少し前までの二拠点生活といえば、別荘を所有したり、都市圏から遠く離れた場所に移動するなど大掛かりなイメージでした。一方、都市部での仕事と便利な暮らしを続けながら、日常的に複数の「居場所」を持つスタイルの二拠点・多拠点生活が今、20〜30代を中心に注目を集めています。 地域と関わりながら軽やかな二拠点居住を実践するための場所選びや住まいなど、気になることをまとめました。
例えば地域に古民家を買って暮らし、通勤日用に都市部のアパートやシェアハウスを借りる。都市部の家は維持したまま、シェアハウスやサブスクを利用して週末メインの地域暮らしを楽しむ。目的やライフスタイルによって様々な暮らし方を組み立てられるのが、多拠点生活のおもしろさでもあります。まずは現在の生活を棚卸して、理想の暮らしをイメージしてみましょう。
多拠点生活の大きなメリットは、複数の拠点を持つことにより、新しい文化や暮らしに触れて視野が広がることです。複数の場所を行き来することが気分転換やリフレッシュになり、また地域で全く違う人生を過ごしてきた人たちと出会い交流することで、日々の仕事や生活によい刺激が生まれます。 一方で、複数の場所に住むと住居費や移動費用がかさみます。移動や手続き、それぞれの場所での生活を整えることに多大な時間とエネルギーが必要になり、それが大きな負担になることも。二拠点/多拠点生活のメリットを十分に味わえるよう、上手にバランスをとることが必要です。
「自然豊かな場所で癒されたい」「サーフィンや登山など趣味を満喫したい」「田舎でのびのび子育てしたい」「自分のスキルを生かして地域で起業したい」…多拠点生活の目的は十人十色。まずは実現したい暮らしをイメージして、フィットしそうな地域を探しましょう。 移動方法や時間も考慮する必要があります。例えばメインの拠点から1〜2時間程度で行ける場所では、より気軽に多拠点生活が楽しめます。
SMOUTには、さまざまな形で地域に関わる人を歓迎する地域の情報が、多数掲載されています。二拠点生活の実践者が既にいるシェアハウスやゲストハウスの情報を掲載している地域もあるため、そこから探すという方法もあります。
気になる地域のページを「フォロー」しておくと、その地域に関する情報が通知やメールで届きます。ぜひ活用して「ここぞ!」と思える場所の情報を集めてみてください。
心地よく滞在できる場所でなければ、多拠点生活へのモチベーションも半減してしまいます。一方、現在の住まいと合わせて2か所以上の住居費がかかるので、ある程度コストを抑える工夫が必要になるかもしれません。自治体が用意する移住者向けの賃貸物件に入居する、空き家バンクなどを通して格安で物件を取得しコツコツDIYするなど、目的に応じて住まい方はさまざま。サブスクの多拠点居住サービスなどを利用すれば、さらに身軽かつ様々な地域での暮らしを楽しめます。 生活の中で「ここは譲れない!」というポイントを見極め、滞在日数や目的、ご自身のライフスタイルにぴったりな住まいを探しましょう。SMOUTメッセージで気になる地域の人に相談すると、地元の人のみぞ知る物件や暮らしの情報を教えてもらえるかもしれません。
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