「ここは日本のポートランド!?」自然と文化が同居する比叡平で見つけた“縛られない”暮らし。

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2026/10/23

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京都の市街地から車でわずか30分。比叡山の美しい緑に囲まれた「比叡平(ひえいだいら)」をご存知でしょうか。碁盤の目に区切られた広い敷地、豊かな緑、どこか異国の住宅街を思わせるこの地に魅せられ、16年前に家族で移住したのが木全さんです。 アメリカでの生活や、国内外の様々な都市での暮らしを経て、なぜ木全さんは最終目的地として「比叡平」を選んだのか。インターネットビジネス、心理カウンセラーやコーチとしても活動する木全さんに、この街ならではの「自立した自由な暮らし」のリアリティを探っていきます。

原風景はアメリカ。国内外の都市を経てたどり着いた理想の土地

—--久田:木全さんはこれまで、国内外の様々な場所で暮らしてこられたそうですね。 木全さん:そうですね。大学は東京でエコロジー(都市計画)を学び、夜はファッションデザインの学校へ通うなど、昔から「自然と文化の融合」に興味がありました。その後、「東京は人にとって便利すぎる」と思い大阪で現代アートを学び、その中で出会った臨床心理学を学ぶためにアメリカへ渡り、オレゴン州のポートランドなどに4年間留学していたんです。 ポートランドは、街の中に大きな木が堂々と生い茂る、自然豊かな素晴らしい場所でした。同時に、サンフランシスコでも受け入れられないような(笑)、かなり尖ったこだわりのある人たちが集まる、とても文化的な街でもあるんですよ。日本に帰国して住む場所を探すときも、「豊かな自然の中に住みながら、かつ洗練された都会の文化にもアクセスできる場所」をずっと探していました。鎌倉や兵庫など、色々な候補地を時間をかけて見て回りましたね。

—--久田:その中で、最終的に比叡平に決められた決定打は何だったのでしょうか? 木全さん:実は、子どもの幼稚園選びがきっかけで、不動産屋さんに「ちょっと面白いエリアがあるよ」と教えてもらったのがきっかけなんです。 初めて比叡平の「3丁目」に足を踏み入れたとき、ぞわっと鳥肌が立つような懐かしさを感じて。私は幼少期にも少しアメリカ(ワシントンDC)に住んでいたのですが、比叡平の広い道路、碁盤の目の区画、各家庭にある広いお庭、そして大きな針葉樹がドンと佇む風景が、その時の原風景を思い出させて。「あ、ここだ」と直感しました。

市街地まで30分の大自然。窮屈さのない、伸び伸びとした子育て

—--久田:実際に住んでみて、子育て環境や暮らし心地はいかがですか? 木全さん:大阪の梅田近くのマンションに住んでいた時期もあったのですが、どうしても集合住宅だと「子どもが走り回る音」や「大きな声を出すこと」に制限がかかってしまいますよね。 比叡平に移住してからは、庭も広いですし、家々の間隔もしっかりあるので、子どもたちが毎日大きな声で歌を歌っていても誰にも文句を言われません(長女が2歳の時に移住し、下の3人は比叡平生まれ)。私は体を使う心理学を扱っているのでよく分かるのですが、「体の制限」はそのまま「心の制限」に繋がります。制限のない環境で、五感を開放して伸び伸び育てられるのは、何よりの価値ですね。 —--久田:生活の利便性の面で、不便さや不安はありませんでしたか? 木全さん:よく「比叡平は買い物する場所がない」「冬は寒い」なんて噂を聞きますが、私自身は移住前も後も、不安は一切ありませんでした。 確かに街の中に大きなスーパーはありませんが、車があれば山を降りてすぐの「大津京」周辺で何でも揃いますし、ネット通販や食材宅配を使えば何不自由ありません。私はコストコ(京都八幡)まで買い出しに行くこともあります。車の運転さえ苦にならなければ、全く問題ないですよ。 それに、一歩歩けば大文字山の上までトレッキングに行けるルートがあり、そこでトレールランニングを楽しんでいます。ひぐらしやウグイスの鳴き声で季節の移り変わりをダイレクトに感じられる毎日は、本当に最高です。

同調圧力はゼロ。自立した面白い大人たちが集まるコミュニティ

—--久田:地域のコミュニティや、ご近所付き合いの雰囲気はいかがですか? 木全さん:日本の地方や田舎にありがちな「強制されるお付き合い」や「同調圧力」のようなものは、比叡平には全くありません。ここが一番の魅力かもしれませんね。 比叡平には、会社の経営者、大学の学者や研究者(京都大学や立命館大学など)、そしてアーティストや外国籍の方がとても多く住んでいます。みなさん「こういうライフスタイルがしたい」という明確な意志を持って、あえてこの地を選んで住んでいる。つまり、非常に「自立心」が高い人たちの集まりなんです。

—--久田:お互いに干渉しすぎない、心地よい距離感があるのですね。 木全さん:そうです。だから、家の中でずっと創作活動にこもっている人がいても、「あの人は趣味に没頭しているんだな」と自然に受け入れられる。変な噂が立つこともありません。 かと言って冷たいわけではなく、関わりたければいくらでも繋がれる温かさがあります。自治会のお祭りもありますし、近所同士で声を掛け合って防犯や防災を率先してリーダーシップを担ってくれる方たち(大学の名誉教授など)がいる。お庭で羊を飼っている友人がいたり、小さな動物園をしている一風変わった外国人がいたり、我が家も庭でうさぎを遊ばせたり、お互いの庭でバーベキューをしたり。自立した個々の人間が、緩やかに、かつ心地よく共存しているバランス感覚が絶妙なんです。

職住一致。「家族との時間」を最優先にする働き方

—--久田:木全さんは20年以上前からインターネットビジネスをされているとのことですが、比叡平での仕事のスタイルについて教えてください。 木全さん:アメリカにいた頃、黎明期だったインターネットビジネスを友人が成功させているのを見て、「これなら好きな場所で、好きな時間に、自分のペースで仕事ができる」と確信しました。フルタイムで組織に縛られて働くよりも、自分にはこの働き方が合っているなと。 現在は、パソコン一台で完結するネット通販業をベースに、予約が入った時間にコーチングや心理セラピーを行うスタイルをとっています。

—--久田「場所と時間にとらわれない働き方」が、比叡平の暮らしをより豊かにしているのですね。 木全さん:一番の目的は「家族との時間をしっかり持つこと」でした。心理学の観点からも、家族が同じ空間に一緒にいる時間(何かを一緒にする必要はなくても、空間を共有していること)は、心の安定にものすごく重要なんです。朝から晩まで家族の気配を感じながら、自分のこだわりの詰まった家と庭で仕事ができる。このスタイルを比叡平で実現できたことは、私にとって何物にも代えがたい財産です。

移住を検討している方へ

—--久田:最後に、これから大津市や比叡平への移住を考えている方にアドバイスをお願いします。 木全さん:比叡平は、「周りがこうしているから」ではなく、「自分はこういう暮らしがしたいんだ!」という強い意志や自立心を持っている人には、これ以上ない最高の場所です。 街並みを歩くだけでも、住人たちのこだわりが詰まった面白い建築がたくさんあって飽きません。京都という高い文化圏のすぐ隣にありながら、圧倒的な自然の懐に抱かれて暮らす。他を探しても、こんなユニークな二面性を持った土地はなかなか見つからないと思います。 「自分の足で立ち、自然とともに豊かに暮らしたい」――そんな熱い思いを持った方に、ぜひこの比叡平の風を感じにきてほしいですね。

-----久田:「豊かな暮らし」とは何かを諦めることではなく、自分たちの軸を持ってしなやかに選び取ることなのだと、木全さんのお話を通して強く実感しました。 都会の文化圏にすぐ手が届く利便性と、五感を解放できる圧倒的な自然環境。お互いの生き方を尊重し合える心地よい距離感のコミュニティ、そして何にも縛られず伸び伸びと育つ子どもたち——。 「自分たちの足で立ち、自分たちらしく心地よく暮らしたい」そう願う人にとって、ここ比叡平という街は、自分らしい生き方を叶えるための最高の舞台になってくれるはずです。

このプロジェクトの地域

滋賀県

大津市

人口 34.06万人

大津市企画調整課が紹介する大津市ってこんなところ!

【執筆者】 久田 愛理 京都生まれ。現在は東京を拠点にする社会人。 これまでロンドンに留学したり、ホステルを転々としてみたり、フットワーク軽めで好奇心旺盛なインドア派。 月一回程度は京都や滋賀の湖北に住む祖父母の家でリモートワーク。多拠点生活を堪能中。

このプロジェクトの作成者

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滋賀県大津市は、転入者数が転出者数を上回る社会増を続ける“選ばれているまち”です。 都会派、田舎派どちらのくらしも叶えられるのが滋賀県大津市です。 【大津市を示すデータ】 ・2016年から社会増を続けています。 ・最も多い転入者は、子育て世帯 【大津市が選ばれる理由】 ・抜群の利便性 (JR京都駅に9分、JR大阪駅に40分) ・住宅が取得しやすい ・びわ湖と山のいやしを感じるくらし

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