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- オールクリエイター集まれ!織機やオフィススペースが自由に使えるhataba Caféがオープンします。
京都西陣織の流れを受け継ぐ「越前織」のまちにある創業90年の機織(はたおり)場が、織物はもちろんのこと、新しい作品を発信したいすべてのクリエイターの皆さんが使えるフリー創作スペースに生まれ変わります。
陶芸から、洋服、Webデザイナーさん、みんなOK! 僕の工場、乗っ取ってください(^^)
全盛期は600件余りの織場(はたば)が軒を連ねた坂井市丸岡町ですが、現在操業しているのはわずかに40社程度。柳澤織ネーム(昭和5年創業)を営む柳澤治久さん(66)も一度はすべての織機を廃棄して工場をたたむことを考えたそうですが「自分の体が動くうちにできることは何か」を考えた結果、ここに行き着いたのだそうです。その柳澤さんが越前織のなかでもこだわるのが、織ネームと呼ばれる衣服などにつけるネームタグ。色鮮やかで風合いのある仕上がりが特徴で、今も高級服飾メーカーの衣料を中心に市内の産業全体で国内シェアの約70%が生産されています。
「商いとしての織場は僕の代でいったん終わり。これからは、かつて僕らがそうだったように、新しいセンスで“いろんな作品”を世の中に発信したい若者を応援していきたい。織物にはこだわらない、陶芸から洋服づくり(織機やミシンがあります)、さらにWebデザインでも、僕の工場や設備を自由に使ってもらいたい」と柳澤さん。
まちで「ハルちゃん」と呼ばれ親しまれている柳澤治久さん
きめ細かな色彩と風合いが特長の越前織のネームタグ(織場にて)
工場内は、織物好きにはこたえられない魅力の宝庫。いつか“織物作家”が生まれると嬉しいな
この工場では、最近ニーズが高いオリジナリティにこだわる個人のお客様や、インデイーズブランドを制作するデザイナーのリクエストに対応できる少ロットの織ネームの制作も可能とのことなので、興味ある方はぜひ使ってみては!もちろん多くのクリエイターの中からいつか“織ネームづくり”を継承してくれる方が生まれれば、町としても嬉しいところです。
一方で、来場者やクリエイターが集まったりアイデアを練ることができるカフェのオープンも計画中。工場内には使わなくなった織機やレトロモダンな丁度がゴロゴロ。本格的なオープンは夏明けを予定しています。運営には手作り品を作って市内のイベントなどに出店している地元のグループの皆さんも加わる予定で、なんだか賑やかになりそう。
織場併設の“カフェ”スペースは現在ペイント中
織場内のレトロモダンなアイテムが並ぶ予定の棚
“市内企業で働きながら” という道もあり。シェアオフィス(無料)・シェアハウスが利用できます!
中京・関西圏の方ならば、週末だけ工房として活用するという方法も。一方で少し腰を落ち着けて勉強したい、制作から販売まで目指したいという方は工場2階のオフィスをシェアして使うこともOKだそうです(工房としての使用も可で使用はなんと無料)。
また、工場前にあるアパートの空き室もシェアハウスとして使っていただけます。柳澤さんは「もちろん、クリエイターの仕事と言っても初めは生活基盤を作ることが大切。市内の仕事はたくさんあるので、そちらの相談にものりますよ、人材育成の場にもなればと思っているので。」と、地元のキーマンらしく、いたれり尽くせりのプロジェクトを紹介してくれました。
ちなみにここは、北陸自動車道丸岡インターから5分、福井市内や加賀温泉にも近い、鎌倉(21位)品川区(22位)坂井市(23位)と住みよさランキング調査でも全国上位の暮らしやすさが自慢の「笑顔で暮らせるまち」でもあります。何かの制作拠点を探している方はもちろん、よくわからないけれど面白そうと思ってくれた方?もぜひお問い合わせください!
福井駅前を望む
加賀温泉郷
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坂井市の総合政策部シティセールス推進課の上田純子です。
市職員としてのキャリアの半分を広報に従事。
市内に根付く歴史や文化、自然はもちろん、
ステキな人、ステキな場所、ステキな時間にたくさん巡り合う中で、私自身がすっかり坂井市ファンになりました。
実は何を隠そう、私も移住組み。
結婚を機に坂井市に居を構え、以降20年!!、住み心地の良さを日々満喫しています。
ここにご紹介するツアーは、私が出会ってきた、とても大切で大好きな人たちがサポートしてくれるものばかり。
ほっこり感あふれるストレスフリーな坂井市暮らしを、ぜひ一度体験してみてください。