【仕事体験】自然ガイドの仕事で子どもたちの本気を引き出そう。自らも楽しむエコツーリズム入門
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公開日:2023/09/15
終了日:2023/12/02

【仕事体験】自然ガイドの仕事で子どもたちの本気を引き出そう。自らも楽しむエコツーリズム入門

大江町の「地域おこし協力隊」の仕事の1つであるネイチャーガイド。今回は、その仕事を実際に体感していただくインターン体験を企画しました!

まずは体験を通じて私たちの仕事内容や考え方、取り組み方を感じに来てください!学生さんの参加もお待ちしています!

ネイチャーガイドの基礎や伝え方のポイントを2泊3日でじっくり学ぶ

ここは、山形県のちょうど中央に位置する大江町の山奥、七軒地区。

集落には、豊かな森や川、田畑があり、各家庭では凍み餅やつぶあぶらづくりなど、昔ながらの雪国文化が息づいています。そんな七軒の里山環境を守りながら、自然と暮らしを体験してもらうおうと2015年に誕生したのが、『大江町山里交流館 やまさぁーべ』です。

当館のメインコンテンツは、四季の自然を存分に活かした“子ども向け”の体験プログラム。春から秋にかけては「リバートレッキング」、年間を通じては、モモンガ・ムササビ・ホタルなど、時期によってさまざまな生き物に出会える“自然観察会”などを開催しています。

そして近年人気なのが、稲や大豆の種まきから始める「納豆ご飯&豆腐の味噌汁をイチから作れるか!?」という年間プログラム。

2泊3日のプログラムとなるこの旅では、館長の佐々木隆馬(りゅうま)さんのもとでネイチャーガイドの基本を教えていただき、最終日には「納豆ご飯&豆腐の味噌汁をイチから作れるか!?」イベントにご参加いただきます。前半での学びや実感をもとに、子どもたちと触れ合っていきましょう。

①ネイチャーガイド職に興味あり!
②子どもとの“関わり方”、“伝え方”、“学び”について、既存の方法以外の視点やヒントが欲しい。
③子どもたちの「本気の顔・喜ぶ顔」が見たい!

そんな方々にぜひ体験していただきたい旅です。

◯ 開催日程
・2023年09月29日 (金)〜 10月01日(日)2泊3日
・2023年11月10日 (金)〜 11月12日(日)2泊3日
・2023年12月01日 (金)〜 12月03日(日)2泊3日
※下までスクロールいただくと、詳細スケジュールがご覧いただけます。

◯費用など
・参加費、宿泊費、食費無料。
・ネイチャーガイドのインターン給与として、6,000円が支給されます。

---体験先情報(山里交流館やまさぁーべ)----------------------------------------------------------------------------------------------------------------
「エコツーリズムによる“自然再生”と“地域振興”」を目標に、廃校となった小学校をリノベーションして作られた宿泊・体験施設です。運営は、地元の有志が集まってできた「NPO法人さわらび会」。山形弁で「山に行こう」を意味する施設名の通り、自然の中の様々なアクティビティや田舎の文化体験プログラムを提供しています。また、教室や体育館はレンタルスペース、校長室や保健室は宿泊部屋としても利用可能となっており、県内外より年間1000名以上の方が訪れます。
https://www.yamasa-abe.com
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館長 佐々木さん。根っからの生き物好き!2022年6月には、著書「本気で遊ぶ大人に子どもはついていく: 自然は未来を育てる学びの場」が出版されました!

館長 佐々木さん。根っからの生き物好き!2022年6月には、著書「本気で遊ぶ大人に子どもはついていく: 自然は未来を育てる学びの場」が出版されました!

種蒔から始めて、収穫した大豆を「わらつと」に入れていくと…いよいよ納豆らしき姿に!

種蒔から始めて、収穫した大豆を「わらつと」に入れていくと…いよいよ納豆らしき姿に!

生きた学びが得られるガイドーーその心得を聞く

「やまさぁーべ」が全5回開催する年間プログラムとして実施している「納豆ご飯&豆腐の味噌汁をイチから作れるか!?」」はどんな内容なのでしょう? そこで得られる学びとは? ネイチャーガイド兼やまさぁーべ館長の佐々木さんは次のように話します。

「稲や大豆の種まきから始めて収穫、そしてごはんや納豆や味噌、豆腐を手作りするプログラムです。子どもたちにとっては地味でつまらない体験なのでは?とイメージする方も多いと思うんです。でも、やっていくうちに段々真剣になっていく。子どもたちだけでアイデアを出し合って進んでいきます。」

そうやって子供たちの“本気”を引き出していくのが、佐々木さんの仕事の流儀。自然の中で思いっきり遊んだり、昔ながらの暮らしを肌で体験してもらうことで、生きた学びが得られます。

佐々木さんがもうひとつ大切にしているのが、「みずから本気で楽しむ」こと。実際、佐々木さんや、『やまさぁーべ』スタッフの方を見ていると、 “子どもたち以上” に楽しそう。

川遊びでは、子どもたちに向けていきなり水をバシャーンとかけたり、自然観察会では、どんなに大事な話をしていても、目の前に珍しい鳥が飛んできたら「おおーっ!」と、誰よりも興奮。田植えや稲刈りの際にも、先頭を切って目の前の作業に熱中しています。

そこにも理由がありました。佐々木さんはこう話します。

「主役はあくまで自然なんです。我々は、言葉が喋れない自然のサポート役、言ってみれば"通訳者”です。自分たちが心底楽しんでいないと、子供たちにもその魅力が伝わりません。自然に対して常に真剣に向き合い、その場でリアルに生じることを大切にしています。根底にあるのはその思いです」

遊びも、観察も、農作業でもその姿勢は変わりません。自然の中で真剣になって思いっきり楽しむ。それこそがネイチャーガイドに求められる資質なのかもしれません。

水かけ合戦開始!テンションMAX で、川の冷たさ、川底の感触を確かめていきます《リバートレッキング》

水かけ合戦開始!テンションMAX で、川の冷たさ、川底の感触を確かめていきます《リバートレッキング》

苗を植えていく子供たち。間隔を保ちながら、目の前の作業に没頭。

苗を植えていく子供たち。間隔を保ちながら、目の前の作業に没頭。

自然・子どもたちと丁寧に向き合う、リアルなネイチャーガイド職を体験!

「やまさぁーべ」での、ネイチャーガイドの仕事内容は、四季を通したさまざまな「自然体験プログラムの企画と実施」だけではありません。「自然環境の保全」も重要な取り組みです。

一見すると豊かな自然に恵まれ、子どもたちが喜ぶほど多くの生き物たちと出会える羨ましい環境に感じますが、実は、それもここ数年で少しずつ再生されてきているからなのだそう。

荒れ地に再び田んぼを作ることで、水路が出来る。そこに蛍が発生する、カエルが卵を産みに来るようになる。すると、カエルを食べに鷹がやってくる。ーー農作業体験プログラムが出来たのも、集落が抱える「耕作放棄地」問題に端を発しています。荒れた耕作地に作物を育てることが、人と自然が共生できる環境を生み出します。

自然再生と地域振興を目標にしたツーリズム(エコツーリズム)を行なっている「やまさぁーべ」の夢は、50年後、100年後もホタルが飛ぶ里地里山を維持し続けること。そのために、「地域おこし協力隊員の募集」や「関係人口の創出」などを通じてこの地を盛り上げていきたいと考えています。

体験初日は、当館の運営団体メンバーや地元農家さんとの交流も。エコツーリズムは里山を豊かにする活動でもあります。この研修を通して里山保全のリアルな現状、そして未来への展望を知ることができるでしょう。

2日目は、参加者がいない状態で、ネイチャーガイド体験をしていただきます。佐々木さんにガイドの際のポイントを教えていただきながら、ご自身でも自然を満喫してください。

最終日の、「納豆ご飯&豆腐の味噌汁をイチから作れるか!?」には、年間プログラムの進行状況に合わせて、「A:稲刈り」「B:大豆の収穫」「C:納豆&豆腐づくり&いただきます会」のいずれかを体験いただけます(※気になる内容の回を選んでご参加)。

この日はゲスト(子供たち)も参加します。

A:2023年10月01日(日)( ※ 09月29日 〜 10月01日の回 ) 
B:2023年11月12日(日)( ※ 11月10日 〜 11月12日の回 )
C:2023年12月03日(日)( ※ 12月01日 〜 12月03日の回 )

鎌を使いながらの稲刈り、納豆を発酵させるための「わらつと」に大豆を仕込む作業など、その時期ならではの体験をすることができます。

ネイチャーガイドとしては、“子どもたちの前での作業方法のレクチャー”や“自然の中で真剣になって子どもたちと一緒に楽しむ”を実践できるプログラムになっています。

自然を舞台に、「子どもたちの好奇心が走り出すきっかけ」をつくり出している「やまさぁーべ 」。

大切なのは、まず現地でみなさんが素直に目の前の自然の魅力を感じること。その感覚を土台に、生き生きした、子どもたちに接すれば、自然の素晴らしさを翻訳すること(=ネイチャーガイド)の醍醐味を知ることができるでしょう。

ちなみに「やまさぁーべ 」で働いてみたいという方には地域おこし協力隊の募集など、求人情報の提供もしております。興味のある方は、ぜひ下のコラムにも目を通してください。

■ 昨年開催された当旅に参加したことがきっかけで、地域おこし協力隊員としてネイチャーガイドを務めることになった神保さんも当日みなさんを出迎えます。実際に働いて感じることなど、ぜひ現地で詳しく聞いてみてください!

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《 求人情報 》

2024年度採用「地域おこし協力隊」の受入分野及び人数は検討中です。
現隊員の活動分野は、『山里交流館やまさぁーべ』(※)のほか、「まちなか交流館」でマルシェなどの開催や、空き家バンク運営、若者の活動支援などです。おためし地域おこし協力隊開催時に、地域おこし協力隊の制度や待遇などについても紹介します。(求人に興味のある方は、応募時にお伝えください。)

(※)『山里交流館やまさぁーべ』での活動(ネイチャーガイド)について
ガイドというと、専門の知識がないと飛び込むのは難しいと思っている方も多いかもしれませんが、子どもが好きな方であれば、未経験でも問題ありません。佐々木さんのもとで、学びながら少しずつネイチャーガイドとしての力を養っていただきます。

イベント・ツアー内容

所要時間:2泊3日

費用:無料(※宿泊費、食材費は主催者側で負担します)

最小催行人数:1 人

集合場所:10:30 JR山形駅

解散場所:16:00 JR山形駅 ※希望によって早めに終了することができます。

スケジュール

◎1日目
[大江町・やまさぁーべを知る、ネイチャーガイド研修]
10:30 JR山形駅 集合
1.オリエンテーション・昼食
2.大江町や七軒地区めぐり
・地元の方や農家さんを訪問
3.やまさぁーべ施設・活動フィールドの案内
4.ネイチャーガイドの基本や心得について
5.懇親会
・働き方/大切にしていること/暮らしについて等
(やまさぁーべ泊)
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◎2日目
[実践に向けての準備]
1.打ち合わせ、3日目のイベント準備
2.昼食
3.ネイチャーガイド体験
《リバートレッキング、自然観察会など》
・お客様(子どもたち)がいない状態で、自然体験プログラムを体験いただきます。
・ガイドのポイントや注意点を踏まえながら、まずは参加者ご自身に全身で自然を感じていただきます。
※体験内容は、季節や天候によって変動します。
(やまさぁーべ泊)
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◎3日目
[ネイチャーガイド実践]
1.打ち合わせ・イベントの準備
2.お客様到着
3.ネイチャーガイド実践
《「納豆ご飯&豆腐の味噌汁をイチから作れるか!?2023」イベント》
2023年10月01日(日):稲刈り&芋煮会
2023年11月12日(日):大豆の収穫&にがり作り
2023年12月03日(日):納豆&豆腐づくり〜収穫祭
・ミニレクチャー、安全面のサポート、子どもたちと一緒に楽しむことに挑戦!
4.昼食
5.お客様をお見送り
6.最後のまとめ
・体験の感想、質疑応答
16:00 JR山形駅 解散
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※3日目の終わり時間は、希望によって早めに終了することができます。
※当日のお客様のスケジュールに合わせるため、予定が前後する可能性があります。
※天候やお客さまの都合により、「ネイチャーガイド実践」が代替プログラムになる可能性があります。

主催:大江町山里交流館やまさぁーべ/共催:大江町おためし協力隊project
プロジェクトの経過レポート
2023/11/15

●参加者から感想が届きました!

とても貴重な体験をさせて頂きました。役所での地域おこし協力隊についての説明や、地元の方とのふれあいから始まり、最終日は子どもたちと行うイベント参加と盛りだくさんの二泊三日。子どもたちにとって、楽しい!を入口とし自然への理解を深めていける場だと感じ、必要不可欠な教育だと思いました。

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大江町
大江町 おためし協力隊projectが紹介する大江町ってこんなところ!

「山形県のほぼ中央に位置する人口約8千人の町・大江」

◎ さくらんぼ・すもも・りんごなどの果物が自慢。
◎ 最上川、月布川、朝日連峰と大自然を有する環境です。
◎ 左沢駅の市街地部は、国の「重要文化的景観」に選定されました。
◎ 川と最上橋が織り成す景観は「水郷の町」のシンボルになっています。
◎ 磐梯朝日国立公園の東麓では、登山基地として多くの山岳愛好者が訪れます。
◎ 町内全域に光ファイバー網が整備されており、テレワークに最適です。

山形県大江町の地域おこし協力隊として活動する前に、一定の期間、地域協力活動を体験していただき、大江町とのマッチングを図る「おためし地域おこし協力隊」プロジェクトを企画しています。 少しでも気になる方は、お気軽にご連絡ください!
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