デジタルの世界から森の中へ。 IT企業のサラリーマンが林業地域おこし協力隊の一期生に!

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公開日:2024/12/26 00:32

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東京の大学を卒業後、外資系IT企業に就職し東京やシンガポールで生活していた吉田さん。2018年に、以前から関心を寄せていた林業を始めるため、宿毛市の林業地域おこし協力隊一期生として移住されました。今回は、そんな吉田さんが宿毛市に移住されたきっかけや地域おこし協力隊任期中のお話をご紹介します!

■プロフィール ・お名前 :吉田 淳之助(よしだ じゅんのすけ)さん ・移住時期:2018年4月 ・出身地 :東京都練馬区

\宿毛市地域おこし協力隊OBの吉田さんにお話を伺いました/

■ITと林業、まるで正反対のように思えますが、転身された理由は何だったのですか? 元々、外資系IT企業に努め東京やシンガポールで生活をしていました。急速に進化と成長を遂げる業界にやりがいと将来性を感じていましたが、一方で、IT技術やSNSといったツールの普及により社会が張り詰めているような感覚もありました。良くも悪くも人間関係に摩擦が生じるというか…。大学卒業後ずっとIT企業に勤めていたため、自分自身もそこから少し離れて別の道に挑戦してみたいという気持ちが芽生え始めたんです。 そのとき着目したのが“地方”でした。当時、日本で地方創生の動きが本格化したこともあり、これからは地方の方が可能性があり絶対に面白くなると確信していました。そこから、地方で挑戦するとしたら何が良いかと考えたときに“林業”を選びました。林業は他の一次産業と比較しても特に担い手が少ないと言われていましたが、それが逆にチャンスだと思ったんです。 森林で例えるとしたら、鬱蒼(うっそう)と茂ったところに新たに木を植えたとしても日が当たらず成長しにくいですよね。でも、皆伐されたところに植えたとしたら風通しも良く日もよく当たって育ちやすい。まさに後者が“地方”の状態だと思うんです。担い手が少ないからこそ個人にスポットライトが当たりやすい。何か新しいことに挑戦するには、とても良い環境だと思いました。

■なるほど…それで林業にジョブチェンジされたんですね。と言っても、なぜ宿毛市を選んだのですか? 宿毛市の林業研修制度に惹かれたからです。宿毛市には「すくも森林塾」といって、林業に興味がある人や、自分で山を間伐してみたい人など誰でも無料で参加できる研修制度があります。ここでは県外から講師を招き、座学と現場での研修を受講できるのですが、この講師である“橋本光治先生”の存在が大きかったですね。橋本先生は、自伐型林業の先駆者として全国で知られるような方です。技術面や経営面だけでなく、山との向き合い方など土台となる考え方までを指導してくれます。「この人のもとで林業を学びたい!」と志願し、宿毛市の林業ミッションの地域おこし協力隊を選びました。

■吉田さんは宿毛市の林業地域おこし協力隊一期生と聞きました!当時を振り返ってみて、どうですか? 当時は、前例がない状況で探り探りだったのでもちろん苦労も多かったです。自伐型林家(りんか)としてやっていくためには施業地を確保する必要があるのですが、協力隊1年目で施業地探しの大変さを知りました。移住者で知り合いもいなかったので、何事もゼロからのスタートです。市のバックアップを受けながら、2年目、3年目と徐々に人脈を広げ、山を所有されている方との信頼関係を築きながら開拓していきました。 私は、前職の頃から何かの立ち上げに関わることが好きだったので、そういった意味では“一期生”として入ったことがむしろ自分に合っていたのかもしれません。 そんな宿毛市の林業協力隊も今では6名のOBが市内に在住していて、それぞれが自分の道を見つけて活動していますよ。

※自伐型林業とは…森林所有者や委託を受けた小規模な林業者が、自ら間伐や伐採を行いながら森を管理する手法です。環境保全を重視しつつ、木材を活用し地域経済や雇用創出にも貢献します。

作業風景(木の伐採)
作業風景(木の伐採)
作業風景(作業道づくり)
作業風景(作業道づくり)

\吉田さんの話をもう少し聞きたい!宿毛市の林業や協力隊が気になるという方へ/

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ぜひオンラインで気軽に話しましょう!
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インタビュー中の吉田さんの様子
インタビュー中の吉田さんの様子

宿毛市

このプロジェクトの地域

高知県

宿毛市

人口 1.76万人

宿毛市

宿毛市が紹介する宿毛市ってこんなところ!

宿毛市は、人口約18,000人。 四国の西南地域に位置し、温暖な気候と豊かな自然に恵まれ、一年を通じてとても暮らしやすいところです!市の主な産業である農業は、この立地条件や気候を生かして、オクラやブロッコリーなどの露地栽培、土佐文旦や小夏などの特産果樹を展開してきました。 さらに近年は、ミョウガ、イチゴなどの施設園芸等の導入も推進しています。また、森林率84%を誇る市の山林は、銘木と名高い土佐ヒノキの一大産地であり、宿毛湾の沖合に浮かぶ沖の島の周辺には国内有数のダイビングスポットがあります!

このプロジェクトの作成者

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四国西南端に位置する宿毛市は、1年を通して温暖な気候で過ごしやすく山、川、海、島が揃う自然豊かな街です。 自然の中でのサイクリングや、川遊び、透明度の高い海でのスキューバダイビングなどのアクティビティを楽しむこともできます。