文化施設の職員というと、かつては施設に籠っているイメージがあったかもしれませんが、現在では地域社会と連帯した広域的な事業展開が重視されています。

当施設でも、若手芸術家の作品発表の場づくりや、地域の方・子どもたち向けワークショップの開催など、これまで以上に地域や市民に働きかけることを目標に、実験的な試みにチャレンジしてきました。

将来的には、当施設が文化財と商店を繋ぐ拠点になっていくと考えています。建造物や保管されている資料などを活用した企画、または近隣を含めた環境整備の切っ掛けづくりなど、芸術・文化を起点とした地域おこしに一緒にチャレンジしていただきたく、今回の募集に至りました。

こんな方にぴったりのプロジェクトです。
・芸術、歴史、文化に関心のある方
・興味はあるけど経験やチャンスがないために芸術に関われなかった方
・固定観念にとらわれず、自分でアイディアを出してチャレンジしていきたい方
・外に出て、地域の方と関わったり地域の文化を知っていきたい方

文教の杜ながい事務局長で現役作家でもある後藤拓朗さんは、当施設での仕事について、次のようにおっしゃいます。　

「西洋美術を学んできた私にとって、日本的な家屋敷の保全・活用や、書画骨董、民具などの収蔵品の調査・研究する業務は、新たな見識を広げてくれるものとなっています。また、長沼孝三の作品や人生から、20世紀の日本美術の在り方を学べることも大きな魅力です。」

経験の有無にかかわらず、これまで蓄積されてきた資料や、地域の町並み・建造物からインスピレーションを得て、様々な企画を動かしていっていただける方をお待ちしています！

・雇用形態：地域おこし協力隊（任期は最長3年で年度ごとに更新）
・勤務時間：1日7時間で週5日（原則土日休み）
・勤務地住所：山形県長井市内
・報酬：月額200,000円
・社会保険：健康保険・厚生年金・雇用保険
・手当：期末勤勉手当、住居・車両支援

※ご希望に応じて、任期終了後も「文教の杜ながい」で働き続けられる仕組みを考えています。