「秘境の文筆家」応募用ウェブページ：
https://katerie.jp/2024/01/22/honmiraishiibavill/

「本と人をめぐる良い循環」を生み出すために、椎葉村が決意したこと。それは「図書館で良い本をご紹介する活動の、その先を目指そう」ということです。

図書館が魅力的であるためには、魅力的な本がなければなりません。魅力的な本が生まれるためには、魅力的なつくり手・書き手の方がいなければなりません。

「出版不況」などの煽り文句が流れる昨今、また日本の経済事情もあいまって「作家として生きていく」ことはとても難しいように思われます。「執筆だけに専念したい」と願ったとしても、生活の保障無き状況では実現しえない願望に終わるでしょう。

「では村として、執筆に集中できる環境をつくろうじゃないか」

椎葉村は、そう考えました。村として書き手の方をサポートすることが、良い本を生むきっかけになる。そのきっかけが出版界の活力に繋がれば、結果として出版界の一端である図書館も元気で魅力的になる。そんな魅力ある文筆家の方が椎葉村に住んでくださることは、村としても意味がある文化的な地域おこしになる。

ホンミライ様との連携が、そんな構想を実現に導いてくれました。今村翔吾先生のご人脈を活かした編集者さんとの繋がりも駆使した審査～支援体制で、秘境の文筆家として活動するあなたの夢を応援します。

また、椎葉村図書館「ぶん文Bun」は大きな味方となるでしょう。レファレンスと呼ばれる資料探索サポートを通じて、執筆の際のコンシェルジュのように使っていただければと思います。執筆の際は、Wi-fi完備の館内をご自由にご活用ください。都会の図書館と違って、予約もなくいろんなワークスペースを確保できます。

目指すはずばり、商業出版です。

「一人で山奥にこもったって、商業出版に繋がるものは書けないよ」…と言うのはごもっとも。それを夢のままで終わらせないために、商業出版デビューまでの支援体制をホンミライ×椎葉村のタッグで提供いたします！

「秘境の文筆家」の方に求めるのは「永住」ではなく「大成」です。着実な成果を出していただくために、採用や会計年度契約ごと（１年毎）の実績評価についてもホンミライ様との協業で見守らせていただきます。
（早期の商業出版を叶えた再移住に制限はありませんが、継続して最長3年間の任期を全うされることも歓迎です）

◆審査
・ホンミライによる①作品審査②面接試験の実施
（作品応募詳細等は要項にて。必要に応じて椎葉村側との面接あり）

◆教育
・ホンミライネットワークを駆使した編集者等による指導
（プロ編集者さんの指導を受けることで、商業出版実現に近づきます）

◆居住
・地域おこし協力隊制度を活用した家賃全額補助、執筆等活動に対する報酬
（協力隊としての執筆活動広報や地域の読書推進等を月に1日程度見込みます）

「秘境の文筆家」の募集を通じて、文学界で長生きできる才能が秘境で育まれることを願っています。