「お互い様」で支え合う島。小値賀島で育む、笑顔と福祉のかたち
公開日:2026/10/15 01:15
最新情報
「興味ある」が押されました!
2026/10/17「興味ある」が押されました!
2026/10/16長崎県の五島列島に浮かぶ、人口約2,200人の小さな島・小値賀島(おぢかじま)。 漁師さんと農家さんが獲れたものを分け合うような、昔ながらの助け合いが息づくこの場所は、「日本で最も美しい村」の一つにも選ばれています。
そんな美しい島で、島民の暮らしを根底から支え、人と人とのつながりを紡ぎ続けている場所があります。それが「小値賀町社会福祉協議会(社協)」です。
「社協」と聞くと、介護サービスを提供する場所というイメージが強いかもしれません。けれど、彼らが目指しているのは、単に決まったサービスを提供するだけの機関ではありません。
「困っている人がいれば、自然に手が差し伸べられるコミュニティでありたい」「お年寄りも子どもも、みんなが笑顔で暮らせる島にしたい」
その想いの根っこには、この島で長年培われてきた「お互い様」の精神がありました。
「お客さん」ではなく、ともに島をつくる仲間。
社協の活動は、多岐にわたります。デイサービスやホームヘルパーといった高齢者の暮らしを支える仕事はもちろんのこと、彼らは常に「地域全体」を見つめています。
例えば、次世代を担う中学生たちに向けて、「福祉」についてじっくり考える体験授業を開くこともその一つ。また、一人ひとりの「困った」に寄り添い、必要な支援に繋げる相談事業も行っています。
子育て支援や住民の助け合い活動も含め、島の未来を静かに育む重要な役割を担っているのです。
小さな離島だからこそ、一人ひとりの住民との距離が近く、関わりの密度も高くなります。マニュアル通りの対応ではなく、「どうすればこの人が安心して暮らせるか」「どんな声をかけたら笑顔になってもらえるか」を自分なりに考え、実践していく。
「お世話してくれて、本当にありがとう。」 「あなたが来てくれて、本当に良かった。」
利用者さんやご家族から、そんな確かな「ありがとう」を直接受け取れることが、何よりのやりがいだとスタッフは語ります。自分の仕事が、誰かの、そして島の力になっている。そんなかけがえのない瞬間が、ここにはあります。
彼らが求めているのは、サービスを提供する側・受ける側という境界線ではありません。 「目の前のおじいちゃん、おばあちゃんに喜んでもらいたい」「地域のために何かしたい」。そんな想いを共有し、一緒に島の未来をつくっていく「仲間」のような関係性です。
社協が大切にしているもう一つのテーマが、誰もが自分らしく活躍できる環境づくりです。
デイサービスの現場を覗くと、朝から「おはよう!」「今日も元気だねぇ」と明るい声が響きます。10時の健康チェックや入浴介助を経て、お昼には島の食材を使った手作りのご飯をみんなでいただきます。午後のレクリエーションでは一緒に歌ったり、島のお祭りについて語り合ったり。
そこには、業務としての介護を超えた、人と人との温かい交わりがあります。
「福祉の経験がなくても、『想い』があれば大丈夫です」。 スタッフはそう微笑みます。完璧なスキルを求めるのではなく、一歩ずつ地域に馴染みながら、自分のペースで得意なことや役割を見つけていける寛容さが、この現場にはあります。
「ないと思ってた温かい世界が、この島にはあるって思っちゃうんですよね」そんな声が聞こえてきそうなほど、自然体で人が交わる場所。
いきなり大きな決断をしなくてもいい。まずは、この島の空気に触れてみるだけでいい。もし日常で少し息苦しさを感じているなら、羽を休めに小値賀島を訪れてみませんか?
小値賀の地で育まれているのは、単なる福祉サービスだけではありません。人が出会い、助け合い、試行錯誤しながら次の誰かへと温もりを繋いでいく。そんな有機的な関係性そのものを、じっくりと育み続けているのです。
小値賀島での暮らしや、地域を支える活動について「少し話を聞いてみたい」と思った方は、ぜひお気軽に【興味ある】ボタンを押してください!
小値賀町役場の移住窓口より、島のリアルな様子や多様な関わり方についてご案内させていただきます。
<文:小値賀町役場 移住窓口>
このプロジェクトの地域
小値賀町
人口 0.19万人
小値賀町が紹介する小値賀町ってこんなところ!
長崎県五島列島に浮かぶ小値賀島(おぢかじま)は、「なんにもないが、すべてある」という言葉がぴったりの島です。人口約2,000人の小さな島ですが、都会の喧騒から離れて、心豊かな暮らしを求める人々を魅了し続けています。
この島の最大の魅力は、手つかずの雄大な自然です。透き通るエメラルドグリーンの海、夜空に降るような満天の星、そして島全体を包み込む穏やかな「島時間」が、日々の生活を彩ります。時間に追われることなく、自然のリズムに合わせてゆったりと過ごせるため、心身ともに深くリラックスできるでしょう。海水浴や釣り、島の散策など、自然をまるごと体験できます。
そして、小値賀島を語る上で欠かせないのが、人と人との温かい繋がりです。「困った時はお互い様」という助け合いの精神や、採れたての旬の恵みを分かち合う「おすそ分け」の文化が息づいています。密着しすぎず、かといって無関心でもない、心地よい「程よい距離感」の中で、温かい人情に触れられるのは、この島ならではの魅力です。古代の遣唐使の寄港地や近代の捕鯨基地としての歴史が示すように、昔から多くの人を受け入れてきた開かれた文化が根付いています。
子育て世代にとっても、小値賀島は理想的な環境です。豊かな自然を遊び場に、子どもたちはのびのびと成長できます。少人数制の小中高一貫教育や、地域全体で見守る体制、手厚い子育て支援制度(保育料全額補助など)も充実しており、安心して子育てに取り組めます。
このプロジェクトの作成者
長崎県北松浦郡に位置する小値賀町(おぢかちょう)は、五島列島の北端に浮かぶ大小17の島々からなる魅力的な町です。そのほとんどが西海国立公園に指定され、手つかずの豊かな自然に恵まれています。
町の人口は約2,000人と小規模ですが、「なんにもないが、すべてある」という言葉が象徴するように、物質的な豊かさとは異なる、本質的な価値が息づいています。透き通る海、満天の星空、そしてゆったりとした「島時間」が日々の暮らしを彩り、心身ともにリラックスできる環境です。
小値賀町は、古くは遣唐使の寄港地、近代には捕鯨基地として栄え、昔から多くの人や文化が行き交う交流の要衝でした。「人の出入りの多い家ほど栄える」という言い伝えが残るほど、外部の人々を温かく受け入れる開かれた文化が根付いています。多様なルーツを持つ人々の歴史が、現在の移住者への温かい受容性につながっています。
アクセスは佐世保港からフェリーや高速船で約1.5時間~3時間、博多港からは夜行フェリーも運航しています。
子育て世代にとって、小値賀町は理想的な環境です。認定こども園、小中学校、高校が島内にあり、少人数での小中高一貫教育が行われています。手厚い子育て支援制度も充実しており、子どもたちは豊かな自然の中で地域全体に見守られながらのびのびと育つことができます。
人口減少という課題に直面しながらも、小値賀町は行政と住民が一丸となって移住・定住促進に力を入れています。移住相談窓口、お試し住宅、定住促進住宅、漁業・農業研修制度、新規事業支援金など、具体的なサポート体制が充実しており、「もう一つのふるさと」・を求める人々を積極的に受け入れています。