地域おこし協力隊、その後。安芸市で暮らし続ける理由
公開日:2026/10/05 02:00
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2026/10/05「地域おこし協力隊って、任期が終わったらどうなるの?」
これから地域おこし協力隊を考えている人にとって、気になるポイントのひとつではないでしょうか。
今回は、東京から安芸市へ移住し、2023年3月から2026年2月まで地域おこし協力隊として活動した末廣さんにインタビューをしました。
協力隊になるまでのこと、任期終了後の現在の暮らし、そしてこれから協力隊を目指す人へのメッセージを聞きました。
東京から安芸市へ。地域おこし協力隊になるまで
Q.もともとはどこで暮らしていたんですか?
東京で暮らしていました。 高知で暮らしてみようと思ったことがきっかけで、まずは高知のどこかに泊まってみようと思ったんです。 そのときに泊まったのが、安芸市にある「東風ノ家」でした。
Q.安芸市で暮らしてみて、最初の印象はどうでしたか?
最初に思ったのは、「便利だな」ということです。 もっと田舎で、生活するのに困るのかなと思っていたんですが、東京にいた頃とあまり変わらないんですよね。 それでいて自然があるので、「これはいいな」と思いました。
Q.地域おこし協力隊に応募したきっかけは?
最初から地域おこし協力隊だけを探していたわけではなくて、普通の仕事も探していました。 東京にいた頃、お祭りのお手伝いに参加した際に子どもたちが楽しそうにしている姿を見て、「これが仕事だったらいいな」と思ったことも、地域に関わる仕事を考えるきっかけになりました。 そんな中、夫が安芸市の地域おこし協力隊の仕事を見つけてきてくれたことが、応募するきっかけになりました。
Q.応募する前に、不安だったことはありましたか?
「地域おこし」という名前が、ちょっと重荷でした。 「地域おこし協力隊」というくらいだから、地域のために何か大きなことをしなきゃいけないのかな、と。 自分にそんなことができるのかな、という気持ちはありました。
Q.実際に協力隊として、どんな活動をしていたんですか?
奈比賀(ナビカ)という中山間地域のサポートや、地域で行われていることの「見える化」をしていました。 それから、移住促進のための移住担当業務もしていました。 地域の人たちと関わる中で、少しずつ色々なつながりができていきました。
協力隊を卒業して、今は何をしている?
Q.協力隊の任期はいつまででしたか?
2023年3月から2026年2月までです。
Q.任期終了後は、どんなことをしているんですか?
今は、集落支援員として、伝統文化を活かした地域活動のお手伝いをしています。 また、中山間地域である畑山の情報を把握しながら、地域でのさまざまな取り組みに関わっています。 それと、「ゲストハウスふもと」の運営もしています。
Q.協力隊の活動と、今の仕事につながりはありますか?
めちゃくちゃあります。 協力隊時代につくった人とのつながりが、今の活動にもつながっています。 例えば、協力隊時代に担当していた奈比賀地区でのつながりも、今の活動につながっています。 奈比賀は安芸市の中山間地域にある地区なんですが、そこでできたつながりをきっかけに、畑山の人たちから「奈比賀に行きたい」という話が出て、実際に交流する機会をつくることができました。 獅子舞もそうです。 奈比賀の獅子舞がきっかけで別の地域の獅子舞の人たちと出会って、そこからお手伝いすることになりました。 協力隊のときにつくった人とのつながりが、任期が終わった後も続いていて、今の活動にもつながっています。
Q.任期終了後も、安芸市に残ろうと思ったのはなぜですか?
いろんな楽しい人がたくさんいることですね。 それに、生活環境がとても良い。 そういう場所だからこそ、ここに残って、これからも地域のお手伝いをしたいと思いました。
Q.現在の安芸市での暮らしはどうですか?
ゲストハウスを始めたことで、今までとは違う県外の人や、海外の人とも会えるようになりました。 そういう新しい出会いも増えて、より楽しさが増したと思います。
Q.協力隊を経験したからこそ感じる、安芸市の良さは?
やっぱり川などの自然があること。 それと、地域の人たちとの距離が近いところですね。
Q.逆に、移住して大変だったことはありますか?
東京への帰省ですね。 かなりお金がかかるし、移動も大変です。 最初は「毎月帰ろう」と思っていたんですが、なかなか難しい(笑)。 あとは、両親の様子が分かりにくくなったこともあります。 東京にいたときより、どうしても距離を感じる部分はありますね。
これから地域おこし協力隊を考える人へ
Q.協力隊になって「良かった」と思うことは?
自分ができることって、たいして何もないと思っていたんです。 でも、パソコンでちょっとした資料を作るだけでも、それが誰かの助けになっていたりする。 「こんな小さなことでも役に立つんだ」と気づけたことは大きかったです。 それから、「何か手伝えることはないかな」と考えるようになりました。
Q.どんな人が地域おこし協力隊に向いていると思いますか?
小さいことを面白がることができる人。 それから、いろんなことに興味を持てる人だと思います。 地域で暮らしていると、ちょっとしたことでも「面白いな」と思えることがたくさんあります。 そういうものを楽しめる人は、向いているんじゃないかなと思います。
Q.協力隊として活動するうえで、大切だと思うことは?
地元に住んでいる人よりも、仕事の条件が優遇されている部分があるので、まずはそのことに感謝すること。 そのうえで、「自分に何か還元できることはないかな」と考えることが大切だと思います。
Q.任期終了後のことを考えて、活動中にやっておいた方が良いことは?
もし起業をするなら、2年目くらいから少しずつ事業計画を作っておくと良いと思います。 任期が終わるギリギリになってから準備すると、補助金などの申請も大変なので、早めに準備しておくのがおすすめです。 任期が終わってから慌てるのではなくて、活動しながら少しずつ準備しておくといいと思います。
Q.最後に、これから安芸市で地域おこし協力隊をしてみたい方へメッセージをお願いします!
安芸市には、いろんなところでサポートしてくれる人が多いです。 コミュニケーションをとりながら仕事をしていくと、いろんな楽しい体験ができると思います。 仕事の合間に、海・山・川に触れられて、すごく心には優しい場所ですよ。
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東京から安芸市へ移住し、地域おこし協力隊として地域に関わった末廣さん。
任期を終えた現在も、集落支援員やゲストハウスの運営を通して、安芸市で地域との関わりを続けています。
協力隊時代に出会った人や、そこで生まれたつながりが、今の仕事や新しい活動にもつながっていました。
地域おこし協力隊は、任期が終わったらそこで終わりではありません。
活動を通して生まれた出会いや経験が、その後の仕事や暮らしに繋がっていくこともあります。
「地域のために何か大きなことをしなければ」と構えすぎず、まずは地域の人と出会い、話し、目の前にある小さなことを楽しんでみる。
そんなところから、思いがけない出会いや「その後」が始まるのかもしれません。
このプロジェクトの地域
安芸市
人口 1.53万人
安芸市移住コンシェルジュが紹介する安芸市ってこんなところ!
高知県東部に位置する安芸市は、太平洋に面した温暖な気候と、豊かな自然、そして歴史と文化が調和するまちです。日本一の生産量を誇る「なす」や香り高い「ゆず」といった特産品に加え、江戸時代の面影を残す武家屋敷「土居廓中」、三菱グループを創業した岩崎彌太郎の出身地、阪神タイガースのキャンプ地としても知られるなど、多彩な魅力を持っています。
このプロジェクトの作成者
高知県東部に位置する安芸市は、太平洋に面した温暖な気候と、豊かな自然、そして歴史と文化が調和するまちです。日本一の生産量を誇る「なす」や香り高い「ゆず」といった特産品に加え、江戸時代の面影を残す武家屋敷「土居廓中」、三菱グループを創業した岩崎彌太郎の出身地、阪神タイガースのキャンプ地としても知られるなど、多彩な魅力を持っています。 市街地は平地で、徒歩20分圏内に商業施設や医療機関が充実しており、歩いて暮らせるまちです。 とは言っても、市街地から離れた住宅地も多く、自動車があると便利です。
◇面積 面積は317.16㎢(東京23区の約1/2)。北側はほとんど山林で、森林率は約89%!
◇気候 年間平均気温は17.5℃で、日照時間は年間2,000時間以上ですが、降水量は多いです。夏は日差しが強く、最高気温が30℃を超える日があります。冬は比較的温暖で日中10℃前後の日が多く、降雪はほとんどありません。