本市への「移住者」の中には、豊富なビジネスキャリアや多様なスキルを地域で役立てたいと考えている方々がいます。また、当市には、人材（担い手）不足、高齢化から生じる地域の課題に前向きに取り組みながら、新たな地域のあり方を模索する「由利本荘元気人(げんきびと)」たちがいます。
一方、都市部には、副・複業や二拠点暮らしなど、ライフプランに“地方”を取り入れることを考える「都市住民」がいます。
本市では、このような“地域”、“地方”に思い、関心を寄せる市内外の人材で、新たな枠組みによるコミュニティづくり、次代に向けた新しい価値観を創出し、人・地域が新たに人を呼び込む「まちづくり」、「仕組みづくり」に取り組みます。

人・地域が新たに人を呼び込む「まちづくり」、「仕組みづくり」の鍵になるのは、「ナリワイづくり」。地域の困りごとや隠れたニーズ、地域資源等を、お金をかけずに手間と時間、アイデアと仲間の力でプチビジネスに変え、解決または活用していく、小さなソーシャルビジネスです。
「ナリワイ」をつくるのに大切な事は、のんびりはじめて、小さく、対話、何よりも実践する本人が、相手が、仲間が、地域が楽しく、笑顔で取り組み、そして小さな対価と感謝を得ること。
舞台は、秋田県一広いフィールドを持つ本市。ナリワイの“ネタ”に困ることはありません。そして仲間は、「移住者」、「由利本荘元気人」、「都市住民」、ときどき「動物」も…。
地域おこし協力隊員には「ナリワイづくり」の仕掛け人を担っていただきます。
ナリワイづくりに失敗はありません。なぜなら、挑戦こそがナリワイづくりの大きな目的でもあり、本市の目指すところでもあるからです。
人は、面白いこと、魅力的な人や地域に惹かれます。「ナリワイづくり」は、人や地域を見つめ、これまでにない発想や感覚でアプローチするワクワク感のある取り組みです。そんな人がたくさんいる地域って、住みたい、住み続けたいと思いませんか。