高知県室戸市　まちの未来をデザインする地域おこし協力隊を募集！

高知県室戸市は、四国の東南端に位置し、海と山が迫るダイナミックな自然に囲まれたまちです。黒潮が打ち寄せる海岸線や、地球の鼓動を感じるような地形が広がる世界ジオパーク、豊かな水産・農産資源など、多彩な地域資源に恵まれています。一方で、人口減少や高齢化、産業の担い手不足といった課題も抱えており、地域の活力をどう再生していくかが大きなテーマとなっています。

こうした状況の中で室戸市が進めているのが、「地域の魅力を再発見し、まち全体をワンチームにしていく」ためのシティプロモーションです。単なる観光PRにとどまらず、日々の暮らしや人の営みに宿る価値を見つめ直し、それを地域内外に発信する取り組みです。たとえば、地元の食や風景を切り口にした体験イベント、地域企業や学校との協働プロジェクト、SNSを通じた日常のストーリー発信など、住民と一緒に動くことを重視しています。

近年、室戸では移住者や地域の方による新しい挑戦も始まっています。築古の建物を活用したカフェや複合スペース、子どもたちと自然をテーマにした体験イベントなど、小さな活動が少しずつ広がりつつあります。こうした機運をさらに広げ、まち全体で未来を描くためには、外からの新しい視点と行動力が必要です。

今回募集する地域おこし協力隊は、そうした動きをつなぎ、地域の内外を結ぶ「ハブ」となる存在です。地域の方々との関わりの中で室戸の価値を掘り起こし、発信やイベント企画、広報、コミュニティづくりなどを通じて「まちをワンチームにする」役割を担っていただきます。行政や地元事業者、住民と連携しながら、地域のストーリーを編み直し、室戸の可能性を一緒に広げていくことがミッションです。

活動の舞台は、自然や歴史だけではなく、人そのもの。地域に根ざして生きる人々の声に耳を傾け、その想いを形にしていく過程にこそ、この仕事の面白さがあります。外からの視点でまちの魅力を再発見し、内側からの共感を生み出す。その積み重ねが、室戸の未来を形づくる原動力になります。

あなたの感性と行動力で、このまちの“これから”を共に描いてみませんか。

今回募集する地域おこし協力隊は、地域の現場に深く関わりながら、室戸の魅力を共に見つけ、伝え、形にしていく実践的なポジションです。求めているのは、特別なスキルよりも「人と関わりながら地域の可能性を引き出したい」という姿勢。地域に寄り添いながら、自ら考え、動ける人を歓迎します。

たとえば、住民との対話の中から生まれる小さなアイデアを企画に育てたり、地域の想いを丁寧に発信したり。現場では、「誰かの思いをどうすればより多くの人に伝えられるか」を考え抜く力が求められます。外から解決策を持ち込むのではなく、地域の人と一緒に考え、動くこと。その過程を楽しめる人にとって、この仕事は大きなやりがいになるはずです。

また、シティプロモーションの要となる発信も大切な役割です。SNSや記事執筆、写真・動画の記録などを通じて、「室戸で暮らす人々のリアル」を届けます。発信経験がある方はもちろん、地域の物語を伝えたいという思いがあれば未経験でも構いません。挑戦を楽しみながら、試行錯誤していける方を求めています。

室戸での活動は、計画どおりにいかないことも少なくありません。時に想定外の課題に直面することもありますが、その中にこそ新しい発見があります。現場で試行錯誤しながら、「だからこそ面白い」と感じられる柔軟さと前向きさを大切にしています。

一つひとつのイベントや発信が、地域の未来につながっています。地域のことを自分ごととして捉え、長い視点で取り組める方にこそ、この役割はぴったりです。行政職員や地元企業、他の協力隊メンバーとも連携しながら、チームとして活動できる環境も整っています。

「地域に関わってみたいけれど、何から始めればいいかわからない」「まちづくりの現場で自分の力を試したい」「自然の中で、人と関わりながら働きたい」——そんな方に、室戸での挑戦を心からおすすめします。ここでの経験が、あなた自身の新しい未来をひらく一歩になるはずです。