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- 現役の地域おこし協力隊員にインタビュー!長浜での活動について(その2)
長浜での暮らしや地域おこし協力隊の活動についてイメージを膨らませてもらうための現役隊員へのインタビュー記事第2弾。
今回は、2022年3月から活動を始められた堀田雅史さんに移住のきっかけや長浜での暮らし、活動内容についてお聞きしました。
◆長浜市地域おこし協力隊 堀田雅史さん/プロフィール
埼玉県生まれ、群馬県育ち。横浜市の食品メーカーに就職後、田舎で育った経験から、地域資源の活用に興味をもつ。地方移住を検討している中、SMOUTで長浜市が地域おこし協力隊を募集していることを知り応募。2022年3月着任。決め手は東西どちらにもアクセスしやすい立地と市役所担当者の熱意(うれしい限りです!)。
移住のきっかけと実際に移住してみて
■「移住のきっかけ」を教えてください!
堀田さん:移住の話を切り出したのは、実は妻の方でした。妻は助産師で、同じ群馬県の出身。当時住んでいた都会に疲れ切っていました。ちょうど、助産師の資格を生かして「助産院を開業したい」想いが強くなった頃だったので、それなら「地方で開業できたらいいな」という話をしていました。私自身も、地方の地域資源を利活用することに興味があったので、まずは私が単身で移住して生活基盤を整えることができたらと思っていました。現在、妻は横浜で、出産前のケアもできるようになるため、鍼灸の専門学校で技術習得に励んでいるところです。
■「長浜市での暮らし」について教えてください!
堀田さん:人生で初めて関西圏に住むので、コテコテの関西弁が飛び交っていると思っていましたが、全然違いました(笑)地域の方は、どちらかというと「おしとやか」で、落ち着いた雰囲気を感じます。車さえあれば何も不自由しない場所で、休みの日ものんびり出来ています。先日は、こちらの地域に来訪していた都内の大学生たちと、夜空と蛍を見に行きました。都会ではなかなかできない体験で、自然が豊富で素敵な地域ならではだなと感じています。
■「住まい」について教えてください!
堀田さん:自分では使いきれないほど大きな家を使わせてもらっています。着任当初は、許可をもらいながら物を片付けることから始めました。部屋中を掃き掃除するところからと、最初から大忙しです。
また、縁側の外には中庭があり、その先に進むと離れと蔵が2棟あります。離れ2階には風流な肘掛け窓があり、外の景色を眺めることが出来ます。ただ、床が緩くなっているので、現在リノベーションをしている最中です。自分でやり切るのも良いのですが、滅多にできない体験なので、大学生と一緒に行うことで、この地域の関係人口を増やせたらいいなとも考えています。出来上がったスペースは、地域内外の方が集う場所にしたいと考えています。縁側や肘掛け窓、昔の家には「人」や「自然」と緩やかにつながる仕掛けが沢山あります。
堀田さんが住んでいる家
家の一室をリノベーション中
現在の活動内容と今後
堀田さんの主な活動地域である田根地区では、これまでから大学や企業と連携した取組みを実施されており、堀田さんは地域の方と連携して取り組まれています。
■「活動内容」について教えてください!
堀田さん:着任して間もないので、まずは「地域の方との関係構築」と、僕のテーマである空き家活用のために「空き家の発掘」に取り組んでいます。地域の交流について、コロナの影響で今もイベント開催が少なく、地域での宴会もありません。そこで、対面で交流するため、フットサル教室にコーチとして参加したり、間接的に多くの方とコミュニケーションを取るために地区の広報誌に連載したりしています。誌面で空き家情報を募集したり、自分自身の情報を掲載したりすることで「協力隊の堀田さんですか?」と地元の方から声をかけてもらえることも少なくありません。今後は広報を電子化して、若い方ともコミュニケーションが取れるような仕組みにしたいと考えています。
■「将来展望」について教えてください!
堀田さん:田根地区の空き家をデータ化しようと思っています。そしてその空き家を、どう利活用するのかを考えているところです。ひとつは、「企業と学生をマッチングする場」にしたいと考えています。8月に東京大学の学生が来て、フィールドワークをする予定です。もうひとつは、「eスポーツ合宿場(競技場)」として利活用できればと考えています。最近、大学ではeスポーツのサークルが増えているそうです。加えて、eスポーツの種目にある「太鼓の達人」で、高齢者の方にも楽しんでもらいたいと思っています。
空き家の利活用についてこれからも試行錯誤し、将来的には田根をはじめとして全国に、横展開できればと思っています!
長浜市では、今後も地域おこし協力隊の方をはじめ、様々な方と一緒に地域を盛り上げていきたいと思っていますので、現役隊員のインタビューを読んで、少しでも長浜での活動イメージを膨らませてもらえたらと思います。
活動拠点の一つ・田根まちづくりセンター
田根地区の広報誌
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私が個人的に長浜市でおすすめしたいのは、琵琶湖の夕景と観音文化です。風景というとありきたりですが、滋賀県には琵琶湖があり、空気がスカッと晴れた日に、琵琶湖に沈む夕陽は本当に見とれてしまいます。普段から見慣れているはずなのに、足を止めてカメラに納めたくなったことが何度もあります。そんな景色、他ではなかなか見られません。
もう一つは観音文化です。普通は「観音さま」と呼びますが、長浜市では「観音さん」と親しみを込めて「さん」付けで表現することがあります。これは、それだけ「観音さま」が人々の身近な存在であったからだと思います。戦国時代の戦禍を逃れるために、川に沈めて手がとれてしまった観音さまや土に埋めていたため一部が朽ちてしまった観音さまもありますが、今もなお、地域住民の方に大切に守り受け継がれています。
長浜市には、ここでは言い表せないくらい色んな資源があるので、少しでもご興味をもっていただければと思います。
長浜市で地域おこし協力隊や地域づくりの担当をしています。地域は人あってこそなので、移住とか地域づくりに関わらず、少しでも長浜市に興味がある方、話を聞きたいなと思いの方はお気軽にご相談ください。
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