この町は、「心の余白」を私にくれた
公開日:2026/07/28 23:24
最新情報
「興味ある」が押されました!
2026/07/29移住前は、「和寒町の魅力は何だろう」「私に何ができるだろう」で頭はいっぱい。でも実際に心を動かされたのは、観光地やイベント以上に自然の音や色、香り、人の温もり。そんな日常をゆっくり感じられる”心の余白”が、この町にはありました。今回は、移住して初めて気づいた和寒町の豊かさについてお話しします。
「気づくきっかけ」の種をまく
和寒町へ移住してから、よく聞かれることがあります。
「和寒町って、どんな町ですか?」
この質問をされるたびに、移住前の自分を思い出します。
私も当時は、「どんな町なんだろう」と考える日々。
有名な観光地はあるのかな。
休日はどこへ出かけるんだろう。
どんな魅力があるんだろう。
町の魅力を知ろうとすると、どうしても「特別なもの」を探してしまいます。
でも、暮らし始めて気づいたことがあります。
本当に心に残るものは、パンフレットや観光ガイドには載っていないものだと。
私が変わったのは「見え方」
和寒町で暮らし始めてから、感じた変化があります。
町の景色が変わったわけではありません。
私の”見え方”が変わりました。
鳥のさえずりに耳を澄ませること。
風が畑を渡る音。
雨上がりの土の香り。
季節ごとに少しずつ表情を変える景色。
朝、すれ違う町の方と交わす挨拶。
「野菜できたから持っていきな。」
そんな何気ないやり取り。
以前の私は、忙しさの中で通り過ぎていたものばかりでした。
和寒町で暮らすようになって気づいたのは、自然が豊かだから幸せなのではなく、その自然や人の温かさを、ちゃんと感じられる”心の余白”があることでした。
「何もない町」ではなく、「気づける町」。
外から来た私にとって毎日が新鮮で日常にあふれた魅力の町。
でも、その魅力は派手なものではありません。
誰かが笑顔で挨拶をしてくれること。
季節の変化を肌で感じられること。
困ったときに自然と手を差し伸べてくれる人がいること。
町の人にとっては当たり前のことかもしれません。
でも、私にはその一つひとつが宝物でした。
私はすでにある魅力の「気づくきっかけ」の種をまきたい。
地域おこし協力隊として「町の魅力を発信する仕事」はもちろん大切な役割ですが、
私が本当に届けたいのは、魅力そのものだけではありません。
町の人が、「これは和寒町の魅力なんだ」と気づくきっかけ。
外から来た私だから見えた景色や感じたことを伝えることで、この町で暮らす人が、自分たちの町をもっと好きになる。一番のファンになる。
私は、その豊かさを、この町で教えてもらいました。
だからこれからも、この読みものでは、観光パンフレットには載っていない和寒町の日常を、一つひとつ丁寧に届けていきたいと思います。
そんな発信を続けていきたいと思っています。
そして、その想いが少しずつ町の外にも広がり、「こんな暮らし、いいな」と感じてくださる方との新しい出会いにつながったら嬉しいです。
このプロジェクトの地域
和寒町
人口 0.28万人
中満紗和が紹介する和寒町ってこんなところ!
和寒町(わっさむちょう)は、北海道のほぼ中央に位置する人口約2,800人の小さな町です。道央自動車道の和寒ICがあり、旭川市までは車で約40分。北海道各地へのアクセスもしやすく、自然豊かな環境と暮らしやすさのバランスが魅力です。広がる田園風景や四季折々の景色、特産の越冬キャベツやかぼちゃなど、農業が身近にある暮らしもこの町ならでは。でも、私が一番魅力を感じているのは、人と人とのつながりです。日常が豊かで温かい時間に包まれる暮らし。すでにある魅力と出会える町。