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- 高齢化率70%!瀬戸内の島でこれからのライフスタイルの探求拠点をつくる仲間を募集
現代の日本は様々なモノ・コト・情報に溢れています。それに比例するかのように人々のコミュニケーションは気薄となり、生産者の顔が見えないものを消費するようになりました。
一方、このような暮らしに無機質さを感じる人は、少なくないのではないでしょうか。
今後はより生きやすい未来を築く上で、私たち一人ひとりが自らの感じる違和感や社会の抱える課題と丁寧に向き合うこと、そして改善に向けた多様なアイディアを生み出し、実践することが求められます。
そして、私たちはその拠点として広島県大崎下島にある久比(くび)を選びました。
この地には瀬戸内海ならではの豊かな自然、古い町並みと共助の人の絆があります。子どもからご老人まで、安心して暮らすことができる温かさや、よそものを受け入れてくれる寛容さがあります。
人生100年時代。美しく、楽しく人生を謳歌するには、生涯現役を貫き、いつまでも元気で活き活きと安心して生活できることが大切です。元気なという意味を持つ”まめな”という言葉はそうした生き方を表す言葉として、誰にでもわかりやすい、馴染みやすい言葉と思い、このプロジェクトの呼称としました。
私たちの想いに共感していただける方には、ぜひ久比にお越しください。ご自身やご家族のこれからの生き方を、私たちと一緒に探究していただければと思います。
この久比で、新たなライフスタイルのあり方を小さく示したい。
東京が中心である、都市が中心である、人間が中心である、男性が中心である・・・
都市であると当たり前のように決まっているその「中心」が、久比にいると一体誰が決めたのだろうと疑問に思います。
私たちがやっていることは、福祉をはじめ農業やテクノロジー、教育、モビリティなど、さまざまなことに取り組んでいますが、総じて、中心がどうあるべきか?を問い直しているという感覚があります。
とはいえ、資本主義社会の中で、いかにお金を作っていくか?という課題も、もちろん大きくまめなの活動に影響しています。
その社会の中で「中心」を変えるというのは、社会や世界が本当に驚くような手法やビジネスモデル、技術、思考が必要です。
久比全体で、「こういう生き方がある!ビジネスモデルがある!手法がある!」というようなことが、どんどんと生まれてくる環境をまめなとしてつくっていきたい、ソーシャルイノベーションの聖地になっていきたいと思っています。
その結果として、人間の本質を本気で追求できる場になっていくと思っています。
ぜひ、一緒に生き方の発明をしていきましょう!
くらしを手に取り戻すを実践すべく、まず自分たちが手を動かします。
地域の方々に向けた音楽会や、起業家を迎えた勉強会など、多様な活動を久比で実践しています。
新たなライフスタイルを自らの手で作りたい方と出会いたい!
今回の募集では以下の役割の方を中心に募集をしています。
・久比で起業するスタートアップのバックオフィスをリモート、もしくは二拠点生活で実践したい人
今久比では、さまざまな法人が生まれようとしています。まめなをはじめとしたソーシャルスタートアップのバックオフィスを行いながら、働く場所に囚われない生き方を実践する人を募集します。
・相互扶助コミュニティを活性化するためにまめなの運営する食堂のキッチンスタッフ
地域に一つしかない飲食店。そのお店も高齢とともに継続が難しくなっている状況です。地域の人々が集う受け皿の選択肢を増やすために、「まめな食堂」のオープンを準備しています。12月に正式オープンするまめな食堂のキッチンスタッフを募集します。
・観光ではなく学びの体験としてインバウンドに取り組みたい人
関係人口を増やすことが地域の活性化には必要ですが、安易な観光施策は土地を消費し、地域の人を疲弊させます。久比は暮らしの地域です。まめなでは、観光ではない、学びの体験を軸とした、新たなインバウンドのモデルを設計したい人を募集します。
最後に、まめなでは仕事への対価ではなく、ベーシックインカムをお渡しするという形でメンバーと関わっています。これは、何か一つに依存せず、自立した生き方を構築できるまでのサポートをすることで、誰もがチャレンジできる環境を整えられると考えていることが一番の理由です。
調理に充分な機材を揃えたキッチン。シェフだけでなく様々な人が日々利用しています。
起業家、大学生、農家、旅人・・・世代/領域を超えたコミュニティがあります。
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大崎下島は、瀬戸内海の豊かな自然を全身で味わうことのできる島です。
朝は小鳥のさえずりが響き、夜は満点の星空がみえ、秋から冬にかけて様々な柑橘の実が色づきます。
一方で、かつては黄金の島として名を馳せた大崎下島は、1970年台に、柑橘の大量生産が全国各地で起こった影響で、衰退の一途を辿ります。
若者は農家を継がずに本土へと渡っていった結果、今では高齢化率70%、空き家率40%になってしまいました。
ここまで読むとネガティブに聞こえるかもしれませんが、見方を変えると、物々交換の習慣や立派な日本の木造建築など、1970年台以前の暮らしがここには残っているとも言えます。
都市化のしがらみに囚われず、新たなライフスタイルを探究していくためには、久比は最高の地域であると確信しています。
私たち一般社団法人まめなは、「くらしを自分たちの手に取り戻す」をミッションに、豊かな自然環境の中で自分たちで出来ることは自分たちでやることで、これまでの既成概念にとらわれない、これからの自立した生活を探究します。またコロナ禍を経験したことで、金銭的解決のみによる都市生活の危うさが露呈しましたが、これからを生きていくためのお金の新しい流れを構築することも、広島県呉市、大崎下島久比地区を拠点に目指しています。