萩は漁業が根付いた町で、山口県の中でも屈指の水揚げ量を誇ります。アジ、イワシ、タイなど一般の人になじみのある魚から、アマダイに代表される高級料亭で食べられる魚まで実に250種類ほどの魚介類が水揚げされます。その漁場の秘密は沖合の海底に沈んでいる火山にあります。海底の火山は魚の城になっており、萩の漁師さんはその魚の城をめがけて出漁するのです。港には漁船がずらりと並び、日夜、屈強な漁師さんが大海原に向けて出港していきます。

特に萩市では、乗組員を雇用して操業する規模が大きい漁業が多く、複数の漁船で船団を組んで操業したり、数日かけて遠方の漁場で操業する船もいます。
この素晴らしい萩の漁業を支えていくためには、若い人の力が必要不可欠です。今、萩では日本中から乗組員を募集しています。全国どこからでも大歓迎です！！

今回、ご紹介するのは離島の大島、市街地から近い越ケ浜と三見です。
■大島
乗組員を募集するのは「中型まき網漁業」と「沖建網漁業」の２つです。いずれも日帰り操業です。乗組員の人数は、中型まき網漁業が1船団15～20人、沖建網漁業が1隻3～4人です。20～30代の若い乗組員も多く、エネルギッシュな職場です。以前から移住支援に力を入れてきたこともあり、県外出身者も多数いらっしゃいます。島でのスローライフを楽しみながら、漁師になってみませんか？

■越ケ浜
乗組員を募集するのは「いわし船びき網漁業」と「延縄漁業」の2つです。水揚げされるシラスやアマダイ、フグは評価が高く、全国に誇るブランドです。いわし船びき網漁業は、漁場が近く、日帰り操業となります。操業中の漁船を道路沿いからでも見ることができます。延縄漁業は、漁場が遠いため、1回の航海が4～5日となります（航海後は2日休み）。大海原を眺めながら船上で食べる漁師飯は格別です。

■三見
乗組員を募集するのは「沖建網漁業」です。日帰り操業になります。主にヤズ（ブリの若魚）やタイ、イサキを狙って操業し、時期によってはアラ（クエ）を狙うこともあります。今回募集を行うのは1隻だけですが、同じ商売をする船が他にもあり、地域の主幹漁業となっています。浜の将来を担うのは、あなたかもしれません！

募集団体や漁業種類等詳しくはこちらをご覧ください。
▶https://www.jf-ymg.or.jp/ryoushi/event/booth.html

萩市の漁業を応援してくれる人や漁師に興味がある方は、『興味ある』ボタンを押してください。今後の経過レポートや漁業に関するイベント情報などをご案内したいと思ってます。

山口県では「担い手支援日本一」を掲げており、一人前の乗組員になってもらうために最長2年間の研修支援を行っています。船長や先輩乗組員がマンツーマンで技術指導をしてくれますので、漁業未経験者でも心配いりません。船舶免許等の資格取得支援もあります。研修中から固定給がありますので、最初から一定の収入が確約されるのも安心です。「海や釣りは好きだけど経験や知識がない。船も資格も持ってない」そんな方でも乗組員になれますので、思い切って飛び込んできてもらって大丈夫です！

とはいえ、まったく知らない世界に飛び込むのは怖い・・・大丈夫です。2泊3日程度の漁業体験プログラムもご用意しています。実際の操業に同行し、漁村や職場の雰囲気、自分の適性をよく知ってもらった上で判断してもらえたらと考えています。

※研修制度や漁業体験プログラムを利用するには、山口県フェア（下記）への参加が必要です。
山口県漁業就業支援フェア２０２１
▶URL：https://www.jf-ymg.or.jp/ryoushi/event/fair.html