今回手がける古民家は、美祢駅からほど近い場所にあり、駅周辺エリアに建っています。賑やかだった昔を彷彿とさせる少しさびれた場所ですが、それはそれで味がある感じ。

物件は、ツタの絡まった、趣のある昭和テイストの二階建て。
一階ではカフェの営業続行中（近々、店舗移転予定）。カフェスペースは店主が素敵にリノベーション済み。
まずは未着手の二階をお借りして、お試し住宅として整備することに。
整備後は、地域の方も立ち寄れる、移住者と地域の方が交流できる場所になれば良いな、と期待して…

＃1　（一回目）2023年11月3日～5日の３日間

11月３日

小春日和を通り越して、少し汗ばむくらいの陽気の中、バスで全国からお集まりの方々をお迎えに。
美祢市を知っていただきたく、まちあるきをしつつ目的の物件へ。
吉本興業の住みます芸人コンビ「快盗スズメ」の関さんが、美祢線の歴史を美祢駅ホームで解説。
その後は秋吉台、別府弁天池へ観光へ。
夕食は、前回のDIYツアーで整備した空き家で、地元の特産、ニジマスの炭火焼き、スコップホルモン、瓦そばに舌鼓を打ちました。

11月4日

DIY物件の二軒隣りにある「Petit lab bakery」
めちゃくちゃ素敵に再生してある、元呉服屋さんだった物件。
他県からも人々が押し寄せる、行列のできるパン屋さん。
いつもはお休みの土曜日なのに、朝早くから、店主の内藤さんが、リノベーションの経緯、地域への熱い思い、お店のコンセプトをお話してくださいました。
手作りの美味しいお菓子とコーヒーもいただきながら。（至福のひと時）
その後は、漆喰塗りのワークショップ。
ケーキにホイップクリームでデコレーションしていく感じ。
独特のスイーッと滑る感じが気持ちよく、瞑想状態になる没頭者続出。

11月5日

窓の内側の手すりを、天然の形を活かした木材で作成するワークショップ。
みんなで協力。お気に入りの木材を組んでいき、あっという間に完成しました。

DIY終了後は、今後、お試し住宅として整備した物件をどう利活用していくのか、参加者の方々のアイデアを出し合うワークショップ。
様々な素敵なアイデアが出てきました。
そのアイデアを今後の物件の活用の参考にして、より良い場づくりをしていきます。

みんなで協力して、目に見える形に、何かを作っていくことは、お互いの信頼関係を築く早道なのかもしれない！と今回のDIYツアーを通じて感じました。
参加者の方々が、初対面とは思えないほど打ち解け、楽しそうにされているのを見ていると、こちらまでワクワク楽しくなってきて。
楽しい気持ちって伝染するって事実を発見。

DIYツアーを通じて、美祢市の雰囲気の良さや過ごしやすさが、ほんの少しでも伝われば、そこから、色々なモノ、コト、ヒトに繋がっていくんじゃないか？

参加者の方が、美祢市に新しい風が運んで来てくださった。
そんな気がするツアーでした。
穏やかな小春日和の陽気の中、そよそよと。どこからともなく吹いてくる暖かい風。

次回のツアーも、きっと素敵になるはず。なんだか前向きな元気がもらえた３日間。

ありがとうございました。

次回も、乞うご期待を。

以上、美祢魅力発掘隊（地域おこし協力隊）　廣中智美がお伝えしました。