日本三大備長炭のひとつ「日向備長炭」の主要生産地、美郷町。他ではあまり類を見ない製炭業ですが生産量、生産者数共に減少傾向にあります。製炭者もこのことを危惧し、少しでも就業障壁を軽減するために「備長炭製炭指導者の会」を立ち上げました。
　今回のプロジェクトではこの備長炭指導者の会の元、最長3箇年の研修を受け、美郷町独自の製炭技術やその文化を肌で感じ、学んでいただきます。

■就業までのロードマップ
１年目　備長炭作りの一連の流れ（伐採技術・窯作業）・地域を知る
２年目　技術の向上（伐採技術・窯作業）・課題解決活動
３年目　就業に向けた準備（炭窯の確保等）・課題解決活動
４年目　技術と文化伝承の担い手に（製炭業に就業）

■松岡理妃隊員より（令和4年6月1日採用）
　任用から半年経ちます。活動内容や方向性の話し合いを指導者の方々と交わしながら活動しています。お師匠達は個性が強めですが、私の意思を1番に考え受け入れてくれます。
　製炭業といっても山での伐採作業が多く、自ら炭木の原木を切らないと炭を焼くことが出来ません。私は女性で小柄な方ですが、山中で場所を選びながら木を切ることはずいぶん出来るようになってきました。炭窯や山中で活動するお師匠達の姿がかっこよく感じ、どうやったら自分もそうなれるのかと最近よく考えます。
製炭業に少しでも興味がある方、私たちは美郷町北郷の炭窯で待っています。

@sumiga_aru
Instagramで日頃の研修の様子や美郷町の暮らしを発信しています。

美郷町は、次のような方を募集します。

【コミュニケーションを取ることが好きで、自ら積極的に地域と関わる姿勢のある方】
製炭業は仕事柄、地元製炭者達のとの”繋がり”が重要です。
月に1回程度行う窯出し（炭窯から焼けた炭を出す作業）は、3～4人で行うのが通常ですし、炭窯を作る際にも多くの製炭者が集まり協力して製作します。製炭者のコミュニティーがもっとも大切です。

【製炭技術の追求ができる方】
　時には窯に籠もって備長炭と向き合ってください。
　硬度があり火力の強い備長炭を作るには高い技術が要求されます。美郷町独自の製炭法は、他地域の技術を取り込みさらに発展させ確立されたものです。現在も製炭技術の追求は続いています。

■募集要項　https://www.town.miyazaki-misato.lg.jp/kiji003628/index.html
■日向備長炭ＰＲページ　https://araka.silk.to/
■美郷町公式youtube「アラカシ」　https://youtu.be/aRG8Kjpyzuw
応募希望の方は、「応募したい」をクリックしてください。追ってこちらから連絡させていただきます。