【随時募集中】空き家を活かした村づくり｜“暮らしのキャディーさん”を募集！

募集の背景

川上村では地域がいつまでも続いていくように、村おこしに必死に取り組んでいます。 移住施策もその１つですが、その結果として「自分に合う場所や人との距離間のなかで自分らしい生き方をしたい！」と言う移住者が増加しています。

川上村の場合、移住の相談窓口は川上村役場にあります。ここ５年間では、31世帯を川上村の暮らしへと案内しました。 都会で住む人からしたら「31世帯か…少ないな…」と思われた方もいるかもしれません。しかし、人口が少ない川上村で空き家が活用され人口が一人増えることでも、暮らしている人の拠り所が増えて、目に見えて地域が豊かになるのです。

• あの人のおかげでいつもワクワクする。
• あの人の淹れたコーヒーが美味しくて毎日が楽しい。
• 季節のものを交換しあえたり、共有できて嬉しい。

こんなことがあちらこちらで起こり、積み重なっていくと・・・なんだか心地の良い場所になっていきそうじゃないですか？

そして私たちは、自分が案内した人が地域に馴染んでいくことに喜びを感じます。 そんなことに喜びを持てる仲間を増やしたいと考え、全国で採用されている、“空き家コーディネーター”や“地域コンシェルジュ”を地域おこし協力隊として募集することにしました。

でも、他の大きな地域と比べて、“地域の規模感”や“住民との距離”が違うため、空き家コーディネーターや地域コンシェルジュという言葉をそのまま使うことがしっくりきませんでした。

“暮らしのキャディーさん”＝空き家コーディネーター＋地域コンシェルジュ

募集タイトルの“暮らしのキャディーさん”は聞き馴染みのない言葉ですよね。もともと“キャディー”という言葉は、ゴルフ用語でプレイヤーのサポートをする人のことです。

まとめ役のコーディネーターでもなく、お世話をするコンシェルジュでもなく、移住希望者と空き家所有者のサポートをし、役場職員と一緒に目標に向かい歩んでいける人を仲間にしたいと思い、この言葉を使うことにしました。

川上村での暮らしは、関わる人の顔が見えるという“距離感”が魅力です。 だからこそ、積極的に地域に赴き、人間関係を築くことで、空き家の活用や移住者支援に結びつけられるような活動ができると考えています。

その活動を通じて、地域とともに自身の幸せを増やしていける人、地域に入り“人と人”の間で生きていきたい人を求めています。

この仕事を行う上で意識してほしいこと

空き家所有者さんや空き家に対する思いを理解することです。 空き家を単なる“モノ“と捉え、だれでも移住者を呼びさえすれば良いというわけではないということです。

空き家には所有者さんたちの思い入れがあるので、「使ってやる」という姿勢では、協力を得られない場合が多くあります。 「大切につかわせてもらう」「引き継がせてもらう」という気持ちをあなたが持ち、移住希望者さんにも共有してほしいのです。

そのためには、地域のことを知り、地域の人と良い関係を築く必要があります。 だからこそ、あなた自身が川上村を楽しみ、好きになってもらえると嬉しいです。

今回の活動には、そんな余白も使えるような働き方をご用意しておりますので、新たな働き方を探している方に是非きてもらいたいです。

◎プログラムの趣旨

• ３年後の集落支援員（準公務員）・起業・独立を目指す。
• 「キャリア」「空き家一般」「計画・管理」「情報発信」の４つの側面から座学・実地を通じて、空き家コーディネーターとしての基礎を身に着ける。

＜１年目の動き＞

• 村内研修（一社）かわかみらいふ*1
• 役場内研修（地籍調査室）*2
• 移住イベント（大阪・東京）
• 情報整理（村内空き家情報）
• 移住施策の理解

　*1 ) Point : 　一社)かわかみらいふは村内で移動販売と宅配事業を行っています。 　移動スーパーで集落を訪れたり、宅配で１軒１軒お家をまわる中で、住民さんとお話をして 　関係性を作ることができます。 　*2 ) Point: 　役場（地籍調査室）では、現地への訪問を通して、空き家等の実態や情報を集めます。 　業務を通して、相続や登記の基礎を学ぶことができます。

＜２年目の動き＞

• 情報発信
• 村内研修（関連課・村内工務店）*3
• 移住イベント（大阪・東京）
• 物件発掘（村内空き家情報）*4
• 情報整理・更新（村内空き家情報）*4
• 各種相談（運営・管理・キャリア・事業体設立）*5

　*3 ) Point : 　危険空き家判定や空き家改修現場において、活用可否の判断や修繕ポイントなどの基礎知識 　や視点を実地にて学んでもらいます。

　*4 ) Point : 　空き家の物件を発掘するために空き家所有者向けセミナーの企画をしたり、空き家所有者と 　利活用希望者とのマッチング支援をしていただきます。

　*5 ) Point : 　空き家活用に向けての企画や仕組みづくりをしていただきます。 　空き家バンク等の運営・管理・キャリア・事業体設立の可能性を探っていきます。

＜３年目の動き＞

• 情報発信
• 移住イベント（大阪・東京）
• 物件発掘（村内空き家情報）
• 情報整理・更新（村内空き家情報）
• 各種相談（運営・管理・キャリア・事業体設立）

＜卒業後の進路について＞ 川上村としては初めての試みですが、村が行っている空き家に関係するサービスを協力隊になった人（キャディさん）とどのように運営していけるかを任期中に共に探りながら、サービスを持続しながら村をより良くしていける形態にしたいです。

考えられるものとしては、以下のような形があります。

• 集落支援員（準公務員）になり同じ業務を行なう。
• 起業／独立し、役場とも連携しながら独自の運営をする。
• 役場の職員になる（採用試験あり）

いきなり考える前に、まずは川上村に実際に訪れて空気感を感じてみませんか？ 2025年10月18日に“暮らしのキャディーさん”見学ツアーを開催します。実際に見て、私たちとお話しをしてゆっくり考えてみてください。

【興味ある】を押してくださった方に詳しい資料と【協力隊見学ツアー】の申し込みフォームを送付します。（※見学ツアーは個別でも行うことができます。気軽にお申し込みくださいね。）