
観光を育て、まちの未来をつくる。九十九里町・観光振興を担う地域おこし協力隊募集
最新情報
プロジェクトの募集が終了しました。
2025/09/30「興味ある」が押されました!
2025/09/28千葉県の東部、太平洋に面した九十九里町(くじゅうくりまち)は、全長66kmにおよぶ美しい海岸線「九十九里浜」のほぼ中央に位置する、海と共に生きるまちです。東京から車で約90分、特急や高速バスでもアクセスが良く、「遠すぎず、近すぎない」心地よい距離感が魅力のひとつです。
夜明けの漁港には、黙々と網を引き上げる漁師たちの姿。 日が高くなる頃には、畑に立つ農家の軽やかな笑い声。 このまちでは、「働くこと」と「暮らすこと」が地続きにあります。
町に一歩足を踏み入れると、視界いっぱいに広がる空と海、潮風とともに香る畑の緑、そして素朴でまっすぐな人々の笑顔が迎えてくれます。ここでは、時間の流れがゆっくりと感じられ、都会では気づけなかった自分の「心の声」に耳を澄ますことができます。
九十九里町の魅力は、豊かな自然だけではありません。漁業・農業・食文化など、多様な地域資源が日常の中に息づいています。
漁業では、イワシ漁をはじめとする沿岸漁業が古くから営まれており、新鮮な魚介類やそれらを活かした加工品が地域の誇りです。農業も盛んで、ネギ、きゅうり、米などの栽培が行われています。特に直売所や農産加工品の六次化への意欲は高く、可能性にあふれています。自然環境は静かで穏やか。暖かな海と澄んだ空が広がり、子育てや移住にも適した環境として注目されています。
「稼げる観光地」への挑戦を、地域とともに。
九十九里町といえば、やはり思い浮かぶのは広大な海と、まっすぐに続く砂浜。
都心から車で90分とは思えないほど、開放感あふれるこの風景は、町の象徴であり、訪れる人々の心をつかんできました。
けれど、九十九里の魅力は「海」だけではありません。
たとえば、温暖な気候を活かしたサイクリングイベントやマラソン大会。 畑や漁港を舞台にした、地元ならではの体験コンテンツ。 新鮮な食材を使ったレストランや、センスある地元住民が営む個性豊かなカフェ。
地域のあちこちに、まだ全国に知られていない“光るコンテンツ”が眠っています。
こうしたポテンシャルをどう活かすか。それが今、九十九里町が向き合っている課題です。
現状として、「観光の稼ぎ時は夏だけ」という声が多く聞かれます。暑い時期に海水浴や釣りに訪れる人は多いものの、秋・冬・春の来訪者は少なく、観光収入は季節に大きく左右されてしまいます。
また、「観光で稼ぐってどうすればいいのか分からない」という戸惑いや、「観光協会の機能や存在意義も、時代に合わせて見直す必要があるのではないか」といった問題意識も、地域の中から上がってきています。
そこで今、町が本当に必要としているのは、「観光で地域がしっかりと稼ぐ」ことを、地域全体で考え、行動するための土壌を育てること。
観光を“誰か一部のプレイヤーだけの仕事”ではなく、“まち全体の営み”として捉え直す機運を、少しずつ高めていくことが求められています。
今回募集する地域おこし協力隊のミッションは、九十九里にある観光資源や人の動きを「見える化」し、関係者の声をすくい上げながら、「稼げる観光地」への変化を地域の内側から起こしていくことです。
町には、すでに小さな挑戦を続けている事業者や、次の一手を模索しているプレイヤーたちがいます。それぞれの現場には熱意があり、工夫がありますが、それが町全体の力として結びつくには、まだ課題が残っています。
だからこそ、今必要なのは「つなぐ役割」。点在する観光の魅力や人の動きを、見える形にして整理し、それぞれの取り組みが響き合うように導いていく人の存在です。
その活動の先には、地域内に「観光は面白いし、ちゃんと地域を潤すものなんだ」という共通認識が育ち、新たな事業やコラボレーションが生まれていくはずです。
担っていただきたいことの一例はこちらです。 1)観光事業者・団体へのヒアリングや取材による情報の可視化 2)イベント・マルシェなどを通じた実証実験的な観光プロジェクトの企画・運営 3)九十九里町の観光PR、ロケ地誘致などのメディア対応 4)観光協会の体制強化に向けた関係者との連携 5)将来的な観光地域づくり法人(DMO)化への土台づくり


九十九里の観光の可能性を可視化する
以下が3年間の活動イメージになります。 ■1年目:信頼関係を築き、「見える化」する ・地域住民・観光事業者・移住者など、幅広い人と関係性を築くためのヒアリング活動 ・町内に点在する観光資源や取り組み、可能性のある素材の棚卸し・マッピング ・取材・写真・動画・記事などを活用し、地域内外に発信する「九十九里観光の見える化ノート(仮)」の作成 ・地域の小規模イベントやマルシェなどに企画段階から関与・サポートし、現場感覚をつかむ ・観光協会や行政、既存プレイヤーとの定期的な意見交換・壁打ちの場の設計
■2年目:小さく試し、共に挑戦する ・1年目の調査・対話で見えたニーズや資源をもとに、実験的な観光プロジェクトを企画・実施(例:体験ツアー、まち歩き企画、季節限定イベントなど) ・複数の観光事業者や関係者を巻き込み、「エリア単位での収益モデルの試行」を行う ・外部のクリエイター・メディア関係者との連携・プロモーション活動の強化(ロケ誘致、コラボ発信など) ・地域内の既存の観光情報発信の課題を整理し、PR方法の改善提案・支援を行う ・観光協会と連携し、次世代型観光協会(またはDMO)への可能性を検討する
■ 3年目:仕組みに昇華し、地域に託す ・2年目に成功・失敗した事例を検証・整理し、次につながる「観光プロジェクトモデル」を設計 ・自走可能な形で地域内チームを組成し、プロジェクトの主体を地域側へ段階的に移行 ・観光協会や行政と連携し、DMO(観光地域づくり法人)化の準備またはモデル事業の立ち上げ ・協力隊卒業後も継続する地域内ネットワーク・勉強会・広報仕組みの整備 ・成果・気づきを体系化し、「九十九里観光ビジョンレポート(仮)」として報告・共有
この活動の本質は、観光を一部の人の仕事から「みんなの営み」へと広げていくことです。
観光に関する特別なスキルや経験は問いません。 大切なのは、まちの人の声に耳を傾け、少しずつ共に動く姿勢です。
観光を通じて町が稼ぐ仕組みをつくることは、単にお金の話ではなく、人や地域の“つながり方”を変えていく営みでもあります。
九十九里町の観光は、まだまだ伸びしろだらけ。その中に入り込み、関係者と丁寧に関係性を育てながら、地域全体で動き出す機運をつくっていきませんか?
着任後は専門家が研修などを通じて伴走支援を行う体制も整えています。多くの地域で直面している地域おこし協力隊の活動サポートにおける問題を町として改善していくために体制づくりにも力を入れています。
○今回のプロジェクトを通じて会いたい人はこんな人。 ・観光が好き、旅が好き、人の話を聞くのが好きな方 ・地域の多様な人たちと関係性を築き、調整役として立ち回れる方 ・情報発信・イベント企画・地域振興に興味がある方 ・地域おこし協力隊の経験を活かして、観光の現場をつくりたい方 ・地域の経済を支える“新しい観光のかたち”を模索したい方
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
このような活動は、ほとんどの方にとって、初めての挑戦になると思います。だからこそ、地域の方々と一緒に悩みながら、つくり上げていく面白さがあります。
着任される協力隊の皆さんの挑戦が、地域の皆さんの新たな挑戦につながることを目指していきたいです。
ご応募お待ちしています。


募集要項
※募集者 / 主催者に連絡を取りたい場合、まずは「応募したい」ボタンを押してメッセージを送ってください。
九十九里にある観光資源や人の動きを見える化し、関係者の声をすくい上げながら地域の内側から変化を起こしていただきたいです。 担っていただきたいことの一例はこちらです。 1)観光事業者・団体へのヒアリングや取材による情報の可視化 2)イベント・マルシェなどを通じた実証実験的な観光プロジェクトの企画・運営 3)九十九里町の観光PR、ロケ地誘致などのメディア対応 4)観光協会の体制強化に向けた関係者との連携 5)将来的な観光地域づくり法人(DMO)化への土台づくり
なし
【固定費】月額266,000円(予定) 【活動費】165,000円×活動月数を上限とする額 (町に提出いただく活動計画書および活動報告書に基づき予算の範囲内で支払います。)
初年度は委嘱日から令和8年3月31日まで。 次年度からは年度ごとに委嘱し、最長で3年間となります。 ※個人への業務委託です。町との雇用契約はありません。契約期間は委嘱機関と同じです。
住所
連絡先
【福利厚生】 ・隊員と町の関係は業務委託契約のため、健康保険、年金等の社会保険は各自で加入してください。 ・住居は各自で確保してください。なお、住居借上費用は活動費に含みますが、光熱水費や共益費については活動費の対象外とします。
【応募条件】 ・3大都市圏をはじめとする都市地域等に在住し、隊員として採用された場合に九十九里町に居住し住民票を異動できる方 ・人とのつながりを大事にし、人とのつきあいが好きな方 ・心身ともに健康で、誠実に職務を行う事が出来る方
【応募方法】 ・九十九里町地域おこし協力隊応募用紙、住民票を九十九里町企画政策課にご提出ください。 (九十九里町企画政策課 〒283-0195 千葉県山武郡九十九里町片貝4099) ※詳細は以下の九十九里町ホームページをご参照ください。 https://www.town.kujukuri.chiba.jp/0000003412.html
【応募期間】 令和7年8月4日から9月30日まで
【選 考】 ・一次選考 書類選考 ・二次選考 九十九里町での面接
九十九里町
このプロジェクトの経過レポート
このプロジェクトの地域

九十九里町
人口 1.34万人

千葉県九十九里町が紹介する九十九里町ってこんなところ!
千葉県の東部、太平洋に面した九十九里町(くじゅうくりまち)は、全長66kmにおよぶ美しい海岸線「九十九里浜」のほぼ中央に位置する、海と共に生きるまちです。東京から車で約90分、特急や高速バスでもアクセスが良く、「遠すぎず、近すぎない」心地よい距離感が魅力のひとつです。
夜明けの漁港には、黙々と網を引き上げる漁師たちの姿。 日が高くなる頃には、畑に立つ農家の軽やかな笑い声。 このまちでは、「働くこと」と「暮らすこと」が地続きにあります。
町に一歩足を踏み入れると、視界いっぱいに広がる空と海、潮風とともに香る畑の緑、そして素朴でまっすぐな人々の笑顔が迎えてくれます。ここでは、時間の流れがゆっくりと感じられ、都会では気づけなかった自分の「心の声」に耳を澄ますことができます。
九十九里町の魅力は、豊かな自然だけではありません。漁業・農業・食文化など、多様な地域資源が日常の中に息づいています。
漁業では、イワシ漁をはじめとする沿岸漁業が古くから営まれており、新鮮な魚介類やそれらを活かした加工品が地域の誇りです。農業も盛んで、ネギ、きゅうり、米などの栽培が行われています。特に直売所や農産加工品の六次化への意欲は高く、可能性にあふれています。自然環境は静かで穏やか。暖かな海と澄んだ空が広がり、子育てや移住にも適した環境として注目されています。
このプロジェクトの作成者
千葉県の東部、太平洋に面した九十九里町(くじゅうくりまち)は、全長66kmにおよぶ美しい海岸線「九十九里浜」のほぼ中央に位置する、海と共に生きるまちです。東京から車で約90分、特急や高速バスでもアクセスが良く、「遠すぎず、近すぎない」心地よい距離感が魅力のひとつです。
















