち：村内でYAMAPさんとインタープリター育成研修を実施して、九州脊梁山地の登山ツアーや在来種の山茶をテーマにした自転車ツアーを協力し作りましたが、美しい自然の中で過ごすのは本当に気持ちがいいです。村外の人にも椎葉の魅力を伝えていきたいですね。

ひげ隊長：今年はパックラフトで川下りツアー作ろうや。あんな透明で綺麗な川で遊ばないって損やで。自然で遊んで楽しいとその場所にいい思い出ができるやろ。それが椎葉のファンづくりにもなるし、自然を守りたいって気分になると思うで。子供たちにとっては自然の原体験になればいいよね。

やまっち：さすが！おみそれしました～！

■椎葉村の伝統や暮らしについて
ひげ隊長：椎葉で一番感動したのは焼畑やね。あの取り組みは日本の宝だと思う。

やまっち：古来から続く循環型農法ですもんね。山の斜面を焼いて４年輪作した後に、また数十年休耕して山を再生していく・・・。とてつもないスケールで私も驚きました。YAMAPさんと連携して、焼畑を守るためのガバメントクラウドファンディングもひげ隊長のアイディアでしたよね。

ひげ隊長：焼畑は山の保全が川や海を綺麗に保つんだという、焼畑農家さんの覚悟１つで成り立っていたけれど、YAMAPユーザーを巻き込んで、ふるさと納税の取り組みを広めることができて良かったよね。世直し奉行として、まだまだやるで～！やまっちは椎葉の暮らしどうなんよ？

やまっち：２０世帯くらいの小さな集落に住んでいるのですが、非常に皆さん温かく迎えてくれてますし、住み心地はとてもよいです。まだ移住して２年目ですが神楽も舞わしていただき、都会にいた時よりも、自然や神の存在がすごく身近に感じますね。生ける民俗学の中に自分がいる、という確かな実感があります。

ひげ隊長：ツアー中よりええこと言ってるやん！

椎葉村の古民家でワーケーションの実証実験↓
https://yamap.com/magazine/10987

椎葉村内のインタープリター研修の様子↓
https://shiiba-vill.note.jp/n/n08e1aab408d0

焼畑を守るためのクラウドファンディングの取り組み↓
https://www.furusato-tax.jp/gcf/2741

ひげ隊長：特に立派な動機はいらんけど本人がいろんな体験を楽しめる人がいいよね。そうじゃないと人に椎葉の良いところは伝えられんよね。やまっちは役場出身で事務周りは強いけど頭が固いところがあるから、欲を言うと次の人はホスピタリティのある朗らかなタイプがええかな。椎葉の自然を満喫して、夜は一緒に美味しい酒でも楽しみたいね。

やまっち：条件ですが４５歳までの方であれば、どなたでも歓迎です！私もアウトドアの経験は浅かったのですが、ひげ隊長にずいぶん教えていただきました！パックラフトでのダウンリバーや椎葉にない海でのサーフィン研修もあり、ずいぶんと視野が広くなりプライベートも楽しくなりました。

ひげ隊長：君はええ師匠をもったなぁ。良いインタープリターになるには山だけじゃなくて、川や海で遊ぶことも大切やで。流域のインタープリターやったら、自然の連なりを意識しながらおもろく活動してもらいたいね。応募者の人とは直接会って面接したいと思っとるから楽しみにしてるわ。

やまっち：私の時にもやった登山面接ですね！

ひげ隊長：最初は椎葉の役所の人に冗談で言ったつもりだけど本気でやるとは思わなかったわ！懐が深いというかゆるいというか・・・まあええ感じの役所でよかったな。
一緒に山を登るとその人の本性がだいたいわかるのよね～。２０分、３０分面談するより、よっぽどええで。オフィシャル弟子になるんやから、そこはキチンと見さしてもらわなあかんね。みんなの積極的なチャレンジまってる山！

■応募フロー
1.SMOUT上のチャットでカジュアルweb面談のアポイント調整。
2.カジュアルweb面談
3.書類選考
4.ひげ隊長とのアウトドア面接
5.最終面接

少しでもご興味を持たれましたら、この記事の下部にある「興味ある」or「応募したい」をクリックしてくださいね。まずは一度、カジュアルにweb面談してみませんか？

■募集期間
1.応募期間 令和6年 7月1日～7月31日
2.選考期間 令和6年 8月1日～9月30日
3.着任予定 令和6年 10月1日～

※着任時期については予定です。本人と相談の上決定します。

■働く条件

・任期
1年更新 最長3年

・報酬等　
月額175,935円
（2 年目および 3 年目は若干の昇給があります）
（年2回賞与あり）
（通勤手当は通勤距離に応じて）

・社会保険等
厚生年金、雇用保険等に加入します

・活動時間
8時30分〜17時
（業務内容により変動することがあります。）

・休日等
土日祝 休日に活動した場合は代休を取得
有給休暇 初年度最大10日

・住居
椎葉村がご用意します。
家賃は村で負担します。

・その他
副業okです。推奨しています。
平成 27 年から現在まで32名の地域おこし協力隊が着任しています。OBOGのネットワークがあり何でも相談することができます。

■卒業後のイメージ
/椎葉村観光協会に就職。
/アウトドア事業を営む村内民間企業に就職。
/自然学校を起業。
/フリーランスとして独立。　等々