岩国市は、山陽新幹線・山陽本線などの鉄道、離島航路、岩国錦帯橋空港など、陸・海・空の交通ネットワークを有し、岩国城跡や錦川に架かる錦帯橋などを中心に毎年約300万人の観光客が訪れています。
　本郷町は岩国市の北部に位置し、清流錦川の支流、本郷川沿いに住居、農地がある、農山村です。人口は約670人。高齢化率は48.7％と人口減少と少子高齢化の進む地域です。車で1時間くらい走れば錦帯空港にも行け、高速道路のインターや新幹線の駅にも車を使用して30分程度で到着でき、都市部へのアクセスが田舎の中では容易でありながら、山や川に囲まれた、豊かな自然に恵まれた町です。
観光の中心となっている羅漢山には、オートキャンプ場、らかん高原交流センターや牧場もあり、遠く瀬戸内海も望め、夜は満天の星が見れます。
昭和62年に本郷山村留学センターを開設し、全国から里山への留学を希望する留学生を受け入れています。地元の木をふんだんに使用して作られた山村留学センターは、木の香りに包まれ、子どもたちの声がたくさん聞こえる施設です。
地域では、享保年間から伝承されている神楽舞が愛されており、山代神楽本谷保存会が伝承し、神社の例祭や、夏祭り、秋祭りなどで舞われ、山口県指定無形民俗文化財にも指定されています。