木育の活動を進める地域おこし協力隊員募集中!【木育推進事業担当】
公開日:2024/07/17
終了日:2024/10/04

木育の活動を進める地域おこし協力隊員募集中!【木育推進事業担当】

●長門市のこと
山口県の北西部に位置し、人口約3万人。温暖な気候と海や山など豊かな自然環境に恵まれたまちです。農林水産業が盛んで、ブランド地鶏「長州黒かしわ」ややきとり、かまぼこなどの特産品があります。
全国的には、金子みすゞさんの故郷であることや、元乃隅神社で有名です。また、長門湯本温泉をはじめとした市内5つの温泉郷や、名刹大寧寺、香月泰男美術館、向津具半島の棚田、青海島など、自然・歴史・文化資源を活かし、観光産業を基幹産業として発展してきました。

山口県では木育と言えば「長門おもちゃ美術館」

 長門市では2016年5月に木育を推進をするために、特定非営利法人(NPO)「人と木」が発足しました。
その後、長門市・東京おもちゃ美術館・人と木と3者で、「ウッドスタート宣言」を行い、様々な活動が始まりました。木育に賛同する会員を募集し、「木育キャラバン」や「木育円卓会議」を開催。長門市で産まれた赤ちゃんに長門市の木材で、長門市の職人が制作したおもちゃをプレゼントする「誕生祝い品事業」もスタートしました。
 その後、2018年4月7日に「長門おもちゃ美術館」が道の駅「センザキッチン」の一角に、東京おもちゃ美術館の姉妹館としてオープンしました。長門おもちゃ美術館は「森と海と人をつなぐ美術館」をコンセプトにしており、木育の拠点施設としての役割も担います。館内での木育はもちろんのこと、野外での木育、出張おもちゃ美術館、ワークショップの開催などを中心に活動を広げています。
 また、市の高齢福祉課と共に高齢者サロンに出向き、フレイル予防講座を実施。農林水産課とは共に森林の整備・植栽・子どもの遊び場づくり・高齢者の森歩き・モリマルシェなど数多くの事業を展開。今年度からは日本財団の助成を受け、「海と森と人のつながりプロジェクト」を開始し、長門市らしい木育の推進につながる活動も増やしています。行政・企業・大学・林業家・NPO法人など様々な団体と協働する仕組みを構築することで、新しい形の木育の展開を実施することができるようになりました。
 おかげさまで、山口県では木育と言えば「人と木」「長門おもちゃ美術館」と浸透してきており、県内や全国各地から視察・講演・取材など多くの依頼もあります。

●長門おもちゃ美術館とは?
 東京おもちゃ美術館の姉妹館は2024年5月現在、全国で12館ありますが、中国地方では長門市だけです。東京おもちゃ美術館が監修し、2018年に全国姉妹おもちゃ美術館のひとつとして誕生しました。
 館内は、赤ちゃん広場とさじき広場、ショップなどがあり、数百点のおもちゃで来館者が楽しく遊ぶ癒しの空間です。目の前に広がる日本海を見ながら過ごす空間は、海も施設の一つであるような感覚でおもちゃ美術館と一体化しています。また、美しい海を活用し、浮き桟橋から出航する「弁天」は、日本で唯一のキッズクルーズ船であり、子どもの初めてのクルーズ体験として、人気を博しています。そして、ボランティアである赤いエプロンを着用したおもちゃ学芸員は、遊びの伝道師として活躍されています。
 この美術館の運営をNPO法人人と木が行っており、市民貢献の場所として、木育の拠点施設としての役割を担っています。

長門市おもちゃ美術館

長門市おもちゃ美術館

長門おもちゃ美術館内「木のたまごプール」

長門おもちゃ美術館内「木のたまごプール」

「木育担当」の地域おこし協力隊を募集

<地域おこし協力隊員の募集>
 今回の募集は、長門市の木育を推進し、長門おもちゃ美術館を運営するNPO法人人と木が中間支援団体として、地域おこし協力隊員を受け入れます。同館のコンセプトである「森と海と人をつなぐおもちゃミュージアム」を推進すべく、プログラム造成などに関わる隊員を募集します。

●しごとの内容は?
≪専門業務≫
1.長門おもちゃ美術館と連携した木育の推進に関すること
木育推進拠点である長門おもちゃ美術館の業務を理解し、接客等の研修を通して来館者のニーズや木育に関しての知識を深めるとともに、館内外でのイベントに関する支援を行うことで市内の木育を推進します。業務の経験が深まれば、各ワークショップやイベントなどの企画・運営にも携わっていただければと考えています。

2.森と海と人をつなぐ木育プログラムの造成に関すること
民間事業者や行政、大学等の教育機関や各関係団体等と連携を図り、長門おもちゃ美術館のコンセプトでもある「森と海と人をつなぐ木育プログラム」の造成に携わっていただきます。
研修受講や資格取得により活動に必要な技術や知識を身に付けていただきますが、新しい視点でのプログラム造成を期待しています。

3.情報発信に関すること
木育に関する情報や長門市・長門おもちゃ美術館の情報を、ホームページやSNS等を使って発信していただきます。今後、おもちゃ美術館では公式LINEの導入等も検討もされており、新しいツールを使った情報発信にも力を発揮していただけるとうれしいです。

≪協力隊員共通業務≫
・第2次長門市総合計画とまちの実態の理解。
・地域住民の一人として専門業務を推進していくため、地域と良好な関係の構築。
・その他、地域振興に関することを協議しながら実施します。

●一緒に仕事をするチーム
長門おもちゃ美術館の運営に携わるNPO法人人と木のスタッフが、隊員の活動や生活をサポートします。スタッフの多くは市内在住者で多様な経歴を持っていますので、分からないことや不安なことはいつでもお聞きください。
また、NPO法人人と木には、館内運営チームと外遊びを中心に活動するチームの2つがありますが、「木育推進」という共通目的のため、全員が協力しながら業務にあたっています。多角的に事業の展開をしていることから、担当以外の業務も全員で共有し、補い合いながら進めています。専門的な知識や技術も研修などで学び、スタッフのフォローアップも充実しています。
理事長や館長・副館長と情報を共有しつつ、スタッフからの提案も受け入れられる風通しの良い職場環境に努められています。

【理事長岩本さんからのコメント】
「木育」のハードルは低いと思っています。私が理事長に就任した時は、全くの素人。子どもと楽しくおもちゃで遊ぶことくらいしか考えていませんでした。活動しながら、学習し、人と関わることで様々な「木育」が見えてきました。それも、身近な環境や人ができること、以前は当たり前だったことなど誰もがわかりやすいものでした。各世代をつなぎ、体験活動を通して地域を活性化したいという想いを一つ一つ形にしていきました。地域の方や専門家、行政・企業・学生など得意分野を発揮していただくことで新しい展開もできました。
若い方や他地域からいらっしゃる方の、柔軟な発想や新たな企画を一緒にできたらもっと幅が広がります。「木育」を一緒に楽しめる方、ぜひ手を挙げてください。資格も経験もいりませんが、明るく学ぶ意欲がある方をお待ちしています。

高齢者森林ウォーキングの様子

高齢者森林ウォーキングの様子

NPO法人「人と木」岩本理事長

NPO法人「人と木」岩本理事長

「木育」に関心がある方からの応募をお待ちしています

●求める人物像
・自然大好き!人が大好き!な方
・事業関係者や地域住民と協力しながら活動できる方
・新しいことに楽しんで挑戦する気力と慎重さがある方
・心身ともに健康で、田舎が好きな方

●退任後の進路
・木育インストラクターや森遊びに関する取得資格を生かして、木育に関する創業(起業)
・NPO法人人と木は事業拡大を目指しており、その従業員として雇用(就業)

●応募要件について
【対象】
次の①~⑥の要件をすべて満たす方
①3大都市圏をはじめとする都市地域等に住民票を有し、任用後に長門市に住民票を移すことができる方
②普通自動車運転免許を取得している方
③ワード、エクセル、パワ―ポイント、インターネットなどの基本的なパソコン操作ができる方
④心身ともに健康で、事業関係者や地域住民と協力しながら活動できる方
⑤木育に関心のある方
⑥退任後、市内で木育に関した起業または就業により、定住する意欲のある方

【募集人数】 
1名

【勤務場所】
 長門おもちゃ美術館(長門市仙崎4297-1)
      
【任用形態】 
長門市の会計年度任用職員(一般職非常勤職員)として任用します。

【任用期間】 
令和6年11月1日~令和7年3月31日まで ※着任日は相談に応じます
※年度ごとに勤務実績等を踏まえて更新します。(最長3年まで任用可)

【勤務日等】 
勤務時間:週31時間 
 ※勤務日数や任務に差し支えない範囲での副業等相談に応じます。

【報酬】 
・月額:173,400円
・期末手当・勤勉手当:報酬月額の4.5月分(6月期、12月期それぞれ2.25月)を支給
 ただし、在職期間・勤務実績に応じて所定の割合を乗じた額を支給
・通勤手当:通勤距離が片道2km以上の場合は市の規定に基づき通勤手当相当の報酬を支給

【待遇等】 
・福利厚生:社会保険(健康保険、厚生年金)、雇用保険に加入
・住  居:市が用意した市内の空き家を隊員に貸与
(住居賃料は市負担、その他の引越費用及び光熱水費、生活用品等は自己負担)
・休  暇:任用期間等に応じて年次有給休暇及び特別休暇を付与
・服  務:一般職の地方公務員として守秘義務、職務専念義務など服務上の規程が適用されます
・そ の 他:勤務時間中の協力隊活動に必要な車両及びパソコン等は貸与、
作業着及び事務用品等は支給。

  ※協力隊に貸与する車両は勤務中のみ使用可能です。
市内での生活、通勤等の移動手段に自動車は必要不可欠ですので、自家用車の持ち込みをお勧めします。

  ※任期終了後に市内に定住、起業・就業する際、条件によっては下記補助金を活用できます。
    ・長門市地域おこし協力隊起業及び事業承継支援補助金:上限100万円
    ・長門市地域おこし協力隊定住支援補助金:上限50万円…定住に係る空き家改修
(中学生以下の子どもと同居の場合は上限75万円)

【応募期限】
令和6年8月30日(金)  ※必着

【応募方法】 
「令和6年度長門市役所会計年度任用職員登録申込書」と「長門市地域おこし協力隊応募用紙」に必要事項を記入し、長門市役所企画政策課に郵送又は持参又はメールにて提出してください。なお、提出いただいた書類は返却しません。

詳細は長門市役所のHPをご覧ください→
https://www.city.nagato.yamaguchi.jp/site/chiikiokoshikyouryokutai/54258.html

キッズクルーズ船「弁天」

キッズクルーズ船「弁天」

むしむし探検隊

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(文)長門市まちの編集者 いとうみか
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長門市
いとうみかが紹介する長門市ってこんなところ!

 長門市は、人口が約3万人、本州最北西部に位置する、温暖な気候と海や山などの豊かな自然環境に恵まれたまちです。日本海に面する海岸は、全域が北長門海岸国定公園に指定されていて、きれいな海がどこまでも広がります。自然が豊かで、食もおいしく、人も温かい。ブランド地鶏「長州黒かしわ」の“やきとり”が有名です。また、市内に5つの温泉郷があり、温泉も楽しめます。
 「みんなちがって、みんないい」童謡詩人 金子みすゞさんの故郷でもあります。

まちの雰囲気はこんな感じ→https://www.youtube.com/watch?v=C0wA46Infxk
長門市定住支援サイトはこちら→https://www.nagatoteiju.com/

いとうみか
長門市地域おこし協力隊「まちの編集者」

山口県長門市在住。
現在は、長門市の魅力を発信していく地域おこし協力隊「まちの編集者」として活動しています。

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