地域の恵みを生かすブルワリーを一緒に作りませんか

私たちの町、岩手県岩泉町は日本三大鍾乳洞の一つである、「龍泉洞」がある町としても知られています。龍泉洞内にある地底湖は、世界有数の透明度を誇り、洞内から湧き出る豊富な水は、カルシウムやミネラルを多く含んだミネラルウォーター「龍泉洞の水」として、1985年から販売され、私たちの町の誇りでもあります。

その龍泉洞から湧き出た豊かな水を使用し、安政元年(1854年)から日本酒を作っているのが、今回のプロジェクトを行う「泉金酒造株式会社」です。泉金酒造は岩泉町の中心部、うれいら通り商店街に蔵を構え、「龍泉 八重桜」を代表とする日本酒を作ってきましたが、2024年、龍泉洞の目の前に、新たにクラフトビールを作るブルワリーを、立ち上げました。

新しく始めたブルワリーは、龍泉洞の水と地域の素材でビールを作るだけではなく、地域の恵みを集め、食材として、お土産として、龍泉洞を訪れる多くの観光客に提供する場として、イートインと売店も併設されています。

ブルワリーから地域に新しい風を

龍泉洞には年間20万人もの観光客が訪れます。最近はお隣盛岡市がNYタイムズに紹介されたこともあり、海外からの観光客も多く訪れます。しかしながら年間50万人近い人が訪れていた最盛期には、遠く及ばないのが現状です。また私たちの町岩泉町も、人口減少が進み2万人を超えていた人口も、現在は8000人を切っています。

ただ、日本全体で人口が減少している現在、岩泉町だけが増えることは考えにくく、ある意味仕方ない面もあると思います。その一方で私たちを取り巻く自然は変わることなく、私たちに多くの恵みをもたらしてくれます。龍泉洞やそこから湧き出る水自体がそうであるように、素晴らしい環境や風景、そこから生まれる豊かな食が岩泉町にはあります。そして、それらの恩恵を受け、暮らしてきた人々が育んだ文化があります。

今回立ち上げたブルワリーは、クラフトビールを一つのきっかけに、昔から変わらないそれらの豊かさと、岩泉の文化を、多くの人に伝える場にしたいと考えています。

ブルワリーがある「龍泉洞 わっか」HP。龍泉洞の目の前にあります。
https://ryusendo-wakka.com/

2024年8月に岩手県産の雑穀を加えたクラフトビールが出来ました。
https://www.iwate-np.co.jp/article/2024/8/3/167539

日本三大鍾乳洞の一つ、龍泉洞の入り口です。

日本三大鍾乳洞の一つ、龍泉洞の入り口です。

「龍泉洞 わっか」の内部。写真左側奥がブルワリーです。

「龍泉洞 わっか」の内部。写真左側奥がブルワリーです。

地域に根差した企業と共に、地域の豊かさを伝えたい!

このプロジェクトの特色は、新たにブルワリーを立ち上げる主体が、地域に根差した「蔵」である事です。日本酒造りで培ってきた実績・技術を活かし、クラフトビールを製造し、岩泉町を中心とした地域の「恵み」を販売し、さらには龍泉洞を訪れた人々に、私たちの豊かさを伝える拠点として作り上げたいと考えています。

私たちは地域の人々と、新しい風を起こす拠点を一緒に作ってくれる人を募集します。

①ビール醸造部門・・・1名
 ビール醸造技術を学びながら、岩泉町を中心とした岩手県北地域の地場食材を活かしたクラフトビールの企画開発などを、他のメンバーと一緒に目指します。

②観光物産部門・・・1名
 観光物産施設の運営や商品の企画開発や、観光客誘致に向けた取り組みを目指します。

なお、双方のミスマッチを防ぐ事を目的として、エントリー前に2泊3日程度で岩泉町での暮らしや仕事を体験してもらい、担当者や関係者と直接話せる「おためしプログラム」への参加を推奨しております。開催日程や内容については、参加を希望される方と相談しながら柔軟に対応していきますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

「龍泉洞 わっか」内にあるブルワリー内部です。

「龍泉洞 わっか」内にあるブルワリー内部です。

龍泉洞の目の前にある「龍泉洞 わっか」外観です。

龍泉洞の目の前にある「龍泉洞 わっか」外観です。

最初の3年間は岩泉町地域おこし協力隊として活動していただきます

最初の3年間は「事業所型 岩泉町地域おこし協力隊」として活動して頂きます。採用された方は、岩泉町から岩泉町地域おこし協力隊として委嘱を行いますが、泉金酒造株式会社と雇用契約を結んでいただき、泉金酒造株式会社のスタッフとして活動して頂きます。
(事業所型 岩泉町地域おこし協力隊の任期は最長3年間ですが、任期終了後も泉金酒造株式会社と雇用を継続して、引き続き事業に携わっていただく事も可能です)

勤務時間:9:00~17:30
休日:当社シフトによる
基本給:経験等に応じて当社規定により定める
条件等:大都市圏又は地方都市等(過疎、山村、離島、半島などの地域に該当しない市町村)に居住している方で、委嘱後に住民票を岩泉町に異動し、居住できる方

なお、諸々の詳細についてはお問い合わせがあった際にご連絡いたします。

岩泉町には現在20名を超える地域おこし協力隊が活躍しています。

岩泉町には現在20名を超える地域おこし協力隊が活躍しています。

町の中心部を見下ろすようにそびえる宇霊羅山(うれいらさん)この麓に龍泉洞があります。

町の中心部を見下ろすようにそびえる宇霊羅山(うれいらさん)この麓に龍泉洞があります。

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岩泉町
穴田光宏が紹介する岩泉町ってこんなところ!

岩泉町といえば日本三大鍾乳洞の一つである龍泉洞が有名ですが、食の豊かさも実は素晴らしいです。もっちもっち感がたまらない岩泉ヨーグルト!短角牛に龍泉洞黒豚!日本酒の八重桜に山ぶどうワイン!山菜にマツタケ!そしてウニにアワビに鮭!まさに海から山まで、自然の恵みで溢れています。
  
また歴史文化の面では、日本全国に熱心なファンがいる中野七頭舞をはじめ、地域ごとの郷土芸能が子供たちにしっかり受け継がれています。
  
2011年の東日本大震災、2016年の台風10号被害と立て続けに大きな自然災害に見舞われましたが、全国からの温かい支援もあり、ゆっくりですが復興を遂げつつあります。
 
他の地域と同様に岩泉町も過疎化が進む地域ですが、人々は自然の厳しさと豊かさを感じながら、ゆっくりとした時間の中で、幸せに暮らしています。みなさんもぜひ一度、岩泉に来てみませんか?

穴田光宏
一般社団法人KEEN ALLIANCE

 生まれは東京都練馬区ですが、東京農業大学卒業後、岩手県岩泉町に移住。20年間住んでいました。岩泉在住中は農業と小さなハム屋をしてました。

 親のことなど、色々事情が重なり、再び東京に戻り、現在は首都圏にいながら岩手県岩泉町の移住コーディネーターをしています。
 
 岩手県岩泉町に本拠地のある一般社団法人KEEN ALLIANCEに所属し、働くことだけではなく、暮らすことも考える、岩泉型インターンシップの運営、地域おこし協力隊の募集・フォローなどを担当しています。また、岩手大学地域協創教育センターの客員教員として、学生と地域を繋ぐ仕事もしています。

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