富士山の麓で、"稼げる観光"の未来を描く。地域資源を活かす観光プロデューサー募集

雄大な富士山。世界的なサーキット。豊かな自然。歴史ある温泉。 小山町には、誰もが羨むような“宝物”がたくさんあります。

世界中から人が集まる富士スピードウェイ。日本一の頂きを目指す登山者たち。この町には、年間を通じて多くの人々が訪れる、強力な集客エンジンがすでに存在します。

けれど、その大きなポテンシャルを、町全体の資源として十分に活かしきれていないのが現状です。

例えば、サーキットを訪れた人々が、レースの後に町で食事をし、宿泊する。富士登山を楽しんだ人々が、麓の温泉で疲れを癒し、お土産を買う。

そうした町全体の回遊や滞在を生み出す「面」としての戦略を描くことは、町としてもこれからの大きなチャレンジです。富士山などのキラーコンテンツを活かした価値を新たに産み出すことで、町の経済には大きな伸びしろがあります。

必要なのは、点在する宝物を拾い集め、ひとつの物語として紡いでいくプロデュースの視点なのです。

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今回募集する地域おこし協力隊のミッションは、町の「観光プロデューサー」として、点在する地域の宝物を繋ぎ合わせ、持続可能な観光事業を地域と共につくり上げていくことです。

活動の拠点となるのは、2025年に設立された「まちづくり公社おやま」。 行政の枠組みにとらわれない、民間ならではの視点とスピード感で事業を推進できる組織です。

担っていただくのは、単なる調整役ではありません。 意欲ある事業者に寄り添い、彼らの挑戦がもっと輝くための舞台をつくる。 地域の声に耳を傾け、まだ形になっていない想いをすくい上げ、事業という形にしていく。 その先に、観光地域づくり法人（DMO）の設立という未来も見据えています。

これは、誰かが作ったレールの上を走る仕事ではありません。 地域の未来につながる事業を、自らの手でつくっていく、そんな創造性にあふれた仕事にチャレンジしてみませんか？

着任後は専門家による研修や伴走支援の体制も整えているので、安心して飛び込んできてください。以下、3年間の活動イメージになります。

■1年目：信頼関係を築き、「見える化」する まずは、徹底的に地域を知ることから始めます。町を歩き、人に会い、その声に耳を傾けてください。 ・地域住民、観光事業者、移住者など、幅広い人々へのヒアリング活動と信頼関係の構築。 ・町に点在する観光資源、歴史、文化、人の魅力などを棚卸しし「見える化」する。 ・活動拠点「まちづくり公社おやま」のメンバーとして、既存事業（ふるさと納税の返礼品企画、首都圏企業と連携した自然体験プログラム等）をサポートし、現場感覚を養う。 ・地域のイベントや祭りに積極的に関わり、地域の一員としての基盤を築く。

■2年目：小さく試し、輪を広げる 1年目で見つけた可能性の種を、具体的なプロジェクトとして形にしていきます。 ・地域の事業者と連携し、体験ツアーや季節限定イベントなどの実験的な観光プロジェクトを企画・実施する。 ・複数のプレイヤーを巻き込み、エリア単位で新しい価値や収益を生み出すコラボレーションを仕掛ける。 ・SNSやウェブサイト、外部メディアを活用し、小山町の隠れた魅力を効果的に発信する。 ・観光協会や行政と連携を深め、DMO設立に向けた事業計画を策定する。

■3年目：仕組みにし、未来へ託す 挑戦を一時的なもので終わらせず、持続可能な仕組みへと昇華させていきます。 ・地域を巻き込み、DMOのモデル事業の立ち上げを行う。 ・成功事例や失敗から学び、他の地域事業者も活用できる「事業モデル」を設計・共有する。 ・立ち上げたプロジェクトの運営を、地域のチームが自走できる形へと移行していく。

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このミッションに、観光分野でのキャリアや専門知識は必ずしも必要ではありません。それ以上に、想いや活動への姿勢を大切にしたいと考えています。

○こんな方と一緒に、小山町の未来をつくりたい！ ・地域の多様な人々の声に、敬意をもって耳を傾けられる方 ・机上の空論ではなく、現場に足を運び、人と対話することを楽しめる方 ・新たな事業の立ち上げや、0から1を生み出すプロセスにワクワクする方 ・答えのない問いに対して、粘り強く、前向きに取り組める方 ・“新しい観光のかたち”をつくるチャレンジをしてみたい方

ほとんどの方にとって、これは初めての挑戦になるはずです。 だからこそ、面白い。 地域の人々と語り合い、悩み、時には失敗しながら、一緒に未来をつくり上げていく。そんな手触り感のある日々が待っています。

「地域おこし協力隊」は、安定した基盤の上で、思いきり未来への挑戦ができる3年間です。この貴重な機会を、新たな観光事業づくりにチャレンジしてみる期間として、地域に飛び込んでみませんか？

ご応募を、心からお待ちしています。