「がんばりすぎなくていい」肩の力を抜きながら暮らせる、大津

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2026/09/11

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2026/09/09

滋賀県大津市にお住まいの市川紀珠(いちかわきじゅ)さんは、関東の会社で働きながら滋賀への移住を決めた1人(現在は大阪の企業へ転職されています)。そんなきじゅさんはなぜ滋賀への移住を決めたのか、どんな景色を見て暮らしているのか。ライターのはやしだが聞きました。

都会と地方、生き方の違いを感じて

はやしだ:なぜ東京から移住しようと考えたのでしょうか?

きじゅさん:いくつか理由はありますが、東京での暮らしに違和感を持ってしまったことと、大阪出身で、関西が好きなのでいつかは戻ってきたい…と考えていたことです。仕事的にもタイミングが良かったので、ここで決断した、という感じでした。

はやしだ:東京での暮らしの違和感、ですか?

きじゅさん:東京で暮らしていると、ずっと力が入ってしまっている気がして。かなり仕事に打ち込んでいたので、生活=仕事になってしまい、家に帰っても力を抜く瞬間がなかったんです。旅行に行っても、純粋に楽しみに行くというより、日常から逃げるための現実逃避。そんな生活を新卒から5年ほど続けるうちに、「この先5年後や10年後も、今のままで私は過ごしていきたいのか…?」と自問自答するようになりました。仕事も余裕ができたことで少し俯瞰して、「仕事はあくまで人生の一部。自分がどのようにこの先生きていきたいのか」を考えるようになったんだと思います。もちろんいろんな最先端のコトやモノが集まっている場所なので、とても刺激的でおもしろさもあったのですが。

はやしだ:わたしも都会で暮らした経験があるので、わかる気がします。

きじゅさん:そう思うようになりさまざまな地方に足を運んでみると、とにかく目の前に必死な体感がある東京に比べて、「“自分自身が”どのように生きていきたいのか」に軸足をおいた人たちが、地方には多いように感じたんです。「あえてそこに住む理由」を持っていて、それが自分の人生観ややっていきたいこと、生涯で体現したいライフスタイルと繋がっている。もっと具体的にいうと、「なぜそこに住んでいるのですか?好きなところは?」と聞くと明確な自分なりの答えを持っている方が圧倒的に多いなと。素敵だなと思うと同時に、私は「“周りから見て”どのように生きていきたいのか」も気にしていたな…と思いました。それから、私は本当にどうしたいのか?を考えて、この20代後半をひとつのターニングポイントにしたいと地方移住を検討し始めました。

都会で働いていた頃のきじゅさん
都会で働いていた頃のきじゅさん

大津を選んだ理由は、関西の安心感と新鮮さ、利便性もあるから

はやしだ:これまでいくつかの地方を検討されたとのことですが、大津を選んだ理由はなんですか?

きじゅさん:まず、関西が好きだということが大きかったです。実家は大阪の高槻市にあります。一度関西を離れて暮らしたことで、改めて自分は関西の文化や空気感が好きなんだと分かりました。ただ、大阪へ戻るだけでは、少し面白みがないとも感じていました。 大阪は便利ですが、すでに知っている場所です。せっかく引っ越すなら、知らない場所で、新しい発見のある暮らしをしたいと思っていました。そのタイミングで、大津を案内してもらう機会があったんです。 実家の高槻市には、大津から車で20分ほどで帰れるし、大阪や京都にも電車1本で出られるので通勤もしやすい。利便性がありながら、大津に降り立ったときには、緑も見えて都会にはない開放感がありました。都会すぎず、田舎すぎない。私は都市部で育ってきたので、いきなり山奥のような場所で生活するのは少しハードルがあります。でも大津なら、便利さを手放さずに自然の近くで暮らせる。自分にとって、ちょうどいい場所だと思いました。

大津の人が持つ「この場所が好き」という感覚

はやしだ:なるほど、条件がぴったりだったんですね。

きじゅさん:あと、大津の人も素敵だな、と思いました。こんなに地元のことが好きな人と出会ったことがないくらい、みなさん大津のことが好きなんです。

はやしだ:大津のこと好き、どんなところからそう感じたのでしょうか?

きじゅさん:大阪や関西を好きだという場合、「関西の文化が好き」「大阪のノリが好き」というように、カルチャーへの愛着が大きいと思います。 それに加えて滋賀の人たちは、琵琶湖があることや、自然の近さ、暮らしやすさなど、地理的な場所としての滋賀も好きな人が多いように感じました。「私は本当にここが好き」と思っていることが、話していると伝わってきます。地元の好きなところを楽しそうに語ってくれる様子に、それぞれの思いやライフスタイルが垣間見える気がして、私もその一部になって体感したい!と強く思いました。「どうして滋賀の人は、こんなに滋賀が好きなんだろう?」と。

はやしだ:今移住してみて、「どうして滋賀が好きなんだろう」に答えは出ましたか?

きじゅさん:滋賀は、選択肢が多いからかな、と思います。過ごし方も、距離感も、自分に「心地いい」を選べるんです。

はやしだ:選択肢、ですか? きじゅさん:たとえば遊びの選択肢だったら、ゴルフやキャンプ、釣り、ランニングなど自然の中でできることもありますし、京都や大阪へ行けば都市的な楽しみ方もできます。水辺で1人のんびりしていても浮くことはないし、もちろん、誰かと一緒に行ってもいい。 距離感だったら、大津は、街を歩けば必ず知り合いに会うほど小さくはありません。一方で、人の多さに圧倒されるほどの大都会でもない。反対に、大津市の北部や山間部に行くと、地域の人が全員知り合いという場所もあります。もっと濃い地域コミュニティーに入りたければ、そうした地域を選ぶこともできる。一人でいることと、人とつながることが両立しやすい場所なのかもしれません。

大津から主要都市へのアクセスマップ
大津から主要都市へのアクセスマップ
自然の中でのアクティビティ
自然の中でのアクティビティ

実際に暮らしてみて感じる、大津の魅力

はやしだ:大津での暮らしはどうでしょうか?

きじゅさん:あえて大津に住む良さ、を少しずつ体感している気がします。 大津では、家の近くに琵琶湖があって、少し歩くだけで緑や水辺に触れられます。琵琶湖沿いの公園で、本を読んだり、何もせずにぼんやりしたり、ランニングしたりする。特別なことをしなくても、それだけで気持ちが整います。歩いて数分のところに、マンション群の間から浜に出られるところがあって。そこでのんびり過ごすのがとても好きなんです。 通勤後に大津京駅に降り立ったとき、いつもホッとする感覚がありますね。大津は、「頑張らなくてもいい」と寄り添ってくれる気がしています。都会にいると、なんだか肩に力が入りすぎるというか…でも大津で周りを見てみれば、いろんなライフスタイルを実践している方が多いので、仕事ばかりの思考にならない。仕事ももちろん頑張りながら、「明日なに食べようかな」「ここ行ってみようかな」「そういえばあれ欲しかったな、やりたかったな」など、自分の日常の“過ごし方”に目を向けさせてくれます。だからこそどこか安心しながら暮らせているように感じています。

はやしだ:今回きじゅさんにインタビューをする中で、「頑張らなくてもいい」というフレーズが一番印象に残りました。大津は、何もしなくていい場所という意味ではありません。仕事をしたり、新しいことに挑戦したり、頑張りたいときには頑張れる。 でも、ずっと力を入れ続けなくてもいい。少し疲れたときには、琵琶湖を眺める。 緑の中を歩く。一人で本を読む。車で少し北へ走り、いつもと違う景色を見る。そうした時間を、日常の中に持つことも許される。都会の便利さも、自然の豊かさも、地域とのつながりも、どれか一つを選ぶのではなく、自分の生活やそのときの気分に合わせて、距離を選ぶことができる。大津は、暮らす人に「もっと頑張らなければ」と迫るのではなく、「今日は少し力を抜いてもいい」と伝えてくれる場所なのかもしれません。

お気に入りの景色
お気に入りの景色

このプロジェクトの地域

滋賀県

大津市

人口 34.06万人

大津市

大津市企画調整課が紹介する大津市ってこんなところ!

プロフィール はやしだ

岐阜県生まれであちこちで暮らす人。 人と話すことが大好きだけれど、ある時1人になりたくなって、初めて一人旅をしたのが彦根と長浜でした。波打つ琵琶湖にオレンジ色の夕日が沈む風景と、近江鉄道のどこかの駅でホームから吹き込んだ満開の桜が今でも記憶に残っています。 誰かの「好き」を引き出して伝えたい。地域のすてきを、魅力を届けたい。好きを語るライターになりたいと修行中。 そんなわたしの「好き」は、クロード・モネ、梨木香歩、原田マハ、ソフィア・コッポラ、濱田英明、市橋織江、土門蘭、猫、タルトシトロン、シュークリーム、かぼちゃコロッケ。

このプロジェクトの作成者

プロフィール画像

滋賀県大津市は、転入者数が転出者数を上回る社会増を続ける“選ばれているまち”です。 都会派、田舎派どちらのくらしも叶えられるのが滋賀県大津市です。 【大津市を示すデータ】 ・2016年から社会増を続けています。 ・最も多い転入者は、子育て世帯 【大津市が選ばれる理由】 ・抜群の利便性 (JR京都駅に9分、JR大阪駅に40分) ・住宅が取得しやすい ・びわ湖と山のいやしを感じるくらし

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