和歌山県では移住推進プロジェクトの一貫で「和歌山しごと・くらし体験」と題し、和歌山県内で約80ヶ所の職業体験をコーディネートしています。職業体験の企画を通して和歌山の移住者と話して感じたのは、それぞれが「自分のペース」を大切にして働いていることでした。

農業に転職したものの、早朝の畑仕事が体力的にきつかったため、10時就業で働いてる神奈川から移住した女性。「稼ごうと思えば、増やせるけど、それで時間を失っては、田舎で暮らしている意味が無いからセーブしている」と話す農機具の修理業を営む男性など。収入や時間の使い方、人間関係にいたるまで、自分の価値観に応じて仕事のペースを決めているのが、東京で相手のペースに合わせて仕事をしている自分にとっては強く印象に残りました。

この相談室は「自分の理想の働き方」を考える機会とお考えください。私たちは聞き手として参加者の自分の働き方の大切にしていることのお話を伺います。どんな人にとっても、だれかに「話すこと」、そして「考えを整理すること」は大切です。次の一歩を模索している方にとってはなおさらでしょう。

お話を伺った後には、これまでの知見を活かしたアドバイスを行います。そして、あなたに適した、和歌山の職場をご提案させていただきます。

東京以外の働き方にも興味があるけど、一歩を踏み出すことができないまま時間だけが過ぎていく。そういった人たちに、自分のペースを大切にした人生の選択肢を持つきっかけになればと思います。