子育て世帯必見！自然遊びが日常になる島暮らしー長崎県五島列島・新上五島町ー

海は「特別な場所」ではありません。夕方の散歩コースであり、休日に家族でふらっと立ち寄れる場所です。都会なら夏の一大イベントになる海水浴も、この町では普通の休日の過ごし方。「今日暑いから海行く？」そんな軽い気持ちで楽しめます。

おすすめ海水浴場（夏は監視員がいるので安心） 蛤浜海水浴場（はまぐりはま） 白い砂浜と穏やかな波が特徴。小さな子どもも安心して遊べます。放課後や休日にふらっと訪れる地元の子どもたちの姿も見られます。

高井旅海水浴場（たかいたび） 少し高めの波とどこまでも続く水平線が見えます。オフシーズンにはサーフィンを楽しむ人の姿も。

船崎海水浴場（ふなさき） 観光客が少ない穴場のビーチ。透明度がとても高く、近くではうどん作り体験もできます。

川遊びスポットもたくさん 海だけではありません。相河や三日ノ浦などの川では、足を水に入れた瞬間の冷たさに「ひゃっ！」と叫んだり、小魚やカニ、エビを捕まえたり。木陰の涼しさと水の音が、夏の暑さを忘れさせてくれます。

新上五島町は、周辺の海には小さな島がぽつぽつと浮かび、森林面積が町全体の面積の8割を超える地形です。そんな風景を山の上から見下ろすと、まるでジオラマのようです。一番高い山でも標高443メートル。歩いて登ることもできますが、車で山頂近くまで行けるのも魅力です。夕方に訪れれば、空がピンクや紫に染まり、太陽が海に沈む瞬間を間近で見られます。家族でその景色を眺める時間は、きっと一生の宝物になるはずです。

おすすめの山 番岳（ばんだけ）標高443m 駐車場から山頂まではたった10分。気軽に挑戦でき、眼下に広がる海と島々はまるでおもちゃのようです。

山王山（さんのうざん）標高439m 昔から大切にされてきた信仰の山。山道には祠（ほこら）や石碑があり、歴史を感じながら歩けます。

高熨斗山（たかのしやま）標高431m 車でアスレチック場所まで行けます。山を一周できる遊歩道もあり、木陰が多いので子どもも楽しく歩けます。

3. キャンプ場で気軽にアウトドア

2つのアウトドア施設を紹介します。どちらも「特別な準備をしてキャンプ」というより、「今日はちょっと外でご飯食べようか」という気軽さで利用できます。

有川青少年旅行村（はまぐりキャンプ村） 蛤浜海水浴場のすぐ近く。テントサイトやログハウス、コテージがあり、日帰りでのバーベキューも楽しめます。家族でデイキャンプで利用する人も。

新魚目ふれ愛らんど 海を見渡せる広い敷地にテントサイトやログハウスがあります。テニスコート、ローラースケート場などのスポーツ設備も充実していて、道具のレンタルもあるので、思い立った時にすぐ楽しめます。

美しい夕焼けスポット 白草公園や矢堅目公園では、日が沈む前後30分の「マジックアワー」に空と海がオレンジやピンクに染まります。多くのカメラマンが訪れる場所ですが、静かに眺めるひとときは贅沢そのもの。

星空ナイトツアー 星空ガイドと一緒に夜空を楽しむツアーがあります。都会では見られない満天の星の中で、季節の星座や星の知識を学べます。

自分だけの絶景を見つけよう 島の暮らしに慣れると、こんな楽しみ方もできます。

• 夕方にふらりと海辺や丘へ出かけて、いつもは気づかない美しい色を発見
• 人が少ない道や展望所で、星空を独り占め
• 少し早起きして、朝焼けや静かな空気を感じてみる

日常に溶け込んだ贅沢な時間 新上五島町では、海も山も川も、すべてが「特別」ではなく「普通の日常」です。毎日のように美しい夕焼けを見て、満天の星空の下で眠りにつく。それが当たり前の暮らしです。

この記事の読者の皆様の移住の目的は、完璧な生活ではなく、自然とつながる豊かな時間を、家族と一緒に過ごすことではないでしょうか？

この町には、有名な観光地だけでなく「自分だけの隠れスポット」を探す楽しみもあります。思い立って知らない海辺に行ってみたり、夜の静けさに包まれた場所を見つけたり。そんな何気ない冒険こそが、暮らしの中の贅沢な時間として心に残ります。

「日常をもっと自然に近づけてみたい」

そう思ったなら、まずは一度この島を訪れてみてください。旅のつもりでも構いません。きっと「こんな暮らしもいいな」と思えるはずです。